
院長:高木お気軽にご相談ください!

院長:高木お気軽にご相談ください!


突然、足がつったような感覚とともに鋭い痛みが走ったけど、なんとか歩けている。そんな経験をされていませんか。
「大げさに病院に行くほどでもないかな」と様子を見ているうちに、翌朝になってもズキズキと痛みが残っている…そんな方からのご相談が、当院にもよく届きます。
実は、肉離れは歩けていても、適切なケアをしないと悪化してしまうことがある怖い症状です。
今日はそんな「歩けるけど痛い」という状態に絞って、その理由から今すぐできる対処法まで、丁寧にお伝えしていきます。


当院では肉離れをはじめとした筋肉・関節のトラブルに対して、触診と独自の検査を組み合わせて原因を丁寧に見極めています。「歩けるから大丈夫」と思っていたら実は損傷が進行していたというケースも決して珍しくないので、早めにご相談いただくことを強くおすすめします
肉離れは、筋肉の繊維が部分的または完全に断裂してしまう状態のことです。スポーツ中に多いイメージがありますが、実は日常生活の中でも意外と起きやすいケガのひとつです。ふくらはぎや太もも(大腿四頭筋・ハムストリングス)に多く見られますが、腰や脇腹に起きることもあります。
筋肉は無数の細い繊維が束になって構成されています。急激に引き伸ばされたり、強い力が加わったりしたときに、その繊維の一部がブツッと切れてしまうのが肉離れです。完全に断裂するわけではなく、一部だけが切れる「部分断裂」の場合は、歩こうと思えば歩けてしまうことが多いのです。
繊維が部分的に切れているとはいえ、炎症は確実に起きています。損傷した部位には内出血が起こり、その周囲の組織が腫れてくることで痛みが生じます。「歩ける=軽症」とは必ずしも言い切れず、歩行時の痛みが続く場合は、見た目以上に組織のダメージが進んでいる可能性があります。
よく混同されるのが「こむら返り(筋けいれん)」との違いです。こむら返りは筋肉が強く収縮してしまう状態で、伸ばすとすぐに痛みが和らぐのが特徴です。一方、肉離れは伸ばしても痛みが残り、押すと特定の場所が強く痛む「圧痛点」があります。翌日以降にアザのような内出血が皮膚に現れることもあります。
#肉離れとは #筋肉断裂 #こむら返りとの違い #部分断裂 #炎症と内出血
肉離れは一概に「軽い・重い」とは言えません。医療の現場では損傷の程度によっておおまかに3段階に分類されています。歩けるからといって安心せず、自分がどの段階にあるかを把握することがとても大切です。ここでは、その分類を詳しく見ていきましょう。
筋繊維のごく一部にのみ微細な断裂が生じている状態です。日常動作では痛みが軽く、普通に歩くことができます。ただし、走ったり階段を急いで降りたりすると痛みを感じることがあります。適切なケアを行えば、1〜2週間程度での改善が期待できる段階です。
筋繊維の断裂がある程度の範囲に及んでいる状態です。歩くと痛みはあるものの、なんとか歩行は可能というケースが多いのがこの段階です。内出血が出やすく、押すと明確な圧痛点があります。スポーツ復帰までに1〜2ヶ月ほどかかることもあります。
筋繊維が広範囲にわたって断裂、あるいは完全に切れてしまっている状態です。この段階では歩行が困難になることがほとんどですが、まれに歩けてしまうケースもあります。整形外科での精密な検査が必要で、場合によっては手術が検討されることもある重篤な状態です。
| 重症度 | 症状の目安 | 改善までの目安 |
|---|---|---|
| Ⅰ度(軽度) | 歩行可能・軽い痛み | 1〜2週間 |
| Ⅱ度(中等度) | 歩行可能だが痛い・内出血あり | 1〜2ヶ月 |
| Ⅲ度(重度) | 歩行困難・強い腫れ | 2〜3ヶ月以上 |
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肉離れかもしれないと感じた瞬間から、最初の数時間の対応が回復の速さを大きく左右します。難しいことは何もありません。「RICE処置」と呼ばれる4つの基本的なステップを、落ち着いて実践してください。受傷直後の適切なケアが、その後の改善期間を短くする鍵になります。
まずは動かすことをやめてください。痛みを感じながらも無理に歩き続けると、損傷がさらに広がってしまいます。可能であれば座るか横になり、患部を休ませることが最優先です。
氷や保冷剤をタオルに包んで患部に当てましょう。15〜20分程度冷やしたら一度外し、また痛みが強くなるようなら繰り返します。直接皮膚に当てると凍傷のリスクがあるので、必ずタオル越しに使用してください。受傷後48時間は冷やすことを続けるのが基本です。
弾性包帯や圧迫できるサポーターで患部を軽く圧迫します。これにより内出血や腫れの広がりを抑えることができます。きつく巻きすぎると血行が悪くなるので、指が2本入る程度の強さを目安にしてください。
患部を心臓より高い位置に上げておくことで、腫れや内出血の広がりを効果的に抑えられます。横になった状態でクッションや丸めた毛布を脚の下に置いて、足を高くしておくだけで十分です。
痛みがあるのに無理して動き続けることは、最もやってはいけない行為です。また、受傷直後に温めることも厳禁です。炎症が起きている状態で温めると血流が増して腫れが強くなります。マッサージやもみほぐしも、損傷した繊維をさらに傷つけることになるため避けてください。
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「歩けているから、もう少し様子を見よう」という判断が、結果的に改善を遅らせてしまうことがあります。ご自身の状態を客観的に見極めることはなかなか難しいですが、次のような症状がひとつでも当てはまる場合は、専門家に診てもらうことを強くおすすめします。
以下のような状態が続いている場合は、早急に専門家に相談してください。
繰り返し同じ部位に肉離れが起きる方は、筋肉自体の柔軟性や体の使い方に根本的な問題が潜んでいることがあります。「また同じ場所を痛めた」という方こそ、一度しっかりと体全体を診てもらうことが大切です。
当院では、まず触診を丁寧に行い、損傷の程度と場所を正確に把握するところからスタートします。痛みの原因が筋肉そのものにあるのか、それとも関節や神経の問題が絡んでいるのかを多角的に確認したうえで、最適な施術の計画を立てていきます。
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肉離れは一度起こすと、同じ部位で再発しやすいという特徴があります。「なんでまた同じところを…」と落胆した経験がある方もいるのではないでしょうか。実は、再発を繰り返す背景には、筋肉の問題だけでなく、体全体のバランスや生活習慣が深く関わっていることがあるのです。
一度断裂した筋繊維は、修復の過程で「瘢痕組織」と呼ばれる硬い組織に置き換わります。この瘢痕組織は本来の筋肉よりも柔軟性が低く、再び強い力がかかると切れやすい状態になっています。痛みがなくなったからといってすぐに激しい運動に戻ると、この部位から再断裂が起きやすくなります。
体のどこかに歪みがあると、特定の筋肉に過度な負担が集中しやすくなります。例えば骨盤が傾いていると、片方の脚の筋肉ばかりが緊張した状態が続き、ちょっとした動作でも肉離れを起こすリスクが高まります。肉離れを根本から改善するためには、筋肉だけでなく体全体のバランスを整えることが欠かせません。
運動前の準備運動が不十分な場合や、慢性的な疲労が溜まっている状態で無理をした場合にも肉離れは起きやすくなります。特に年齢を重ねるにつれて筋肉の柔軟性は低下していくため、以前と同じ感覚でウォームアップを済ませてしまうことが怪我のリスクを高めます。
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痛みが落ち着いてきたら、次のステップとして再発を防ぐためのセルフケアを習慣にしていきましょう。焦って動き出すのではなく、体の回復に合わせて段階的にケアを進めることがポイントです。
痛みが完全に引いてから、ゆっくりとしたストレッチを始めましょう。受傷後すぐに無理なストレッチをすることは逆効果になります。目安は、患部を伸ばしたときに「気持ちいい」と感じる程度の強さで、1回20〜30秒を1日2〜3セット行うことです。
回復が進んできたら、患部周辺の筋肉を強化するトレーニングを取り入れましょう。スクワットやカーフレイズ(かかとの上げ下げ)など、日常生活の中でできる簡単なものから始めると継続しやすいです。ふらつきがある方は片足立ちのバランストレーニングも効果的です。
運動前後のウォームアップとクールダウンをしっかり行うことはもちろん、日頃から十分な水分補給と睡眠をとることも筋肉のコンディションを整えるうえで重要です。また、長時間同じ姿勢でいる方は、こまめに体を動かすことで筋肉の緊張を溜め込まないようにしましょう。
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「歩けているから、きっと大丈夫」。そう自分に言い聞かせながら、痛みを抱えたまま毎日を過ごしていませんか。
私が治療家を志したのは、西洋医学では「治らない」と言われた自分自身の喘息が、父のカイロプラクティックで改善できたという実体験があったからです。だからこそ、どんな症状でも「なぜそうなっているのか」という原因を丁寧に見つけることを最も大切にしています。
肉離れは放置すれば再発リスクが高まり、慢性的な痛みに変わってしまうこともあります。でも、正しいタイミングで適切なケアをすれば、しっかりと改善できる症状でもあります。
一人で抱え込まずに、いつでも気軽に相談してください。あなたが普通に歩けて、好きなスポーツや日常生活を思い切り楽しめるように、当院のスタッフ全員で全力でサポートします。