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左向きで寝ると体に良い?院長が教える正しい寝方

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こんにちは、湘南カイロ茅ヶ崎整体院の高木です。最近、患者さんから寝るときの姿勢についてのご相談をよくいただきます。特に「左を下にして寝ると体に良いって本当ですか」という質問が増えています。

実は寝る姿勢は睡眠の質だけでなく、胃腸の働きや呼吸、さらには体の歪みにまで影響を与える大切な要素なんです。私自身、小児喘息で苦しんでいた頃は呼吸がしやすい姿勢を無意識に探していましたし、父の施術を受けるようになってから寝姿勢の重要性を実感しました。今回は睡眠と姿勢の関係について、整体院長の立場から詳しくお話ししていきます。

院長:高木

寝姿勢を変えるだけで朝の目覚めが変わることもあります

目次

左を下にして寝ることで得られる体への効果

左を下にして横向きに寝ることは、実は理にかなった健康法として多くの専門家が注目しています。私たちの内臓の配置を考えると、左側を下にすることで自然な体の働きをサポートできるんです。

まず胃の形状と位置が関係しています。胃は体の左側から中央にかけて位置しており、食道とつながる入口が上部の右寄り、十二指腸へとつながる出口が下部の右側にあります。左を下にすることで胃の出口が下を向く形になり、消化された食べ物がスムーズに腸へと流れやすくなるんです。

特に夜ご飯を食べた後、すぐに横になる習慣がある方や逆流性食道炎でお悩みの方には、左側を下にした寝方をおすすめしています。胃酸が食道に逆流しにくい構造になるため、胸焼けや喉の違和感を軽減できることが多いです。実際に当院に来られる逆流性食道炎の患者さんにも、就寝時の姿勢指導を行い改善につながっています。

心臓への負担を軽減できる理由

心臓は胸の左寄りに位置していますが、左を下にすることで心臓が重力の影響を受けにくくなるという考え方があります。右を下にすると心臓が体の重みで圧迫される可能性があるため、左側を下にした方が循環器系への負担が少ないとされているんです。

もちろん健康な方であれば右向きで寝ても心臓に大きな問題が出ることはありませんが、心臓に不安がある方や妊娠中の方は左向きを推奨されることが多いです。妊娠後期になると大きくなった子宮が右側の血管を圧迫しやすくなるため、産科でも左向き寝を勧められることがあります。

リンパの流れを促進する効果

体の左側には胸管という太いリンパ管が走っています。これは全身のリンパ液の約75%を集めて心臓へと戻す重要な管です。左を下にして寝ることで重力を利用してリンパの流れを促進できると考えられており、老廃物の排出やむくみの改善につながる可能性があります。

朝起きたときに顔や手足がむくんでいる方、デスクワークで夕方になると足がパンパンになる方は、寝る姿勢を見直してみるのも一つの方法です。当院でもリンパの流れを整える施術を行っていますが、日常生活での姿勢改善と組み合わせることでより効果を実感していただいています。

左向き寝にもデメリットがあることを知っておこう

どんな寝姿勢にもメリットとデメリットがあり、左向きだけが正解というわけではありません。むしろ一つの姿勢に固執しすぎると、体に新たな問題を引き起こすこともあるんです。

左肩や左腰に負担がかかりやすい

左側を下にして寝続けると、当然ながら左肩や左の骨盤に体重がかかり続けます。適切な寝具を使っていない場合や、同じ姿勢で長時間過ごすと肩や腰の痛みの原因になることがあります。

実際に当院に来られる患者さんの中にも、健康に良いと聞いて左向きばかりで寝ていたら左肩が痛くなったというケースがあります。体に合わない枕やマットレスを使っていると、横向き寝は特に首や肩への負担が大きくなるため注意が必要です。

顔の歪みや皮膚への影響

いつも同じ方向を向いて寝ていると、下になる側の顔が枕で圧迫され続けることになります。これが長年続くと顔の歪みにつながったり、片側だけにシワができやすくなったりすることもあります。

また圧迫によって血流が悪くなり、朝起きたときに顔がむくんでいることもあります。美容を気にされる方は、寝返りを打ちやすい環境を整えることも大切です。

内臓の位置による個人差

実は内臓の位置には個人差があり、必ずしも左向きがすべての人に合うとは限りません。特に過去に手術をされた方や内臓の位置が通常と異なる方は、自分の体に合った寝方を見つけることが重要です。

当院では施術の際に患者さん一人ひとりの体の状態を確認し、その方に最適な生活習慣のアドバイスを行っています。一般論として良いとされることでも、あなたの体には合わないこともあるということを覚えておいてください。

右向きと左向きの使い分け方

どちらか一方だけが正しいのではなく、状況に応じて使い分けることが理想的です。自分の体調や目的に合わせて寝る姿勢を選んでみてください。

食後すぐに横になるなら左向きを選ぶ

夕食後にすぐベッドに入る習慣がある方は、左側を下にすることで消化をサポートできます。胃の形状を考えると食べ物が腸へと流れやすくなり、胃もたれや膨満感を軽減できることがあります。

ただし本来は食後2〜3時間は横にならない方が胃腸の負担は少ないです。仕事の都合などでどうしても難しい場合は、クッションで上半身を少し高くして左向きで休むと良いでしょう。

肝臓をいたわるなら右向きも効果的

肝臓は体の右側に位置する大きな臓器です。右を下にすることで肝臓への血流が増え、解毒作用や代謝機能がサポートされるという考え方もあります。

お酒を飲んだ日や疲労が溜まっているときは、あえて右向きで寝てみるのも一つの方法です。ただし逆流性食道炎の症状がある方は避けた方が良いでしょう。

寝返りを打てる環境が最も大切

実は最も重要なのは、どちらか一方の向きに固定することではなく、寝返りを自然に打てる環境を整えることです。人は一晩に20〜30回ほど寝返りを打つと言われており、これは体の血流を保ち筋肉の緊張を防ぐための自然な動きなんです。

寝返りがスムーズにできないと体の一部に負担がかかり続け、朝起きたときの腰痛や肩こりの原因になります。適切な硬さのマットレスと高さの合った枕を選ぶことが、質の良い睡眠には欠かせません。

横向き寝を快適にするための工夫

左向きでも右向きでも、横向きで寝るときには体をしっかり支える工夫が必要です。正しい姿勢で寝られるかどうかで翌朝の体調が大きく変わってきます。

枕の高さを調整する

横向きで寝るときは、頭から首、背骨までが一直線になる高さの枕を選びましょう。低すぎると首が下がって首や肩に負担がかかり、高すぎると頭が上がって同じく首を痛めます。

仰向け用の枕では横向きには低すぎることが多いため、専用の枕を使うか、タオルなどで高さを調整すると良いです。枕の素材も硬すぎず柔らかすぎないものを選び、頭の重さをしっかり支えられるものが理想的です。

抱き枕やクッションを活用する

横向きで寝ると上側の腕や脚の置き場に困ることがあります。そのまま下側の体に乗せてしまうと圧迫されて血流が悪くなり、しびれの原因になることもあります。

抱き枕を使えば上側の腕と脚を自然な位置で支えられ、体のねじれを防ぐことができます。特に妊娠中の方や腰痛をお持ちの方には、体への負担を軽減する助けになるはずです。

マットレスの硬さを見直す

横向き寝では肩と腰に体重が集中するため、適度に沈み込む弾力性のあるマットレスが適しています。硬すぎると圧迫感が強くなり、柔らかすぎると体が沈み込みすぎて寝返りが打ちにくくなります。

体圧を分散できる素材のマットレスや、横向き寝専用に設計されたものを試してみるのも良いでしょう。寝具選びで迷ったら、実際に店舗で横になって試してみることをおすすめします。

寝姿勢以外にも大切な睡眠環境の整え方

左向きで寝ることも大切ですが、それだけでは睡眠の質は上がりません。寝室の環境や就寝前の過ごし方も含めて、総合的に見直していくことが必要です。

室温は夏なら25〜26度、冬なら18〜20度程度が快適とされています。湿度は50〜60%を保つことで喉や肌の乾燥を防げます。寝室が暗く静かで、リラックスできる空間になっているかも確認してみてください。

また就寝前のスマートフォンやパソコンの使用は、ブルーライトの影響で睡眠ホルモンの分泌が抑えられてしまいます。寝る1時間前にはデジタル機器から離れ、読書や軽いストレッチなどでリラックスする時間を作りましょう。

当院での睡眠と姿勢に関する施術とアドバイス

湘南カイロ茅ヶ崎整体院では、睡眠の質を改善するための体の調整と生活習慣のアドバイスを行っています。どんなに良い寝方を心がけても、体そのものが歪んでいたり筋肉が緊張していたりすると、快適な睡眠は得られません。

当院では姿勢分析システムで体の歪みを数値化し、メタトロンで自律神経の状態や栄養バランスまで確認します。睡眠の質が低下している原因が寝姿勢だけでなく、実は自律神経の乱れや内臓の疲労だったということも少なくありません。

例えば首や肩の緊張が強いと枕の高さが合っていても違和感があり、腰や骨盤の歪みがあると横向きで寝たときに痛みが出やすくなります。施術で体のバランスを整えることで、どんな姿勢でも快適に眠れる体づくりをサポートしています。

まとめ:自分に合った寝方を見つけることが大切

左向きで寝ることは胃腸の働きをサポートし、リンパの流れを促進するなど多くのメリットがあります。しかし同じ姿勢ばかりでは体に負担がかかることもあるため、状況に応じて使い分けることが理想的です。

大切なのは寝返りを自然に打てる環境を整え、朝起きたときに体が楽だと感じられることです。もし今の寝方で朝の目覚めが悪い、体のどこかに痛みがある、疲れが取れないと感じているなら、寝姿勢だけでなく体の状態そのものを見直す必要があるかもしれません。

私自身が喘息で苦しんでいたとき、呼吸がしやすい姿勢を探すのに苦労した経験があります。今も睡眠の質で悩んでいる患者さんを多く診ていますが、体を整えて適切な生活習慣を取り入れることで改善される方がたくさんいらっしゃいます。一人で悩まず、睡眠や体の不調についてはいつでも相談してください。あなたが健康な毎日を取り戻せるよう、全力でサポートします。


院長:高木

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