
院長:高木お気軽にご相談ください!

院長:高木お気軽にご相談ください!
朝起きた時や、仰向けに寝転ぶ時、ちょっと空を見上げた時に、突然首に痛みが走った経験はありませんか。日常生活の中で避けられない「上を向く」という動作なのに、その時だけ痛みが出てしまうのは本当に困りますよね。多くの人が抱えるこの悩みは、実は体からのサインかもしれません。当院に来られる患者さんの中にも、上を向くと首が痛いというお悩みを持っている方がたくさんいます。その痛みの背景には、デスクワークの増加、スマートフォンの使用、日々の生活習慣など、さまざまな原因が隠れています。


院長の高木聖司です。小児喘息で西洋医学では治らないと診断されながらも、カイロプラクティックの施術で克服した私だからこそ、症状の原因を根本から見つめることの大切さを理解しています。
今回お話しする首の痛みも、痛い部分だけを見ていては改善しません。体全体のバランスや生活習慣も含めて、総合的にアプローチすることが真の改善につながるのです
首に痛みが出るというのは、その部分に何らかの負担がかかっているというサインです。特に上を向くという動作は、首の筋肉と骨が最大限に伸び、椎骨が後ろ側に移動する瞬間です。この時に首の神経が圧迫されたり、筋肉が過剰に緊張していたりすると、痛みとして現れてしまうのです。
私たちの体は、頭を支えるために首にかなりの負担を常に抱えています。大人の頭の重さは平均で4~5キログラムもあり、それを細い首の骨と筋肉で支えているわけです。その上にデスクワークの時間が長かったり、スマートフォンを見下ろす姿勢を繰り返したりすると、首の筋肉は疲れ果ててしまいます。
上を向いた時に痛みが出ている患者さんを施術する時、私たちは共通した原因パターンを見つけています。その原因を正しく理解することが、改善への第一歩になるのです。
デスクワークやスマートフォン使用により、多くの人が「ストレートネック」という状態になっています。本来、首は緩やかなS字カーブを描いているのですが、この姿勢が続くと首が真っすぐになってしまうのです。この歪みが進行すると、上を向いた時に椎骨が通常以上に後ろに移動して、神経を圧迫するようになります。
私の患者さんの中には、気づかないうちに頭を前に突き出す癖がついていた方が多くいます。仕事に集中していると自然とそうなってしまい、気がつけば首の後ろが張ってパンパンになっていたというお話をよくお聞きします。
ストレスや日々の生活の中で、首の筋肉は常に緊張した状態にあります。特に僧帽筋という首から背中にかけての大きな筋肉は、精神的なストレスを受けやすく、硬くなりやすい傾向があります。筋肉が硬くなると、上を向こうとした時に筋肉の柔軟性が失われ、痛みとして現れてしまうのです。
これは運動不足の方に顕著です。筋肉を動かさないと血液の流れが悪くなり、酸素と栄養が筋肉に届きにくくなります。その結果、筋肉は疲労物質を溜め込み、さらに硬くなるという悪循環に陥ってしまいます。
意外かもしれませんが、首の痛みと自律神経のバランスは深く関係しています。ストレスが強い状態が続くと、交感神経が優位になり、体全体の筋肉が緊張します。特に首は自律神経の中枢に近い場所であり、ここの緊張が強まると、上を向いた時に痛みが出やすくなるのです。
また、当院では整形外科的な問題だけでなく、内臓の状態もチェックします。例えば、胃腸の調子が悪いと、反射的に首や肩の筋肉が緊張することがあります。このような内臓からのアプローチは、一般的な治療院では対応していないのですが、根本改善には欠かせない視点なのです。
首の痛みを改善するには、医学的な施術と同時に、ご自身での取り組みも重要になります。ここでは、ご自宅で実践できる方法をいくつかご紹介します。
毎日5分程度でいいので、首の周りの筋肉をゆっくりと伸ばしてあげてください。横に首を傾けて10秒間キープ、次に反対側も同じように行います。前に倒す時は、両手を組んで首の後ろにあて、ゆっくりと前に倒していきます。ここで大切なのは、無理に力を入れないことです。痛気持ちいいくらいの力加減が、筋肉をリラックスさせるのに最も効果的です。
デスクワークをする時は、画面の位置を目線の高さに合わせるようにしてください。ノートパソコンは画面が下を向きやすいので、スタンドを使って高さを調整することをおすすめします。スマートフォンも同じで、下を向いて見るのではなく、できるだけ目の高さで持つように心がけましょう。
1時間ごとに5分程度、立ち上がって体を動かす時間を作ることも重要です。デスクワークが続くと、知らず知らずのうちに体が固まってしまいます。定期的に休憩を入れることで、筋肉の緊張をほぐすことができます。
朝日を浴びることで、体の内部時計がリセットされ、自律神経のバランスが整いやすくなります。毎朝、カーテンを開けて5~10分間、光を浴びるだけで効果があります。また、夜の就寝1時間前から照明を少し暗くすると、副交感神経が優位になり、より質の高い睡眠が得られるようになります。
食事の時間を毎日同じにすることも、自律神経のバランスを整える効果的な方法です。体のリズムが安定すると、筋肉の緊張も自然と緩和されるようになります。
ご自身での対処も大切ですが、痛みの根本原因を見つめるには、医学的なアプローチが欠かせません。当院では、一般的な治療院とは異なる検査システムを導入しています。
まず初診時に、最新のAI姿勢分析システムで体の歪みを数値化します。その後、ロシアで開発されたメタトロンという医療機器を用いて、神経の乱れ、体質、栄養状態、そしてストレスレベルなど、痛みの背後にある多角的な原因を調べていきます。これは単に首や肩の状態を見るのではなく、体全体のバランスから痛みの原因を追究するという当院独自のアプローチです。
検査結果から分析した真の原因に対して、当院独自の施術を行い、ご自身で実践すべき生活習慣の改善点もお伝えします。つまり、施術家が一方的に治すのではなく、患者さんと一緒に改善の道を歩んでいくというスタイルなのです。
首の痛みがどのくらいで改善するかは、痛みの原因、症状の進行度、そして生活習慣の改善状況によって異なります。一般的には、軽い痛みなら数週間で改善する方も多いのですが、長年積み重なった歪みがある場合は、3~6ヶ月程度の期間を要することもあります。
大切なのは、施術だけに頼るのではなく、ご自身の生活習慣の改善と並行して進めることです。それにより、単に痛みが消えるだけでなく、再発しない体を作ることができるのです。当院の患者さんの中には、完治後も定期的にメンテナンスに来られる方が多くいます。これは予防医学の観点から見ても、非常に理想的な状態だと考えています。
首の痛みがあると、ついつい上を向く動作を避けようとしてしまいます。空を見上げる、天井を見る、後ろを振り返る…こうした日常的な動作ができなくなると、生活の質が落ちてしまいますよね。首の痛みで悩んでいる多くの患者さんが、改善後に「こんなに簡単に上を向けるようになるなんて」とおっしゃいます。
あなたも、そのような喜びを感じることができます。ただし、そのためには、今この瞬間に行動を起こすことが大切です。「もう一生この痛みと付き合わなければならない」と諦める必要はありません。医師から「治らない」と言われた私の喘息も、適切な施術と生活習慣の改善により、完全に改善することができました。
当院では、首の痛みについても同じ想いで診ています。あなたの体が何を訴えているのか、その声を丁寧に聞き、根本から改善する施術を提供いたします。一人で悩まずに、いつでもお気軽にご相談ください。一緒に、痛みのない体を取り戻しましょう。