
院長:高木お気軽にご相談ください!

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こんにちは、湘南カイロ茅ヶ崎整体院の高木聖司です。朝起きたときや仕事中に突然左手がしびれて、何か重大な病気なのではないかと不安になった経験はありませんか。片側だけのしびれは特に心配になりますよね。
実は当院にも「最近左手のしびれが続いていて心配で」と相談に来られる方が本当に多くいらっしゃいます。パソコン作業が多い方や、家事で手を酷使している方など、年齢も職業もさまざまです。しびれの原因は実に多岐にわたり、生活習慣によるものから緊急性の高いものまで存在します。
今回は左手にしびれを感じている方に向けて、考えられる原因や緊急度の判断方法、そして自分でできる対処法まで詳しくお伝えしていきます。


しびれは体からの大切なサインです。原因を正しく知ることで適切な対応ができます
手のしびれは神経が何らかの原因で圧迫されたり、血流が悪くなったりすることで発生します。左手だけにしびれを感じる場合、その原因は大きく分けて末梢神経の問題と中枢神経の問題の二つに分類できるんですね。
末梢神経の問題とは、首から手先までの神経の通り道のどこかで圧迫や炎症が起きている状態です。長時間のデスクワークで首や肩の筋肉が硬くなると、そこを通る神経が圧迫されやすくなります。また手首や肘など関節部分のトンネル状の構造で神経が締め付けられることもあります。
一方、中枢神経の問題は脳や脊髄といった体の司令塔に関わるものです。こちらは緊急性が高いケースも含まれるため、症状の見極めが非常に重要になってきます。しびれの感じ方や範囲、その他の症状の有無によって原因を推測することができます。
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左手のしびれで最も注意が必要なのは、脳梗塞や脳出血といった脳血管障害の可能性がある場合です。これらは一刻を争う状態ですので、特徴的な症状を知っておくことが大切になります。
突然左手だけでなく左足にもしびれや脱力感が出現した場合は要注意です。片側の手足が同時にしびれるのは脳からの信号に問題が起きている可能性を示唆しています。さらに顔の片側がゆがむ、ろれつが回らない、激しい頭痛を伴う場合はすぐに救急車を呼んでください。
また心臓疾患の前兆として左手にしびれが出ることもあります。特に左肩から左腕、左手にかけての痛みやしびれで、胸の圧迫感や息苦しさを伴う場合は狭心症や心筋梗塞の可能性があります。こうした症状が現れたら速やかに医療機関を受診することが命を守ることにつながります。
時間経過も重要な判断材料です。数分で治まる一時的なしびれなら経過観察でよい場合が多いですが、数時間から数日続く、あるいは徐々に悪化しているしびれは何らかの疾患が隠れている可能性が高まります。
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緊急性は低いものの、左手のしびれで最も多い原因の一つが首の骨や椎間板の問題です。頚椎と呼ばれる首の骨は7つありまして、その間にクッションの役割を果たす椎間板が存在しています。
加齢や長年の姿勢の悪さによって椎間板が変性したり、飛び出したりすると近くを通る神経根を圧迫してしまいます。圧迫される神経の場所によってしびれる指が変わってくるのが特徴です。第6頚神経が圧迫されると親指側に、第7頚神経なら人差し指や中指に、第8頚神経なら薬指や小指にしびれが出やすくなります。
首を後ろに倒したり横に傾けたりするとしびれが強くなる、朝起きたときに特に症状が強いといった特徴があれば頚椎の問題を疑います。当院でも首や肩周りの筋肉の緊張を緩めることで症状が改善するケースを数多く見てきました。
手首の手のひら側には手根管というトンネル状の構造があり、ここを正中神経という神経が通っています。この神経が圧迫されて起こるのが手根管症候群です。
特に親指から薬指の親指側半分にかけてしびれを感じるのが典型的で、明け方に症状が強くなって目が覚めることもあります。手を振ったりブラブラさせたりするとしびれが和らぐのも特徴的です。パソコンのマウス操作や包丁を使う作業など、手首を反復的に使う動作が多い方に発症しやすい傾向があります。
女性の方が男性より3倍ほど多く発症するといわれていまして、特に妊娠中や更年期の女性に多く見られます。ホルモンバランスの変化で手根管内の組織がむくみやすくなることが関係しているんですね。
肘の内側を通る尺骨神経が圧迫されて起こるのが肘部管症候群です。小指と薬指の小指側半分にしびれや痛みが出るのが特徴で、進行すると指の動きが悪くなったり手の筋肉が痩せてきたりします。
肘を曲げた状態を長く続けると症状が悪化しやすいため、デスクワークで肘をついて作業する癖がある方や、寝るときに肘を深く曲げて寝る方は注意が必要です。過去に肘を骨折したことがある方も発症リスクが高まります。
首の付け根から腕に向かう神経や血管の通り道が狭くなって圧迫される状態を胸郭出口症候群といいます。なで肩の女性や重いものを持つ仕事をしている方に多く見られる症状です。
腕を上げる動作や洗濯物を干すときなど、腕を挙げた姿勢でしびれや痛みが強くなります。手全体のしびれに加えて、肩や首の痛み、腕のだるさを伴うことが多いのも特徴です。姿勢の改善や肩甲骨周りの筋肉を鍛えることが予防と改善につながります。
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糖尿病が長く続くと高血糖の影響で全身の神経がダメージを受けます。特に手足の先端から症状が現れることが多く、両手両足に左右対称にしびれが出るのが典型的です。
ただし初期段階では片手だけにしびれを感じることもあります。ジンジン、ピリピリといった表現をされる方が多く、靴下や手袋をはめているような感覚と表現されることもあります。糖尿病と診断されている方や、のどが渇きやすい、尿の回数が多いといった症状がある方は血糖値のコントロールが重要です。
神経の正常な働きにはビタミンB1、B6、B12といったビタミンB群が不可欠です。これらが不足すると末梢神経に障害が起こり、手足のしびれや感覚の異常が現れることがあります。
アルコールをよく飲まれる方や極端な偏食をしている方、胃の手術を受けた方などはビタミンB群が不足しやすい傾向があります。食事の見直しやサプリメントの活用で改善するケースも多く見られます。
女性の場合、更年期のホルモンバランスの変化によって手指のしびれや痛みが出ることがあります。特に朝起きたときに手がこわばる、指が曲げづらいといった症状を伴うことが多いです。
40代後半から50代の女性で、ほてりや発汗、イライラなど他の更年期症状も一緒に現れている場合は、ホルモンの影響を考える必要があります。
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緊急性が低く、日常生活での疲労や姿勢が原因と考えられるしびれには、まず自宅でできるセルフケアを試してみることをおすすめします。ただし症状が続く場合や悪化する場合は早めに専門家に相談してくださいね。
まず姿勢の見直しが何より大切です。デスクワークの際は画面の高さを目線と同じくらいにして、首が前に出ないよう意識しましょう。椅子に深く腰掛けて背もたれを使い、腕の重みを机で支えるようにすると首や肩への負担が減ります。30分に一度は立ち上がって体を動かす習慣をつけることも効果的です。
首や肩のストレッチも有効です。首をゆっくり前後左右に傾けたり、肩を大きく回したりする動作を1時間おきに行うとよいでしょう。ただし痛みが出る範囲まで無理に動かすのは逆効果ですので、気持ちいいと感じる程度にとどめてください。
温めることで血流を改善するのも一つの方法です。お風呂にゆっくり浸かったり、首や肩にホットタオルを当てたりすることで筋肉の緊張がほぐれます。ただし急性の炎症がある場合は冷やす方がよいこともありますので、症状の経過を見ながら判断してください。
睡眠時の姿勢にも注意が必要です。高すぎる枕や柔らかすぎるマットレスは首や背骨に負担をかけます。仰向けで寝るときは首のカーブを保てる高さの枕を選び、横向きなら頭から背骨が一直線になる高さが理想的です。
規則正しい生活習慣と栄養バランスの取れた食事も神経の健康には欠かせません。ビタミンB群を多く含む豚肉、レバー、魚類、大豆製品などを積極的に取り入れましょう。十分な睡眠と適度な運動も全身の血流を改善して症状の緩和につながります。
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自分でケアをしても改善しない、あるいは症状が進行している場合は早めに専門家に相談することが大切です。具体的にどんなときに相談すべきか、その目安をお伝えします。
しびれが2週間以上続いている場合は何らかの原因が持続している可能性が高いです。一時的な血行不良や疲労であれば数日で改善することが多いため、長引くしびれは注意が必要になります。
しびれの範囲が広がってきたり、左手だけでなく左足にも症状が出始めたりした場合も要注意です。神経の障害が進行している可能性や、より広範囲に影響を及ぼす疾患が隠れている可能性があります。
手の力が入りにくい、物を落としやすくなった、細かい作業がしづらくなったなど、しびれに加えて運動機能の低下が見られる場合は早めの対応が必要です。神経の圧迫が強くなっている可能性があり、放置すると筋力低下が進行してしまうこともあります。
夜間に症状が強くて眠れない、日常生活に支障が出ているといった場合も我慢せずに相談してください。生活の質を保つことは健康にとって非常に重要です。
どこに相談すればよいか迷う方も多いと思います。突然の激しいしびれや脱力感がある場合は脳神経外科や神経内科、指のしびれで整形外科的な問題が疑われる場合は整形外科、全身症状を伴う場合は内科が適しています。当院のような整体院やカイロプラクティック院では、筋肉や骨格のバランスを整えることでしびれの改善をサポートできます。
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しびれを一度改善しても、根本的な原因に対処しなければ再発してしまいます。日々の生活の中で予防を意識することが長期的な健康につながります。
職場環境の整備は予防の第一歩です。パソコン作業が多い方は、キーボードとマウスの位置を体に近づけて、肘が90度くらいになる高さに調整しましょう。ノートパソコンを使う場合は外付けキーボードやマウスを使用して、画面の高さを上げることで首への負担が軽減されます。
同じ姿勢を長時間続けないことも大切です。どんなに正しい姿勢でも、同じ姿勢を維持し続けると筋肉が硬くなり血流が悪くなります。タイマーをセットして定期的に体勢を変えたり、立ち上がったりする習慣をつけましょう。
適度な運動習慣は全身の血流を改善して神経の健康を保ちます。ウォーキングや水泳など全身を使う有酸素運動がおすすめです。週に2〜3回、30分程度の運動を続けることで筋肉の柔軟性も保たれます。
ストレスマネジメントも意外と重要な要素です。精神的なストレスは筋肉の緊張を引き起こし、血流を悪化させます。深呼吸や瞑想、趣味の時間を持つなど、自分なりのリラックス方法を見つけてください。
定期的な体のメンテナンスとして、整体やカイロプラクティックを利用するのも一つの方法です。症状が出る前から体のバランスを整えておくことで、しびれなどの不調を予防することができます。
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左手のしびれは軽く考えがちですが、実は体が何かを訴えているサインかもしれません。原因は末梢神経の圧迫から脳血管障害まで実に多様で、緊急性の判断が何より重要になってきます。
私が日々多くの方の体と向き合う中で感じるのは、早めの対応が症状改善の鍵だということです。「しばらく様子を見よう」と放置している間に症状が進行してしまうケースも少なくありません。特に突然のしびれや脱力感、他の症状を伴う場合は迷わず医療機関を受診してください。
一方で、日常的な姿勢の悪さや筋肉の緊張から来るしびれは、生活習慣の改善や体のメンテナンスで十分に改善可能です。セルフケアを続けても改善しない場合は、一人で悩まずにいつでも気軽に相談してほしいと思います。
当院では筋肉や骨格のバランスを整えることで、神経の圧迫を取り除き、血流を改善する施術を行っています。左手のしびれでお悩みの方は、どんな些細なことでも構いませんので、ぜひ一度ご相談ください。あなたの体が本来持っている回復力を引き出すお手伝いをさせていただきます。


しびれは放置せず、早めの対応が大切です。一緒に原因を探って改善していきましょう