
院長:高木お気軽にご相談ください!

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こんにちは、湘南カイロ茅ヶ崎整体院の高木です。お子さんが突然「かかとが痛い」と訴えて、どうしたらいいのか不安になっていませんか。朝起きた時や運動後に痛がる姿を見ると、このまま様子を見ていいのか病院に連れて行くべきか迷ってしまいますよね。実は小学生のかかとの痛みには成長期特有の原因があり、適切な対応をすることで改善していくことができます。


私自身も小児喘息で苦しんだ経験があるので、お子さんの痛みで悩む親御さんの気持ちが本当によくわかります
今回はお子さんのかかとの痛みでお悩みの保護者の方に向けて、痛みの原因や家庭でできる対処法についてお伝えしていきます。
小学生のかかとの痛みで最も多いのがシーバー病と呼ばれる症状です。正式には踵骨骨端症という名前で、成長期の子どもに特有の状態といえます。この時期の子どもは骨が急速に成長する一方で、筋肉や腱の成長が追いつかないため、かかとの骨に負担がかかりやすくなっています。
特にサッカーや野球、バスケットボールなど走ったりジャンプしたりするスポーツをしているお子さんに多く見られます。アキレス腱や足底の筋肉がかかとの骨を引っ張ることで、成長軟骨の部分に炎症が起きてしまうのです。また扁平足や回内足といった足の形も負担を大きくする要因になることがあります。
必ずしも激しい運動をしている子だけに起こるわけではなく、体育の授業や休み時間に走り回る程度でも発症することがあります。成長期という時期そのものが大きく関わっているため、8歳から12歳くらいのお子さんを持つ保護者の方は知っておいていただきたい症状です。
お子さんのかかとの痛みがシーバー病かどうかを見分けるポイントがいくつかあります。朝起きた時や運動後にかかとを痛がるというのが典型的な特徴です。かかとの後ろ側や底の部分を押すと痛がったり、つま先立ちで歩いたりする様子が見られることもあります。
運動中よりも運動が終わった後や翌朝に痛みを訴えることが多く、安静にしていると痛みが和らぐのも特徴です。両足に症状が出る場合もあれば片足だけのこともあり、お子さんによって痛みの出方は様々です。靴を履くのを嫌がったり、かかとをかばうような歩き方をしたりする姿が見られたら注意が必要です。
痛みが強くて歩けない、かかとが腫れている、熱を持っている、数週間経っても改善しないといった場合は、他の原因も考えられますので早めの来院をおすすめします。
お子さんがかかとの痛みを訴えたら、まず大切なのは無理をさせないことです。痛みがある状態で運動を続けると症状が悪化してしまいます。完全に運動を止める必要はありませんが、痛みの程度に応じて練習量を減らしたり、ジャンプやダッシュなど負担の大きい動きを控えたりすることが大切です。
指導者やコーチに状況を伝えて理解してもらうことも重要です。大会が近いと本人も休みたがらないかもしれませんが、無理をして悪化させると結果的に長く休むことになってしまいます。痛みが強い時は2週間から1ヶ月程度、しっかり休養を取ることで多くの場合改善していきます。
運動後や痛みが出た時には、かかとを15分程度冷やすことで炎症を抑えることができます。保冷剤をタオルで包んで当てるだけで大丈夫です。また入浴後にふくらはぎやアキレス腱のストレッチを行うことで、かかとへの負担を軽減できます。
ストレッチは無理に伸ばすのではなく、痛気持ちいい程度でゆっくり行うのがポイントです。片足を前に出して壁に手をつき、後ろ足のかかとを床につけたまま前の膝を曲げる方法が簡単で効果的です。毎日続けることで柔軟性が高まり、再発予防にもつながります。
サイズが合わない靴やクッション性の低い靴を履いていると、かかとへの衝撃が大きくなります。足の成長は早いので、定期的にサイズを確認して適切な靴を選んであげてください。かかと部分にクッション性のあるインソールを入れることで、衝撃を和らげることもできます。
スポーツ用のシューズも消耗すると衝撃吸収機能が低下するため、定期的な買い替えが必要です。靴底がすり減っていないか、かかと部分が硬くなっていないかチェックしてみてください。
多くのシーバー病は成長とともに自然に改善していきますが、専門家への相談が必要なケースもあります。2週間以上安静にしても痛みが改善しない、痛みが日に日に強くなっている、かかとが腫れて熱を持っているといった場合は、早めに整形外科や当院のような整体院を訪れることをおすすめします。
また痛みで日常生活に支障が出ている、学校を休みたがる、夜眠れないほど痛がるといった状態も早めの対応が必要です。触診や検査によって他の原因が隠れていないか確認することが大切です。
当院では成長期のお子さんの体の状態を詳しく検査し、かかとへの負担を減らすための体の使い方や、必要なストレッチ、日常生活での注意点などをアドバイスしています。メタトロンという検査機器を使って体全体のバランスを確認し、根本的な原因にアプローチすることもできます。
お子さんのかかとの痛みは、成長期という限られた時期に起こる症状です。適切な対応をすることで必ず改善していきますし、成長とともに骨がしっかりしてくれば再発することもほとんどありません。大切なのは痛みがある時に無理をさせず、体からのサインを見逃さないことです。
私も幼い頃に喘息で苦しんだ経験があるので、痛みや不調を抱える子どもの辛さ、そしてそれを見守る親御さんの不安な気持ちが本当によくわかります。お子さんが元気にスポーツを楽しめるように、また痛みなく日常生活を送れるように、私たちは全力でサポートさせていただきます。
ひとりで悩まずに、いつでもお気軽にご相談ください。お子さんの笑顔を取り戻すお手伝いができれば嬉しく思います。