インフルエンザにかかりやすいタイプ診断！あなたは5つの特徴に当てはまる？

こんにちは、湘南カイロ茅ヶ崎整体院の高木聖司です。最近、毎年この時期になるとインフルエンザの話題が増えてきますね。特に今年は例年より早い時期から流行が始まっているというニュースを耳にした方も多いのではないでしょうか。

実は先日、大正製薬と弘前大学、京都大学の共同研究チームが発表した最新データで、喘息などのアレルギー体質を持つ方がインフルエンザに感染しやすい傾向にあることが明らかになりました。私自身、3歳で小児喘息を発症し2度の入院を経験した身として、この研究結果には大きな関心を持っています。

今回は、この最新研究で判明したインフルエンザに感染しやすい5つのタイプについて詳しく解説しながら、特に喘息をお持ちの方に知っておいていただきたい予防策についてお伝えしていきます。

2025年最新研究で明らかになった感染リスクの高い5つのタイプ

2025年11月に発表された研究では、20歳以上のおよそ1000人の健康データを詳細に分析し、インフルエンザに感染しやすい人の特徴が科学的に解明されました。この研究は青森県弘前市で実施されている大規模健康調査のデータを活用し、AIを用いて165項目もの要因を抽出して関係性を分析したものです。

その結果、インフルエンザにかかりやすい人には5つの明確なパターンがあることがわかりました。

血糖値が高めの方

血糖値が高い状態が続くと、体の免疫機能が低下することが知られています。グリコアルブミンなどの血糖関連項目が高い方は、白血球の働きが弱まり、ウイルスへの抵抗力が落ちてしまうのです。健康診断で血糖値の異常を指摘された経験がある方は、特に注意が必要といえるでしょう。

過去に肺炎にかかった経験がある方

肺炎の既往歴がある方は、呼吸器系がもともと感染症に対して脆弱な状態にあることが多いです。一度ダメージを受けた呼吸器は、その後もウイルスや細菌の侵入を許しやすくなってしまいます。肺炎を経験された方は、インフルエンザウイルスに対しても警戒が必要です。

睡眠不足や多忙な生活を送っている方

睡眠不足は免疫に関連するホルモンのバランスを崩し、感染リスクを大きく高めることがわかっています。忙しい毎日を送っている方や、睡眠の質が良くないと感じている方は、知らず知らずのうちに体の防御機能が低下している可能性があります。質の良い睡眠は、疲労回復だけでなく免疫機能の再生にも欠かせない要素なのです。

栄養バランスが偏っている方

栄養不良の状態では、免疫細胞を作り出すための材料が不足してしまいます。特にビタミンやミネラルが不足すると、ウイルスと戦う力が著しく低下します。忙しさから食事を簡単なもので済ませがちな方や、偏った食生活を送っている方は要注意です。

アレルギー体質の方

そして今回特に注目したいのが、アレルギー体質の方もインフルエンザにかかりやすいという事実です。花粉症やアトピー性皮膚炎、そして喘息などのアレルギー疾患を持つ方は、慢性的な炎症状態にあることが多く、免疫システムが常に働いている状態にあります。このため、新たなウイルスの侵入に対して適切な免疫反応を起こしにくくなっているのです。

複数のリスク要因が重なると発症率が3.6倍に

この研究でさらに重要な発見がありました。それは、これらの5つのタイプのうち複数に該当する方は、発症リスクが格段に高まるという事実です。特に「肺炎の既往歴があり、血糖値が高めで、睡眠の質が良くない」という3つの条件が重なる方は、それ以外の方と比べてインフルエンザの発症リスクが約3.6倍にも上ることが明らかになりました。

たとえば喘息をお持ちの方で、さらに睡眠不足気味だったり、栄養バランスが偏っていたりする場合は、かなりハイリスクなグループに入る可能性があるということです。

この冬、2025年シーズンは特にA香港型のインフルエンザが主流となっており、この型は重症化しやすくワクチンの効果も得にくい傾向があるとされています。だからこそ、自分がどのリスクタイプに該当するかを知り、早めの対策を取ることが極めて重要なのです。

喘息とインフルエンザの危険な関係性

私自身、3歳で小児喘息を発症し、2度も入院を経験しました。当時の主治医からは「完治はしない」という診断を受けましたが、カイロプラクターだった父の施術によって完治することができました。この経験があったからこそ、私は医師ではなくカイロプラクターの道を選んだのです。

喘息を持つ方がインフルエンザにかかると、通常よりも症状が重くなりやすいことが知られています。インフルエンザウイルスは気道の炎症を引き起こすため、もともと気道が過敏な状態にある喘息患者さんでは、喘息発作が誘発されやすくなります。

さらに、インフルエンザによる高熱や倦怠感に加えて、呼吸困難や咳の悪化といった症状が重なると、日常生活に大きな支障をきたすだけでなく、入院が必要になるケースも少なくありません。

また、喘息の方は慢性的な気道の炎症があるため、免疫システムが常に活性化している状態にあります。このため新たなウイルスの侵入に対して適切な免疫反応を起こしにくく、感染しやすい体質になっているのです。

喘息体質の方が今すぐ始めるべき予防対策

では、喘息をお持ちの方はどのような対策を取れば良いのでしょうか。重要なのが、喘息そのものの管理です。喘息のコントロールが不十分な状態では、インフルエンザにかかった際の重症化リスクがさらに高まります。乳製品・砂糖・小麦・植物性油など炎症を助長する食品摂取を控え、気道の炎症を最小限に抑えることが大切です。

生活習慣の見直しも重要な予防策

今回の研究で明らかになったように、睡眠不足や栄養不良もリスク要因として挙げられています。喘息体質の方は、これらの要因が重なることでさらにリスクが高まるため、生活習慣の改善が欠かせません。

• 毎日7時間以上の質の良い睡眠を確保する
• バランスの取れた食事を心がけ、特にビタミンCやビタミンD、亜鉛などの免疫機能を支える栄養素を積極的に摂取する
• 適度な運動で体力と免疫力を維持する(喘息の状態に応じて無理のない範囲で)
• ストレスを溜め込まず、リラックスできる時間を作る
• 室内の湿度を適切に保ち、気道の乾燥を防ぐ

また、手洗いうがいの徹底や、人混みを避ける、マスクを着用するといった基本的な感染予防対策も忘れてはなりません。

体の根本から改善するアプローチ

当院では、喘息でお悩みの方に対して、単に症状を抑えるだけでなく、体の根本的なバランスを整えるアプローチを行っています。私自身が喘息を克服した経験から、自律神経の働きや姿勢、呼吸機能との関連性を重視した施術を提供しています。

カイロプラクティックによる背骨の調整は、自律神経のバランスを整え、免疫機能の正常化をサポートします。また、当院で導入しているロシアの医療機器メタトロンを用いたカウンセリングでは、体の状態を詳細に分析し、一人ひとりに合わせた生活指導やアドバイスを行っています。

特に今年のように、インフルエンザが早期から流行し、重症化しやすい型が主流となっている状況では、喘息をお持ちの方は通常以上に警戒が必要です。体調管理に不安を感じている方、喘息の症状が安定しない方、予防対策について相談したい方は、一人で悩まずにいつでもご相談ください。

自分のリスクを知ることが予防の第一歩

今回の最新研究で明らかになったように、インフルエンザにかかりやすい人には明確な傾向があります。特に喘息などのアレルギー体質を持つ方は、他のリスク要因と重なることで発症リスクが大幅に高まります。しかし、これは決して悲観的に捉えるべき情報ではありません。

自分がどのリスクタイプに該当するかを知ることで、適切な予防対策を講じることができるのです。ワクチン接種、生活習慣の改善、喘息の適切な管理、そして体の根本的なバランスを整えること。これらを組み合わせることで、インフルエンザのリスクを最小限に抑えることができます。

私は自身の喘息克服の経験と、長年の臨床経験から、喘息でお悩みの方の力になれると確信しています。この冬を健康に乗り切るために、今からできることを一緒に考えていきましょう。体のこと、健康のこと、どんな小さな不安でも構いません。いつでもお気軽にご相談ください。