家庭用EMS選びで失敗しない！院長が教える正しい知識

こんにちは、湘南カイロ茅ヶ崎整体院の高木です。最近、患者さんから「家庭で使えるEMSマシンって効果あるんですか？」という質問をよくいただくようになりました。運動する時間がなかなか取れない中で、手軽に筋肉を刺激できる家庭用のEMSマシンに興味を持つ方が増えているんですね。

確かに、仕事や家事で忙しい毎日の中で、ジムに通ったり運動の時間を確保するのは簡単ではありません。そんな時に自宅で手軽に使えるEMSは魅力的に映るかもしれませんが、実際のところどうなのでしょうか。今日は整体院の院長として、体のプロの視点から家庭用のEMSについてお話ししていきますね。

家庭用のEMSマシンとは何か

EMSとは「Electrical Muscle Stimulation」の略で、電気刺激によって筋肉を収縮させる技術のことです。本来は医療やリハビリの現場で使われていた技術で、筋力が低下した方の筋肉維持や、運動機能の回復を目的として開発されました。それが一般向けに応用され、今では多くの方が自宅で使えるようになったんです。

家庭用のEMSマシンには、お腹に巻く腹筋ベルトタイプ、太ももやおしりに貼るパッドタイプ、座って使う床置きタイプなど、さまざまな形状があります。価格帯も数千円のものから数万円のものまで幅広く、どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。大切なのは、それぞれの特徴を理解したうえで、自分の目的や体の状態に合ったものを選ぶことです。

当院に来院される方の中にも、すでにEMSを購入して使っている方がいらっしゃいます。ただ、使い方や選び方を間違えてしまうと、期待した効果が得られないケースも少なくありません。

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家庭用と業務用のEMSの違いを知っておこう

実は家庭用のEMSと業務用のEMSには、大きな違いがあります。最も重要なのは出力の強さと周波数の範囲です。業務用のEMSは医療機関や治療院で使われることを前提に作られているため、より深い筋肉層まで刺激を届けることができる高い出力と、幅広い周波数帯に対応しています。

一方、家庭用のEMSは安全性を最優先に設計されているため、出力には制限があります。また、周波数も低周波帯（20Hz前後）に限定されているものがほとんどです。これは表層の筋肉を刺激するには十分ですが、深層のインナーマッスルまでアプローチするのは難しい場合があります。

家庭用EMSの出力と効果の関係

家庭用のEMSマシンを選ぶ際、多くの方が「とにかく強い刺激が出るものがいい」と考えがちですが、実はそうとも限りません。刺激が強ければ効果が高いわけではなく、むしろ自分の筋肉の状態に合った適切な刺激を与えることが大切なんです。

特に普段あまり運動をしていない方や、筋力が低下している方が、いきなり強い刺激のEMSを使うと、筋肉を痛めてしまう可能性があります。当院でも、無理な使い方をして筋肉痛がひどくなってしまったという相談を受けることがあります。段階的に強度を上げていくことが、安全に効果を得るためのポイントです。

周波数の違いによる刺激の深さ

EMSの周波数は、筋肉のどの層に刺激を届けるかに関わってきます。低周波（1〜1000Hz）は主に表層の筋肉に作用し、中周波（1000〜10000Hz）はより深い筋肉層まで届きます。家庭用のEMSは主に低周波タイプが多く、腹筋や太ももなどの大きな筋肉を刺激するのに向いています。

ただし、体の深い部分にある筋肉や、姿勢を支えるインナーマッスルを鍛えたい場合は、家庭用のEMSだけでは限界があることも知っておいてください。そういった深層の筋肉は、専門的な施術や運動療法と組み合わせることで効果的に鍛えられます。

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家庭用EMSを選ぶ際のチェックポイント

それでは実際に家庭用のEMSマシンを選ぶ際、どんなポイントに注目すればいいのでしょうか。まず確認したいのは、あなたがどこの筋肉を鍛えたいのかという点です。お腹周りなのか、太ももなのか、それとも全身なのか。目的によって適した形状が変わってきます。

次に重要なのがランニングコストです。多くのEMSマシンは、肌に密着させるためのジェルシートや専用パッドが必要で、これらは消耗品として定期的に買い替える必要があります。本体価格が安くても、ランニングコストが高ければ長期的には負担になってしまいますよね。

形状別の特徴と向いている人

• 腹筋ベルトタイプ：お腹に巻いて使うタイプで、腹筋を集中的に刺激したい方に向いています。装着したまま家事などができるのがメリットです。
• パッドタイプ：気になる部位に貼り付けて使うタイプで、太ももやおしり、二の腕など複数の部位に使えます。持ち運びもしやすく、価格も比較的手頃です。
• 床置きタイプ：足を乗せて座りながら使うタイプで、高齢の方や足腰に不安がある方でも安全に使えます。ただし場所を取るのがデメリットです。

ジェルシートの必要性と代替案

ジェルシートは電気を効率よく伝えるために必要なものですが、使用するたびに粘着力が落ちていくため、月に1回程度の交換が必要になります。最近ではジェルシート不要で、水で濡らして使えるタイプも登場していますので、ランニングコストを抑えたい方はそちらも検討してみるといいでしょう。

また、肌が敏感な方は、ジェルシートでかぶれてしまうこともあります。購入前にパッチテストができるか、返品・交換に応じてくれるかなども確認しておくと安心ですね。

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EMSの効果を最大限に引き出す使い方

家庭用のEMSマシンを購入したら、次は効果的な使い方を知ることが大切です。まず理解しておいてほしいのは、EMSは「つけているだけで痩せる魔法の道具」ではないということです。確かに筋肉は刺激されますが、それだけで体脂肪が減るわけではありません。

EMSの本来の役割は、筋肉に電気刺激を与えて収縮運動を促すことです。これにより筋肉量を維持したり、血流を改善したりする効果が期待できます。ですから、より効果を高めたいなら、適度な運動や食事管理と組み合わせることが重要なんです。

使用頻度と時間の目安

EMSは毎日使えばいいというものでもありません。筋肉にも休息が必要ですので、週に3〜4回、1回あたり20〜30分程度の使用が目安となります。使いすぎると筋肉疲労が蓄積してしまい、かえって体を痛める原因になることもあります。

また、使用する時間帯も意識してみてください。筋肉が温まっている入浴後や、軽いストレッチの後に使うと、より効果的に筋肉を刺激できます。逆に、食後すぐや体調が優れない時の使用は避けましょう。

EMSと併せて行いたいこと

当院に通われている患者さんには、EMSを使う際に姿勢にも気をつけていただくようお伝えしています。猫背のままEMSを使っても、正しく筋肉が刺激されません。背筋を伸ばし、正しい姿勢を保ちながら使うことで、効果が高まるんです。

さらに、タンパク質をしっかり摂ることも忘れないでください。筋肉を作るためにはタンパク質が必要不可欠です。EMSで筋肉を刺激しても、材料となる栄養が足りなければ筋肉は育ちません。バランスの取れた食事を心がけることが、EMSの効果を引き出す鍵となります。

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整体院の院長が考える体づくりとEMSの役割

ここまで家庭用のEMSについてお話ししてきましたが、整体院の院長として、もう一つお伝えしたいことがあります。それは、本当の健康な体づくりは、EMSだけでは実現できないということです。

私たち湘南カイロでは、体の不調の根本原因を見つけ出し、それを改善することを大切にしています。例えば、お腹周りが気になるという方の中には、実は骨盤の歪みや姿勢の崩れが原因で、下腹部に脂肪がつきやすくなっているケースがあります。この場合、いくらEMSで腹筋を刺激しても、根本的な解決にはなりません。

EMSは、あくまでも体づくりをサポートする道具の一つとして捉えていただきたいんです。筋力が低下している方が維持するため、運動の効果を高めるため、リハビリの一環として使うなら、とても有効な手段だと思います。ただし、それだけに頼るのではなく、体全体のバランスを整えることを意識してほしいのです。

体の歪みを整えることの重要性

当院では、まず姿勢検査やメタトロン測定で体の状態を詳しく調べます。すると、多くの方に骨盤や背骨の歪み、筋肉のアンバランスが見られます。この状態でEMSを使っても、偏った筋肉ばかりが刺激されてしまい、かえってバランスが悪くなることもあるんです。

ですから、もしあなたが本気で体を変えたいと考えているなら、まずは専門家に体の状態をチェックしてもらうことをおすすめします。その上で、EMSをどう活用すればいいのか、他にどんなアプローチが必要なのかを知ることができれば、より効率的に理想の体に近づけますよ。

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こんな方は使用前に相談してください

家庭用のEMSマシンは比較的安全な機器ですが、すべての方に適しているわけではありません。特に以下のような方は、使用前に医療機関や専門家に相談することをおすすめします。

状態	理由
ペースメーカーを使用している方	電気刺激がペースメーカーに影響を与える可能性があります
妊娠中・妊娠の可能性がある方	子宮収縮を引き起こすリスクがあります
心臓疾患や重度の循環器系疾患がある方	血流の変化が症状に影響する可能性があります
皮膚疾患や傷がある部位	症状の悪化や感染のリスクがあります

また、整形外科で施術を受けている方や、持病がある方も、かかりつけの医師に確認してから使用するようにしましょう。安全に使うことが何よりも大切です。

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家庭用のEMSマシンは、正しい知識を持って適切に使えば、あなたの体づくりをサポートしてくれる良いパートナーになります。ただし、それだけに頼るのではなく、体全体のバランスを整えることが本当の健康につながるということを忘れないでください。

もしあなたが運動不足や体の不調で悩んでいるなら、EMSを購入する前に、まず一度ご自身の体の状態を知ることから始めてみませんか。湘南カイロ茅ヶ崎整体院では、姿勢検査やメタトロン測定で体の状態を詳しく調べることができます。その結果を踏まえて、EMSの活用方法も含めた最適なアプローチをご提案いたしますので、どうぞお気軽にご相談くださいね。あなたの体づくりを、私たちが全力でサポートします