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手のしびれが危険信号?脳梗塞の特徴的な症状

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おはようございます、湘南カイロ茅ヶ崎整体院の高木です。朝起きたら急に手がしびれている、なんだか感覚が鈍い気がする、そんな経験はありませんか。多くの方が「寝違えたのかな」「疲れているだけかな」と考えがちですが、実はその症状、見過ごしてはいけないサインかもしれません。

手のしびれといっても原因はさまざまで、正座の後のしびれのように血流が戻れば自然に治るものもあれば、脳からの重要な警告である場合もあります。特に脳の血管が詰まることで起こる脳梗塞の場合、手足のしびれは初期症状として現れることが多く、早期発見が何より大切になってきます。

今日はこれまで数多くの患者さんを診てきた経験から、脳梗塞によるしびれがどのような感覚なのか、他のしびれとどう違うのか、そしてどんな時にすぐ医療機関に行くべきなのかを詳しくお伝えしていきます。

院長:高木

今回は特に緊急性の高い症状についてお話しします。ご自身やご家族の体に異変を感じた時、この記事が判断の助けになれば幸いです

目次

脳梗塞のしびれはどんな感覚なのか

脳梗塞による手のしびれには、他のしびれとは明らかに異なる特徴があります。多くの方が「ピリピリする」という表現を使いますが、実際にはもっと複雑で独特な感覚です。

患者さんからよく聞かれるのは「手袋をはめているような感じ」「触っているのに触っていない感覚」「じんわりと鈍い違和感がずっと続く」という表現です。正座の後のしびれのように血流が戻ればチクチクと痛みを伴って回復していくものとは違い、脳梗塞のしびれは時間が経っても改善せず、むしろ徐々に強くなっていくことが特徴的といえます。

さらに重要なのが、このしびれが体の片側だけに現れるという点です。右手だけ、あるいは左手だけがしびれて、反対側は全く問題ないというケースがほとんどです。脳の血管が詰まると、その反対側の体に症状が出るため、片側性のしびれは脳梗塞を疑う大きな手がかりになります。

感覚が鈍くなる独特の症状

しびれと同時に現れやすいのが、物を触った時の感覚が分かりにくくなる症状です。お箸を持っても持っている感覚が曖昧だったり、ペンを握っても力加減が分からなくなったりします。

私の父が整体師として診てきた患者さんの中にも、朝食の準備中にお茶碗を落として初めて異変に気づいたという方がいました。手でしっかり持っているつもりなのに、実際には感覚が鈍っていて力が入っていなかったのです。このように日常の動作に支障が出始めたら、それは体からの明確な警告サインだと考えてください。

温度の感覚も鈍くなることがあり、熱いものを触ってもすぐに気づけず火傷をしてしまうケースもあります。痛みの感覚も同様で、針で刺されても分かりにくいという特徴があります。

他のしびれとの見分け方

手のしびれを引き起こす原因は脳梗塞だけではありません。首の骨の問題や手首の神経が圧迫される手根管症候群、糖尿病による神経障害など、さまざまな原因が考えられます。

手根管症候群の場合は親指から薬指にかけてしびれが出やすく、特に夜間や朝方に症状が強くなる傾向があります。パソコン作業が多い方や妊娠中の女性に多く見られ、手首を振ると一時的に楽になることもあります。一方で脳梗塞のしびれは時間帯に関係なく突然始まり、手首を動かしても変化しないのが特徴です。

頚椎の問題から来るしびれは、首を動かすと症状が変化したり、肩から腕にかけて広がるような痛みを伴ったりします。姿勢を変えると楽になることもあり、この点も脳梗塞との大きな違いといえるでしょう。

突然発症するという重要な特徴

脳梗塞のしびれで最も注目すべきなのが、その発症の仕方です。数秒から数分という短時間で突然始まるのが典型的なパターンです。

「さっきまで何ともなかったのに、気づいたらしびれている」という訴えが多く、テレビを見ていたら急に、朝起きたら突然、といったように明確な発症時刻を覚えている方がほとんどです。これに対して他の原因によるしびれは、日々少しずつ悪化していくことが多く、いつから始まったか明確に思い出せないケースが大半です。

また脳梗塞の場合は症状が進行性で、最初は軽いしびれだったものが数時間のうちに腕全体に広がったり、しびれだけでなく力が入らなくなったりすることもあります。時間とともに改善するのではなく悪化していく場合は、すぐに医療機関への相談が必要です。

しびれ以外の重要な随伴症状

脳梗塞では手のしびれだけが単独で現れることは少なく、多くの場合他の症状も同時に出現します。これらの随伴症状を知っておくことで、より正確な判断ができます。

顔の片側がゆがむ、口角が下がる、笑顔を作ろうとしても片側だけ動かないといった顔面の症状は、脳梗塞の代表的なサインです。鏡を見て左右非対称になっていないか確認してみてください。

言葉の症状も重要で、ろれつが回らない、言いたい言葉が出てこない、相手の言っていることが理解できないといった変化が現れます。普段話している家族が「あれ、何か話し方がおかしい」と感じたら、それは見逃してはいけないサインかもしれません。

視覚や平衡感覚の異常

片方の目だけ見えにくい、視野の半分が欠ける、物が二重に見えるといった視覚の異常も脳梗塞でよく見られる症状です。これは脳の視覚を司る部分に血液が届かなくなることで起こります。

めまいやふらつき、まっすぐ歩けない、立ち上がろうとしてもバランスが取れないといった症状も要注意です。特に突然の激しいめまいと手のしびれが同時に起きた場合は、脳幹部の梗塞を疑う必要があります。

これらの症状が複数組み合わさって現れた時は、迷わず救急車を呼ぶべき状況です。「様子を見よう」と考えている時間があれば、一刻も早く専門的な検査を受けることが何より大切になります。

一過性脳虚血発作という前触れ

脳梗塞の前触れとして、一過性脳虚血発作という状態があることをご存知でしょうか。これは脳の血管が一時的に詰まって症状が出るものの、数分から数時間で自然に改善してしまう状態です。

「朝、手がしびれていたけれど昼には治った」「一時的に力が入らなくなったが今は大丈夫」といった経験がある方は要注意です。症状が消えたからといって安心してはいけません。一過性脳虚血発作を起こした方の約2割が、3ヶ月以内に本格的な脳梗塞を発症するというデータもあります。

私が診てきた患者さんの中にも、「数日前に同じような症状があったけれど治ったので放っておいた」という方が少なくありません。この一時的な症状こそが体からの最後の警告であり、この段階で適切な対応をすれば本格的な脳梗塞を予防できる可能性が高いのです。

症状が消えても必ず医療機関へ

一過性脳虚血発作の症状が治まったとしても、必ず医療機関で検査を受けることをおすすめします。MRIやCTといった画像検査で脳の状態を確認し、血液検査で血栓ができやすい状態になっていないかを調べることが重要です。

また頸動脈エコーで首の血管に狭窄がないか、心電図で不整脈がないかなど、脳梗塞のリスク因子を総合的に評価してもらいましょう。これらの検査で問題が見つかれば、薬による予防や生活習慣の改善で将来の脳梗塞を防ぐことができます。

「たいしたことない」と自己判断せず、たとえ症状が消えていても専門医に相談することが、あなた自身とご家族の将来を守ることにつながります。

すぐに救急車を呼ぶべき状況

脳梗塞は時間との戦いです。発症から4.5時間以内であれば、血栓を溶かす薬による効果的な方法が選択できる可能性があります。この時間を過ぎると脳のダメージが大きくなり、後遺症が残るリスクが高まります。

以下のような症状が一つでも当てはまる場合は、迷わず救急車を呼んでください。片側の手足のしびれや力が入らない、顔の片側が動かない・ゆがんでいる、ろれつが回らない・言葉が出てこない、片方の目が見えない・視野が欠ける、激しいめまいや立っていられないほどのふらつき、これまで経験したことのない激しい頭痛などです。

夜中や早朝でも遠慮する必要はありません。「こんなことで救急車を呼んでもいいのか」と迷う気持ちは分かりますが、脳梗塞の場合は数分の遅れが将来の生活の質を大きく左右します。

家族が異変に気づいた時の対応

ご本人は症状を軽く考えがちですが、周りの家族が客観的に見て「いつもと違う」と感じることが重要です。話し方がおかしい、歩き方がふらついている、顔の表情が左右非対称といった変化に気づいたら、本人が「大丈夫」と言っても医療機関への相談を強く勧めてください。

救急車を待つ間は、安静にして横にならせ、嘔吐がある場合は顔を横向きにして気道を確保します。飲食は絶対に避け、到着した救急隊員には症状が始まった時刻、どんな症状があるか、持病や服用している薬について正確に伝えましょう。

一人暮らしの高齢者の場合、本人が電話できないこともあります。日頃から様子を確認する習慣をつけ、連絡が取れない時は直接訪問するなど、早期発見の体制を整えておくことも大切です。

リスクが高い人の特徴

脳梗塞は誰にでも起こり得る病気ですが、特にリスクが高い方がいます。高血圧、糖尿病、脂質異常症といった生活習慣病を持っている方は血管が傷つきやすく、血栓もできやすい状態です。

心房細動という不整脈がある方も要注意で、心臓の中に血栓ができやすく、それが脳に飛んで血管を詰まらせることがあります。また喫煙習慣がある方、肥満の方、運動不足の方、ストレスの多い生活を送っている方なども発症リスクが高まります。

年齢も大きな要因で、60代以降は発症率が急激に上昇します。しかし最近では30代や40代の若い世代でも生活習慣の乱れから脳梗塞を発症するケースが増えており、年齢に関係なく注意が必要な時代になっています。

家族歴も重要な判断材料

ご家族に脳梗塞や心筋梗塞を経験した方がいる場合、遺伝的な要因でリスクが高まることが分かっています。血液が固まりやすい体質や血管が弱い体質は遺伝することがあるためです。

また若い頃から健康診断で血圧や血糖値、コレステロール値の異常を指摘されている方は、将来的なリスクが高いと考えられます。「まだ若いから大丈夫」ではなく、早い段階から生活習慣を見直し、定期的に検査を受けることが予防につながります。

私自身も幼い頃に喘息で苦しんだ経験から、体からのサインを見逃さないことの大切さを身をもって知っています。小さな異変でも放置せず、専門家に相談する勇気を持ってください。

予防のためにできること

脳梗塞は予防できる病気です。まず何より大切なのが、高血圧や糖尿病などの基礎疾患をしっかりコントロールすることです。薬を処方されている方は指示通りに服用し、定期的に数値をチェックしましょう。

食生活では塩分を控えめにし、野菜や魚を中心としたバランスの良い食事を心がけてください。特に青魚に含まれるDHAやEPAは血液をサラサラにする効果があり、積極的に取り入れたい食材です。

適度な運動も血流を改善し、血管を健康に保つために欠かせません。激しい運動ではなく、ウォーキングや軽いジョギング、水泳など、無理なく続けられる有酸素運動を週に3回以上行うことをおすすめします。

当院でできるサポート

当院では脳梗塞の予防や再発防止のために、体全体のバランスを整える施術を行っています。首や肩の緊張を和らげることで脳への血流を改善し、自律神経のバランスを整えることで血圧の安定にもつながります。

またロシアの医療機器メタトロンを用いて、体質や栄養状態、ストレス状態を詳しく調べることができます。どんな食材があなたに合っているのか、どんな生活習慣を改善すべきなのか、データに基づいた具体的なアドバイスが可能です。

すでに脳梗塞を経験された方の後遺症として残るしびれや運動障害に対しても、カイロプラクティックと鍼灸の技術を組み合わせた独自の施術で改善を目指していきます。

最後に

脳梗塞による手のしびれは、体からの重要な警告サインです。「じんわりとした鈍い感覚」「手袋をはめているような感じ」「片側だけのしびれ」といった特徴があり、突然発症するのが典型的なパターンです。

正座の後のしびれや手根管症候群とは明らかに異なり、時間が経っても改善せず、むしろ悪化していくことが多いのです。顔のゆがみやろれつが回らないといった他の症状を伴う場合は、一刻も早く救急車を呼ぶことが何より大切です。

たとえ症状が一時的に治まったとしても、それは一過性脳虚血発作という前触れかもしれません。「様子を見よう」ではなく、必ず医療機関で検査を受けてください。早期発見・早期対応が、あなたの人生を守ります。

私は幼い頃の喘息の経験から、健康の大切さ、そして体のサインを見逃さないことの重要性を学びました。一人で不安を抱えず、いつでも私たちに相談してください。あなたが健康で笑顔あふれる毎日を過ごせるよう、全力でサポートさせていただきます。


院長:高木

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