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背中の筋膜リリースのやり方|自宅でできる簡単テクニック

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デスクワークで背中がいつも張っていて、朝起きるときに痛みを感じることはありませんか。そんなときに役立つのが背中の筋膜リリースです。今回は、自宅で簡単に実践できるやり方から効果まで、わかりやすくご説明します。

院長:高木

背中の張りや痛みはデスクワークをしている方からのご相談が特に多いですね。今回は自宅で実践できるやり方をお伝えしますので、ぜひ参考にしてください

目次

背中の筋膜が硬くなる原因を知ることから始まる

背中が張ったり痛くなったりするのは、単に筋肉が疲れているだけではありません。筋肉を包む筋膜という薄い膜が硬くなることが、背中の不快感の大きな原因になっています。毎日同じ姿勢を続けていると、筋膜が癒着して動きにくくなり、それが肩こりや背中の張りにつながるわけです。

長時間のパソコン作業やスマートフォン操作が日常化した現代人の生活では、背中の筋膜が硬くなるのはほぼ避けられない状態といえます。特に気づかないうちに猫背になっていることも、筋膜が硬くなる大きな要因です。

さらに、栄養不足や睡眠不足、ストレスなどの生活習慣の乱れも筋膜に影響を与えます。背中の硬さを改善するには、これらの原因に多角的にアプローチすることが重要なのです。

背中のやり方がなぜ重要なのか

背中は身体の中でも筋膜が複雑に絡み合っている部位です。肩甲骨周辺、脊椎沿い、肋骨の裏側など、様々な筋肉が一枚の薄い膜でつながっています。その部位ごとに適切なアプローチ方法を知ることが、効果的な筋膜リリースの第一歩となります。

多くの人が適当なやり方でセルフケアをしていますが、間違った方法では逆に筋肉を傷つけてしまうこともあります。正しいやり方を学ぶことで、自宅でも整体院と同等の効果が期待できるようになるのです。

なぜフォームローラーだけでは不十分なのか

背中の筋膜リリースといえば、フォームローラーを使う方法が広く知られています。しかし、ローラーだけでは背中全体の筋膜にアプローチできない部分があります。肩甲骨周辺や脊椎の両側など、ローラーでは到達しにくい細かい部分こそが、実は最も張りやすい場所なのです。

そのため、複数の道具や手技を組み合わせることで、初めて背中全体の筋膜リリースが完成します。

自宅で実践できる背中の筋膜リリース 基本的なやり方

ここからは、自宅で今すぐ始められる具体的なやり方をご紹介します。無理なく続けることが改善のカギになりますので、自分に合った方法から試してみてください。

フォームローラーを使ったやり方

フォームローラーを使う場合、背中全体を均等にほぐすことが大切です。床に仰向けに寝て、肩甲骨の下あたりにローラーを置き、ゆっくりと上下に動かします。このとき、速く動かすのではなく、一呼吸かけてゆっくり移動させることがポイントです。

肩甲骨の内側に痛みを感じやすいので、その部分は特に時間をかけてほぐします。ただし、痛みが強い場合は無理をせず、優しく軽くタッチする程度に調整しましょう。

1日5~10分程度、週に3~4回行うことが目安ですが、毎日短時間でも効果があります。朝起きたときや就寝前など、習慣化しやすい時間帯に行うのがおすすめです。

テニスボールを使ったやり方

フォームローラーがない場合は、テニスボールでも代用できます。むしろ、より細かい部分にアプローチできるため、人によってはテニスボールの方が効果的な場合もあります。

背中を壁に当ててボールを挟み、ゆっくり上下左右に動かすやり方が基本です。肩甲骨周辺の張っている部分を見つけて、そこに軽く圧をかけながら深呼吸をします。

痛気持ちいい程度の強さを保つことが重要です。痛すぎると筋肉が防御反応を起こして、逆に硬くなる可能性があります。

手を使ったやり方

道具がない場合、自分の手で行うやり方もあります。対側の肩甲骨周辺に反対の手を回して、指の関節を使ってくっているような動きでほぐします。動きはゆっくり、呼吸を止めないことが大切です。

自分の手で行う場合、どうしても力が限定されてしまいますが、毎日継続することで筋膜の硬さは徐々に改善していきます。

背中の筋膜リリース 部位別のやり方

背中といっても、部位によって筋膜の状態や原因が異なります。自分の症状に合った部位別のやり方を学ぶことで、より効果的なアプローチができるようになります。

肩甲骨周辺のやり方

肩甲骨周辺は最も張りやすい部分です。ここが硬くなると、肩こりや首の痛みにもつながります。フォームローラーを使う場合、肩甲骨の内側に当てて、ゆっくり上下に動かしましょう。

肩甲骨の下側、いわゆる肩甲骨下角の部分も重要です。この部分をほぐすだけで、背中全体の張りが軽減することもあります。

脊椎周辺のやり方

脊椎そのものに直接強い圧をかけるのは避けるべきです。脊椎の両側に沿った筋肉、脊柱起立筋という筋肉の筋膜をほぐすのが正しいアプローチです。

脊椎から左右に1~2センチ離れた位置にフォームローラーやボールを当てて、ゆっくり上下に動かします。この部分は特に硬くなりやすく、朝起きたときに痛みを感じることが多い場所です。

肋骨の裏側のやり方

背中の側面、肋骨の裏側も筋膜が硬くなりやすい部分です。このエリアが硬いと、呼吸がしづらくなることもあります。

横向きになって、肋骨周辺にボールを当てて圧をかけるやり方が効果的です。ゆっくり深呼吸をしながら、固い部分を探してほぐしていきます。

効果を高めるための注意点とコツ

筋膜リリースは正しいやり方を知ることと同じくらい、注意点を理解することが重要です。間違ったやり方では、期待した効果が得られないばかりか、症状が悪化する可能性もあります。

痛みの感じ方を正しく理解する

筋膜リリース中に感じる痛みは、快感に近い痛みが理想的です。これを「痛気持ちいい」と表現することが多いのですが、鋭い痛みを感じた場合は即座にやめるべきです。

継続して行うことで、徐々に痛みは軽減していき、その代わりに気持ちよさが増していくのが正常な変化です。最初は弱い圧から始めて、体が慣れてから強度を上げるようにしましょう。

呼吸を止めないこと

多くの人が筋膜リリース中に無意識に呼吸を止めています。これは逆効果です。深くゆっくりした呼吸を意識することで、筋膜がより効果的にほぐれます。

4秒かけて息を吸って、8秒かけてゆっくり息を吐くような腹式呼吸を意識すると、リラックス効果も高まります。

実施の頻度と時間

毎日5~10分程度の実施が理想的です。ただし、無理して長時間行う必要はありません。短時間でも毎日継続することの方が、週に1~2回長時間行うよりも効果があります。

就寝前に行うと、リラックス効果により睡眠の質が改善される傾向があります。朝に行う場合は、起床後30分ほど経ってから実施するのがおすすめです。

施術後の過ごし方

筋膜リリース後は、筋肉が一時的に多くの水分を必要とします。そのため、施術後は十分な水分補給が重要です。また、激しい運動は避け、ゆっくり体を休めるようにしましょう。

施術直後は体が温かくなり、汗をかくこともあります。これは正常な反応で、特に心配する必要はありません。むしろ、体が反応している証拠として捉えることができます。

道具なしでできる背中のやり方も知っておこう

出張先や旅行先など、いつもの道具が手元にない場合もあります。そのような場合に備えて、道具なしでできるやり方も習得しておくと便利です。

ストレッチを組み合わせたやり方

筋膜リリースの効果を高めるには、ストレッチを組み合わせるやり方が有効です。ほぐした筋肉を、その直後にストレッチで伸ばすことで、筋膜が正常な状態に戻りやすくなります。

両腕を前で組んで、背中の肩甲骨周辺を引き離すようにゆっくり前に出すストレッチ。この動きを10~15秒程度、3~4回繰り返すだけでも効果があります。

壁を使ったやり方

壁に背中をもたせかけて、前腕を壁に当てたままゆっくり身体を倒すやり方も、道具がなくても実践できます。肩甲骨周辺が心地よく伸びるポジションを探して、30秒程度キープします。

このやり方は、背中全体の筋膜をバランスよくほぐすことができ、日常の習慣として取り入れやすいのが特徴です。

こんな場合は自分でやらず相談を

筋膜リリースは有効なセルフケアですが、全ての背中の痛みに対応できるわけではありません。自分でやって改善しない場合は、専門家に相談することが重要です。

特に、激しい痛みが続く場合、夜中に目が覚めるほどの痛みがある場合、呼吸がしづらくなったような場合は、単純な筋膜の硬さではなく、別の原因がある可能性があります。

また、施術後に痛みが増す場合や、2~3週間継続しても改善しない場合も、専門家の診察を受けることをおすすめします。背中の痛みは見た目では分かりにくい内臓の問題が隠れていることもあるからです。

正しいやり方で背中をリセットしよう

背中の筋膜リリースは、正しいやり方さえ学べば、自宅で簡単に実践できるセルフケア方法です。ただし、自分の背中の状態を正確に把握した上で、適切なアプローチをすることが成功のカギになります。

毎日の積み重ねによって、デスクワークで硬くなった背中も確実に改善していきます。朝起きたときの不快感が消え、集中力も回復し、好きな活動を思いきり楽しめるようになるはずです。

当院では、単に症状を改善するだけでなく、あなたの生活習慣や体質に合わせた根本的なアプローチを行っています。自宅での筋膜リリースも大切ですが、正しい方法や自分に合ったやり方が分からない場合は、ぜひお気軽にご相談ください。背中の痛みなく、笑顔で毎日を過ごせるようサポートします。


院長:高木

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