
院長:高木お気軽にご相談ください!

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朝起きて鏡を見たら顔に大きなあざができていて、思わず声を上げてしまったことはありませんか。階段で転んだり、ドアにぶつけたり、スポーツ中のアクシデントなど、思わぬタイミングで顔にあざができてしまうと本当に困りますよね。
私も子供の頃、友達と遊んでいて顔面から転倒し、目の周りが真っ青になったことがあります。翌日から学校があったので、母が必死になって冷やしてくれたのを今でも覚えています。特に大事な予定が控えている時に限って、なぜか顔にあざができてしまうものです。
今回は湘南カイロ茅ヶ崎整体院で長年、体の不調を診てきた経験から、顔の打撲や内出血を最短で改善させるための方法をお伝えしていきます。医学的に正しい対処法を知っておけば、通常よりも早く目立たなくすることができますので、ぜひ最後まで読んでみてください。


顔のあざは放置しても治りますが、適切なケアをすれば回復速度が格段に変わります
あざというのは医学的には「皮下出血」や「内出血」と呼ばれる状態で、皮膚の下にある毛細血管が何らかの衝撃で破れて血液が漏れ出したものです。顔は皮膚が薄く毛細血管が密集しているため、他の部位よりもあざができやすく、同時に目立ちやすいという特徴があります。
受傷直後は赤紫色をしていますが、これは酸素を含んだヘモグロビンの色です。時間が経つにつれて酸素が失われていくと、青紫色から緑色、そして黄色へと変化していきます。この色の変化は体が出血を吸収している証拠であり、正常な治癒過程なので心配する必要はありません。ただし、色が変わっていく過程で適切なケアをするかしないかで、回復速度に大きな差が出てきます。
特に顔は人目につきやすい場所ですから、仕事や人と会う予定がある方にとっては一刻も早く治したいというのが本音ではないでしょうか。実際、当院にも顔の打撲で困った方が相談に来られることがあり、施術と生活指導を組み合わせることで改善を早めることができています。
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あざができてから最初の48時間は「急性期」と呼ばれ、この時期の対応が今後の回復を大きく左右します。受傷直後から48時間は患部を冷やすことが最優先になります。冷やすことで血管が収縮し、それ以上の出血を防ぐとともに炎症を抑えることができるからです。
具体的には保冷剤をタオルで包んだものや、氷水を入れたビニール袋などを使って15分から20分程度冷やし、その後30分ほど休憩するというサイクルを繰り返します。一日に何度も行うことで効果が高まりますが、凍傷を防ぐために直接氷を肌に当てることだけは避けてください。
また、この時期は患部を心臓よりも高い位置に保つことも大切です。寝る時は枕を少し高めにするなど、重力によって血液が患部に集まりにくくする工夫をしましょう。入浴も熱い湯船に浸かるのは控えて、ぬるめのシャワーで済ませるのが理想的です。血行が良くなりすぎると内出血が広がってしまう可能性があるためです。
受傷直後48時間は温めることは絶対に避けなければなりません。温めると血管が拡張して出血が増え、あざが大きくなってしまいます。同じ理由でアルコールの摂取も控えましょう。アルコールは血行を促進させるため、内出血を悪化させる原因になります。
また、患部を強くマッサージすることも厳禁です。壊れた血管をさらに傷つけてしまい、回復を遅らせるだけでなく症状を悪化させる危険性があります。触りたくなる気持ちはわかりますが、この時期はとにかく安静にして冷やすことに専念してください。
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受傷から48時間が経過すると、今度は逆に患部を温めることが回復を早めるポイントになります。この段階では新たな出血はほぼ止まっており、体が溜まった血液を吸収・分解する作業に入っています。温めることで血行が良くなり、この吸収プロセスが促進されるのです。
蒸しタオルを患部に当てたり、ぬるめのお湯で優しく温めたりするのが効果的です。ただし、熱すぎると皮膚にダメージを与えてしまうので、心地よいと感じる程度の温度を保つことが大切です。一回につき10分から15分程度を目安に、一日に数回行うと良いでしょう。
この時期になると、軽いマッサージも回復を早める手助けになります。ただし強く揉むのではなく、あざの周辺を優しくさするように、リンパの流れに沿って行ってください。顔であれば耳の下から首筋に向かって、ごく軽い圧で撫でるようなイメージです。
48時間を過ぎたら、ゆっくりと湯船に浸かって体全体を温めることも有効です。全身の血行が良くなることで、患部への血液循環も改善され、老廃物の排出がスムーズになります。ただし、長風呂は逆効果になることもあるので、15分から20分程度を目安にしましょう。
入浴後は体が温まっているタイミングで、先ほどお伝えした優しいマッサージを行うと効果が高まります。血行が良くなっている状態でリンパの流れを促すことで、内出血の吸収がより早く進むのです。
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外からのケアだけでなく、食事による内側からのアプローチも非常に重要です。ビタミンCは血管を強くし、コラーゲンの生成を助けるため、あざの回復に欠かせない栄養素です。柑橘類やキウイフルーツ、ブロッコリーなどに豊富に含まれているので、意識的に摂取しましょう。
ビタミンKも血液凝固に関わる重要な栄養素で、内出血の吸収を早める働きがあります。納豆やほうれん草、小松菜などの緑黄色野菜に多く含まれています。また、鉄分は血液の材料になるミネラルですから、レバーや赤身肉、ひじきなどから補給すると良いでしょう。
タンパク質も組織の修復に必要不可欠です。魚や肉、卵、大豆製品などを毎食バランスよく取り入れることで、体の自然治癒力が高まります。当院では栄養指導も行っていますが、やはり食事を見直すだけで体の回復力が格段に上がる方を数多く見てきました。
逆に、回復を遅らせてしまう食品もあります。アルコールは先ほども触れましたが、血行を過度に促進させて内出血を広げる可能性があるため、完全に治るまでは控えめにしたほうが無難です。また、塩分の多い食事は体に水分を溜め込み、むくみを引き起こしてあざを目立たせることがあります。
喫煙も血管を収縮させて血行不良を招くため、治癒を遅らせる要因になります。できれば禁煙するのが理想ですが、少なくとも本数を減らす努力をしてみてください。睡眠不足も体の修復機能を低下させますから、質の良い睡眠をしっかりと取ることも忘れないでくださいね。
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ドラッグストアで購入できるヘパリン類似物質を含んだクリームやジェルは、血行を改善し内出血の吸収を早める効果があります。48時間以降の温める時期に併用すると、より効果的です。ただし、受傷直後の急性期には使用を控え、必ず説明書をよく読んでから使いましょう。
アルニカという植物成分を含んだクリームも、打撲や内出血に効果があるとされています。ヨーロッパでは古くから使われてきたハーブで、炎症を抑えて治癒を早める働きがあると言われています。自然由来の成分なので、化学物質が気になる方にはおすすめです。
また、当院のような整体院や接骨院では、特殊な電気施術や超音波施術によって血行を促進し、内出血の吸収を早める施術を行っています。特に顔は繊細な部位ですから、プロの手による適切な施術を受けることで、安全かつ効果的に回復を早めることができます。
美容皮膚科などでは、血管にアプローチするレーザー施術であざを早く薄くする方法もあります。保険適用外のため費用はかかりますが、結婚式や大事な撮影など、どうしても早く治したい事情がある場合には検討する価値があります。
ただし、どんな施術にもリスクはありますから、信頼できる医療機関で十分にカウンセリングを受けてから決めることが大切です。安易に飛びつくのではなく、まずは基本的なケアをしっかりと行い、それでも間に合わない場合の最終手段として考えるのが賢明でしょう。
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どんなに頑張ってケアをしても、完全に消えるまでには数日から2週間程度かかることがあります。その間、外出や仕事で人と会わなければならない時は、メイクで上手にカバーすることも一つの方法です。あざの色によって使うべきコンシーラーの色が変わってくるので、そのポイントをお伝えします。
赤紫色のあざにはグリーン系のコントロールカラーを使うと、色味を打ち消すことができます。青あざには黄色やオレンジ系のコンシーラーが効果的です。その上からファンデーションを重ねることで、かなり目立たなくすることができます。
ただし、厚塗りになりすぎると逆に不自然になってしまうので、薄く何度も重ねるのがコツです。また、患部はデリケートになっているため、帰宅したらすぐにメイクを落として肌を休ませることも忘れないでください。スキンケアの際も優しく扱い、刺激を与えないように注意しましょう。
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ほとんどのあざは自然に治っていきますが、中には医療機関での検査が必要なケースもあります。特に注意が必要なのは、あざが異常に大きい場合や、時間が経っても全く改善しない場合です。骨折や脳震盪などの可能性も考えられるため、自己判断せずに必ず専門家に診てもらってください。
また、目の周りのあざで視力に異常を感じたり、激しい頭痛や吐き気を伴う場合は、すぐに救急外来を受診する必要があります。頭部の打撲は後から症状が出ることもあるため、軽く考えずに慎重に対応することが大切です。
頻繁にあざができやすい体質の方は、血液の病気や血管の脆弱性が隠れている可能性があります。内科や血液内科で検査を受けることをおすすめします。当院でも、体質的な問題から来る症状については、適切な医療機関をご紹介させていただいています。
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そもそもあざができにくい丈夫な血管を作ることも、長期的には大切な予防策です。先ほどお伝えしたビタミンCやビタミンKを日常的に摂取することで、血管壁が強化され、ちょっとした衝撃では内出血しにくい体になっていきます。
適度な運動も血管を鍛えるのに有効です。ウォーキングや軽いジョギング、ストレッチなどで全身の血行を良くすることで、血管の弾力性が保たれます。ただし、激しすぎる運動は逆に血管に負担をかけるので、自分の体力に合った無理のない範囲で続けることが重要です。
当院では体全体のバランスを整えることで、血流を改善し自然治癒力を高める施術を行っています。姿勢の歪みや筋肉の緊張が血流を妨げていることも多く、それらを解消することで体が本来持っている回復力を引き出すことができるのです。
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顔にあざができてしまった時は、受傷直後48時間は冷やして炎症を抑え、その後は温めて血行を促進することが基本になります。外からのケアだけでなく、栄養バランスの取れた食事や十分な睡眠によって体の内側から回復力を高めることも忘れないでください。
私自身も小児喘息で苦しんだ経験から、体の持つ自然治癒力の大切さを痛感しています。適切なケアをすれば体は必ず応えてくれますし、一見些細に思えるあざの改善も、その人の生活の質を大きく左右することがあります。大事な予定を控えている時こそ、焦らず正しい方法でケアをしていきましょう。
もし自分でのケアに不安を感じたり、なかなか改善しない場合は、一人で悩まずに専門家に相談してください。当院でも顔の打撲や内出血に対する施術や生活指導を行っていますので、いつでもお気軽にご連絡いただければと思います。あなたの笑顔が一日も早く取り戻せるよう、全力でサポートさせていただきます