
院長:高木お気軽にご相談ください!

院長:高木お気軽にご相談ください!
こんにちは、湘南カイロ茅ヶ崎整体院の高木です。最近、患者さんから「家でEMSを使っているんですけど、全然効いている気がしないんです」というご相談をいただくことが増えてきました。実はEMSは誰にでも同じように効果が出るわけではなく、体質や使い方によって大きな差が生まれるんですね。今日は整体の現場で多くの方の体を診てきた経験から、体の使い方とEMSの関係についてお話しさせていただきます。
EMSというのは電気刺激を使って筋肉を収縮させる機器のことで、貼るだけで筋トレができると話題になっていますよね。でも購入してみたものの期待したほどの変化を感じられず、押し入れにしまい込んでしまった方も多いのではないでしょうか。


EMSは確かに便利な機器ですが、体質によって効果の出方が全く違います。自分がどのタイプなのかを知ることで、使い方も変わってくるんです
EMSの効果を左右する最も大きな要因は、実は皮下脂肪の厚さなんです。電気刺激は体の表面から筋肉に届けられるのですが、その間に脂肪層が厚いとどうしても電気が筋肉まで届きにくくなってしまいます。当院でも体組成計を使って患者さんの体脂肪率を測定していますが、体脂肪率が30%を超えている方はEMSの効果を実感しにくい傾向があります。
もう一つ見落とされがちなのが、体内の水分量です。人間の体は約60%が水分でできていて、電気はこの水分を通って伝わっていきます。普段からあまり水を飲まない方や、慢性的に脱水気味の方は電気の通りが悪くなるため、同じ強度で使用しても筋肉への刺激が弱くなってしまうんですね。
さらに筋肉量そのものも関係してきます。もともと筋肉が少ない方の場合、EMSで刺激できる筋繊維自体が少ないため、目に見える変化が出にくいという現実があります。逆に言えば、ある程度の筋肉がある方のほうが効果を実感しやすいということになります。
#EMS効果 #個人差 #体脂肪率 #筋肉量 #電気刺激
私の施術経験から見ると、EMSで効果を実感しやすい方にはいくつかの共通点があります。まず体脂肪率が比較的低めで、男性なら20%以下、女性なら25%以下の方は電気刺激が筋肉まで届きやすいです。お腹周りをつまんだ時に皮下脂肪が1センチ以下であれば、EMSの効果を得られる可能性が高いと言えます。
また日頃から何らかの運動習慣がある方、例えばウォーキングやストレッチを週に2〜3回でもやっている方は、筋肉が電気刺激に反応しやすい状態になっています。運動後の疲労回復としてEMSを使う方法も効果的で、実際にアスリートの中にもリカバリー目的で使用している方が多いんですよ。
水分をしっかり摂る習慣がある方も効果を感じやすいです。一日に1.5リットル以上の水分を摂取していると、体内の電解質バランスが整って電気の通りが良くなります。施術の際にも患者さんに水分摂取の大切さをお伝えしていますが、これはEMSを使う場合にも当てはまります。
そして意外かもしれませんが、EMSを正しい位置に装着できているかどうかも重要です。筋肉の走行に沿って適切な場所に貼ることで、刺激が効率的に伝わります。説明書をよく読まずに何となく貼ってしまっている方も多いのですが、それでは本来の効果は得られません。
#効果的な使用 #適切な体脂肪率 #運動習慣 #水分摂取 #正しい装着
では体脂肪率が高めだったり運動習慣がない方は、EMSを諦めるしかないのでしょうか。いいえ、そんなことはありません。使い方を工夫することで効果を引き出すことは十分可能です。
まず優先すべきなのは、EMSと有酸素運動を組み合わせることです。例えばEMSを装着した状態で20分程度のウォーキングをすると、筋肉への血流が増えて電気刺激の効果が高まります。じっと座ったまま使用するよりも、体を動かしながら使ったほうが筋収縮が強くなるんですね。
強度設定も見直してみましょう。最初から高い強度で使用すると筋肉が緊張して逆効果になることがあります。ピリピリとした感覚があって、筋肉がしっかり動いているのが分かる程度の強度が適切です。痛みを感じるほど強くする必要はありません。
使用前に軽いストレッチやマッサージで筋肉をほぐしておくのも効果的です。筋肉が硬くなっていると電気刺激が伝わりにくいので、柔軟性を高めてから使用することをおすすめします。当院でも施術の前後でEMSを使用することがありますが、体をほぐした後のほうが明らかに反応が良いです。
そして何より大切なのは継続することです。EMSは使ってすぐに劇的な変化が出るものではありません。最低でも2週間から1ヶ月は毎日使い続けて、初めて変化を実感できるようになります。3日坊主で終わってしまっては、どんなに高性能な機器でも効果は出ませんからね。
#対策方法 #有酸素運動併用 #適切な強度 #継続的使用 #事前準備
私が患者さんにEMSについて聞かれた時、必ずお伝えしているのは「EMSは魔法の機器ではない」ということです。貼っているだけで理想の体型になれるわけではなく、あくまでも運動や食事管理と組み合わせて使う補助的なツールだと考えていただきたいんです。
実際に当院では施術後のメンテナンスとしてEMSを取り入れることがあります。施術で関節の動きを改善したり筋肉のバランスを整えた後、その状態を維持するためにEMSで筋肉を刺激するんですね。こうすることで施術効果が長持ちしますし、患者さん自身も体の変化を実感しやすくなります。
特に筋力低下が原因で体の不調を抱えている方には、EMSと運動療法を組み合わせた指導をしています。例えば腰痛の方なら体幹の筋肉をEMSで刺激しながら、正しい姿勢を保つ練習をしていただきます。ただ貼っているだけよりも、意識的に体を使うことで神経と筋肉のつながりが強化されるんです。
また家庭用のEMSと業務用の機器では出力が全く違います。整骨院や整体院で使用している業務用機器は、家庭用の何倍もの出力があるため効果も出やすいです。もし家庭用で効果を感じられない場合は、一度専門機関で業務用EMSを体験してみるのも良いかもしれません。
#整体的視点 #補助ツール #施術との併用 #運動療法 #業務用との違い
EMSの効果を高めるために最も重要なのは、実は体質そのものを改善することなんです。私自身、幼い頃に小児喘息で苦しんだ経験から、体質改善の大切さを身をもって知っています。父のカイロプラクティックで体質が変わり、医師に治らないと言われた喘息が改善した時、体の根本から変えることの重要性を実感しました。
EMSで効果が出ないと悩んでいる方の多くは、実は姿勢の問題や自律神経の乱れ、栄養バランスの偏りなど、体の根本的な部分に課題を抱えていることが多いんです。これらを整えることで筋肉の質が変わり、EMSへの反応も良くなっていきます。
当院では問診や検査を通じて、なぜその方の体が本来の機能を発揮できていないのかを探っていきます。そしてカイロプラクティックや鍼灸の技術を使って体のバランスを整え、さらに食事や生活習慣のアドバイスをすることで、根本から体質を改善していくお手伝いをしています。
EMSも同じで、ただ機器を使うだけでなく、なぜ自分の体に効果が出ないのかという原因を理解することが大切です。もし体脂肪率が高いのであれば食事を見直す必要がありますし、筋肉量が少ないのであれば軽い運動から始める必要があります。
#体質改善 #根本的解決 #カイロプラクティック #生活習慣改善 #総合的アプローチ
EMSを使っても思うような効果が得られず悩んでいる方、あるいはこれから購入を検討している方は、ぜひ一度自分の体の状態を知ることから始めてみてください。体脂肪率や筋肉量、姿勢のバランスなど、プロの目で見ることで新しい発見があるかもしれません。
私が治療家になったのは、西洋医学だけでは改善できない症状で困っている方の力になりたいという想いからです。EMSも使い方次第で素晴らしいツールになりますが、それが全てではありません。あなたの体に本当に必要なものは何なのか、一緒に考えていきましょう。
当院では初回に詳しい検査を行い、体の状態を数値化してお伝えしています。どうして効果が出ないのか、どうすれば改善できるのか、具体的な答えが見つかるはずです。一人で試行錯誤するよりも、専門家に相談することで遠回りせずに目標に近づけますよ。体のことで気になることがあれば、いつでもお気軽にご相談くださいね。