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ドケルバン病の症状チェックと自宅でできる改善法

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こんにちは、湘南カイロ茅ヶ崎整体院の高木聖司です。最近、手首の親指側に痛みを感じて気になっていませんか。スマホを持つとき、赤ちゃんを抱っこするとき、ペットボトルの蓋を開けるときなど、何気ない動作で手首にズキッと痛みが走るようになったら、それはドケルバン病かもしれません。

当院には毎月たくさんの方が手首の痛みで来院されますが、その中でも特に多いのがこの症状なんです。産後のお母さんや更年期の女性、デスクワークをされている方に特に多く見られます。放置してしまうと日常生活に支障をきたすこともあるため、早めの対処が大切になってきます。

院長:高木

手首の痛みは我慢せず、適切なケアで早期改善を目指しましょう

目次

ドケルバン病とは何か

ドケルバン病は、手首の親指側にある腱鞘という部分が炎症を起こす狭窄性腱鞘炎の一種です。親指を動かすための2本の腱が通るトンネルのような構造が狭くなり、腱がスムーズに動かなくなることで痛みが発生します。正式名称は「狭窄性腱鞘炎」と言いますが、この病気を初めて報告したスイスの外科医フリッツ・ド・ケルヴァンの名前から「ドケルバン病」と呼ばれているんですね。

手首の親指側には短母指伸筋腱と長母指外転筋腱という2本の腱が通っており、これらの腱は腱鞘というトンネルのような組織に覆われています。親指を頻繁に使う動作を繰り返すと、腱と腱鞘の間で摩擦が起こり、やがて炎症が生じます。炎症が続くと腱鞘が厚く硬くなり、腱の動きがさらに悪くなるという悪循環に陥ってしまうのです。

この病気の特徴は、親指を使う動作や手首をひねる動作で痛みが強くなることです。初期段階では軽い違和感程度ですが、進行すると何もしていなくても痛みを感じるようになり、睡眠の妨げになることもあります。

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どんな症状が現れるのか

ドケルバン病の症状は段階的に進行していくことが多いです。最初は親指を動かしたときや手首をひねったときに軽い痛みを感じる程度ですが、放置すると徐々に症状が悪化していきます。当院に来院される方の多くは、数週間から数ヶ月かけて痛みが強くなってきたとおっしゃいます。

初期症状としては、手首の親指側に違和感や軽い痛みを感じることから始まります。ペットボトルの蓋を開ける、タオルを絞る、ドアノブを回すといった日常動作で痛みが走るようになります。親指を広げたり手首を小指側に曲げたりすると、特に痛みが強くなるのが特徴的ですね。

症状が進行すると、手首の親指側が腫れてきて、押すと痛みを感じるようになります。朝起きたときに手がこわばる感覚があったり、何もしていなくてもズキズキと痛んだりすることもあるんです。さらに悪化すると、親指や手首を動かすたびに痛みが走り、握力が低下して物を持つことさえ困難になってしまいます。

痛みの場所は手首の親指側の突起部分である橈骨茎状突起の周辺で、そこを押すと強い圧痛を感じます。セルフチェックの方法として、親指を内側に握り込んで手首を小指側に曲げるフィンケルシュタインテストという検査法があり、このテストで強い痛みが出る場合はドケルバン病の可能性が高いと考えられます。

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なぜドケルバン病になってしまうのか

手の使いすぎが主な原因

ドケルバン病の最大の原因は、親指と手首の使いすぎです。現代社会ではスマートフォンやパソコンの操作で親指を頻繁に使うため、若い世代でも発症する方が増えています。特にスマホを片手で持って親指でスクロールやタイピングをする動作は、手首に大きな負担をかけてしまうんですね。

美容師さんやネイリストさん、料理人さんなど手を使う職業の方も発症しやすい傾向にあります。ハサミを使う動作、包丁を使う動作、細かい作業を繰り返す動作などは、知らず知らずのうちに手首に負担を蓄積させています。また、テニスやゴルフなどのスポーツで手首をひねる動作を繰り返すことも原因になります。

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ホルモンバランスの変化も関係する

実は女性ホルモンもドケルバン病と深い関係があります。妊娠中や産後、更年期の女性に多く見られるのは、エストロゲンというホルモンの変化が腱や腱鞘に影響を与えるためです。エストロゲンには腱や靭帯をしなやかに保つ働きがあり、このホルモンが急激に減少すると組織が硬くなりやすくなってしまいます。

産後のお母さんの場合、赤ちゃんの抱っこや授乳で手首を酷使することに加えて、ホルモンバランスの変化も重なるため、特に発症しやすくなるんです。生後3ヶ月から6ヶ月くらいの赤ちゃんのお世話をしている時期に痛みを訴える方が本当に多いですね。赤ちゃんの頭を支える動作や、抱き上げる動作で親指に負担がかかり続けることが直接的な原因になります。

更年期の女性も同様に、エストロゲンの分泌が減少することで腱鞘炎を起こしやすくなります。40代後半から50代の女性が手首や指の痛みを訴えるケースは非常に多く、ドケルバン病以外にもばね指などの腱鞘炎を併発することもあります。

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自分でできるセルフチェック方法

ドケルバン病かどうかを自分で確認できる簡単な方法があります。フィンケルシュタインテストという検査法で、医療機関でも使われる信頼性の高いチェック方法です。やり方は簡単で、まず親指を内側に曲げて残りの4本の指で親指を包み込むように握ります。その状態で手首を小指側にゆっくりと曲げてみてください。

このとき手首の親指側に強い痛みが走る場合は、ドケルバン病の可能性が高いと考えられます。痛みの程度は個人差がありますが、我慢できないほどの痛みを感じる方もいれば、違和感程度の方もいます。ただし、このテストだけで確定できるわけではありませんので、心配な場合は専門家に相談することをおすすめします。

また、手首の親指側を押してみて圧痛があるか、腫れているかどうかも重要なチェックポイントです。健康な反対側の手首と比べてみると、違いがよくわかります。動作時の痛みだけでなく、安静時にもズキズキと痛むようであれば、炎症がかなり進んでいる可能性があるため、早めの対処が必要になってきます。

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整体院でできる改善アプローチ

体全体のバランスを整える

当院では、手首だけを見るのではなく体全体のバランスを確認させていただきます。実は手首の痛みの根本原因が、肩や首、背骨の歪みにあることも少なくないんです。猫背や巻き肩の姿勢が続くと肩甲骨の動きが悪くなり、その代償として手首に負担がかかってしまいます。

カイロプラクティックの手技を使って、背骨や骨盤の歪みを調整していきます。姿勢が改善されることで、腕や手首にかかる負担が軽減され、自然と痛みが和らいでいくケースが多いです。また、首や肩周りの筋肉の緊張をほぐすことで、腕への血流が改善され、炎症の回復を促進することができます。

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手首周辺の筋肉と関節の調整

手首や前腕の筋肉が硬くなっていると、腱への負担が増えてしまいます。当院では前腕の筋肉をていねいにほぐし、手首の関節の動きを改善する施術を行います。痛みのある部分だけでなく、肘や肩の関節も含めて総合的にアプローチすることが大切なんですね。

手首周辺の循環を良くすることで、炎症物質の排出を促し、自然改善力を高めていきます。無理な力を加えることなく、体が本来持っている回復力を引き出すような施術を心がけています。施術後は手首が軽くなった、動かしやすくなったという感想をよくいただきますよ。

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自宅でできる対処法とケア

安静と固定が基本

痛みが強い時期は、できるだけ手首を安静に保つことが重要です。サポーターやテーピングで手首を固定することで、患部への負担を減らすことができます。特に就寝中は無意識に手首を曲げてしまうことがあるため、夜間だけでもサポーターを着用することをおすすめしています。

ただし、固定しすぎると関節が硬くなってしまうため、痛みが落ち着いてきたら少しずつ動かしていくことも大切です。動かす際は無理をせず、痛みの出ない範囲で行うようにしてください。また、痛みを引き起こす動作を特定して、その動作を避けるように工夫することも効果的ですね。

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アイシングと温熱療法の使い分け

急性期で腫れや熱感がある場合は、アイシングが効果的です。保冷剤をタオルで包んで1回15分程度、1日に数回冷やすことで炎症を抑えることができます。冷やしすぎは逆効果になるため、冷やした後は少し時間をおいてから再度冷やすようにしてください。

炎症が落ち着いてきたら、今度は温めることで血流を促進し、回復を早めることができます。お風呂でゆっくり温まったり、温湿布を使ったりするのも良いでしょう。ただし、温めて痛みが強くなる場合は炎症がまだ残っている証拠なので、その場合は無理に温めないようにしましょう。

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ストレッチで予防する

症状が改善してきたら、再発予防のためのストレッチを取り入れていきましょう。手首や指のストレッチは、腱の柔軟性を保ち、腱鞘炎の予防に効果的です。腕を前に伸ばして、反対の手で指先を体側に引き寄せるストレッチや、手首をゆっくり回す運動などが有効ですね。

前腕の筋肉をほぐすことも大切です。肘から手首にかけての筋肉を、反対の手で優しくもみほぐしてあげてください。毎日続けることで、手首への負担を減らし、再発のリスクを下げることができます。ストレッチは痛みのない範囲で、無理なく続けることがポイントです。

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日常生活で気をつけるポイント

スマホやパソコンの使い方を見直す

スマホを使うときは、できるだけ両手で持つようにして親指への負担を分散させましょう。片手で長時間操作すると、親指と手首に集中的に負担がかかってしまいます。また、スマホを目の高さに近づけることで、首や肩への負担も軽減できるため一石二鳥ですね。

パソコン作業では、キーボードとマウスの位置を適切に設定することが大切です。手首が不自然に曲がった状態で作業を続けると、腱鞘炎のリスクが高まります。リストレストを使って手首を自然な角度に保つことや、1時間に一度は休憩を取って手首を動かすことを習慣にしてみてください。

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育児中のお母さんへのアドバイス

赤ちゃんを抱っこするときは、できるだけ手首だけでなく腕全体で支えるように意識してみてください。親指を広げて手のひらで頭を支えるより、腕全体で体を支える方が手首への負担が少なくなります。授乳クッションを使うことで、腕と手首への負担を軽減することもできますよ。

家族に協力してもらうことも大切です。痛みがあるときは無理せず、パートナーや家族に抱っこを代わってもらいましょう。育児は長期戦なので、無理をして症状を悪化させてしまうより、早めに改善させる方が結果的に赤ちゃんのためにもなります。

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病院での一般的なアプローチ

整形外科では、まず触診とフィンケルシュタインテストで診断が行われます。必要に応じてレントゲンやMRI検査で他の疾患との鑑別が行われることもあります。保存的な方法としては、安静指示やシーネ固定、消炎鎮痛剤の処方が一般的ですね。

症状が強い場合は、ステロイド注射が選択されることがあります。炎症を抑える効果が高く、多くの場合で痛みの軽減が期待できます。ただし、何度も繰り返し注射すると腱が弱くなる可能性があるため、回数には注意が必要です。

保存的な方法で改善が見られない場合や、日常生活に大きな支障がある場合は、手術が検討されることもあります。腱鞘を切開して腱の通り道を広げる手術で、比較的短時間で終わり、日帰りで行えることが多いです。術後は数週間のリハビリ期間が必要になります。

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改善までの期間と経過

ドケルバン病の改善期間は、症状の程度や対処の開始時期によって大きく異なります。早期に適切な対処を始めれば、数週間から1ヶ月程度で痛みが軽減するケースが多いです。ただし、完全に炎症が治まるまでには2ヶ月から3ヶ月程度かかることもあります。

放置して慢性化してしまうと、改善に時間がかかってしまいます。腱鞘が厚く硬くなってしまうと、保存的な方法だけでは改善が難しくなることもあるんです。だからこそ、早めの対処が本当に大切になってくるんですね。

改善の過程では、良くなったり悪くなったりを繰り返すこともあります。調子が良くなったからといって急に手を使いすぎると、また悪化してしまうことがあるため、徐々に負荷を増やしていくことが重要です。焦らず、じっくりと向き合っていく姿勢が大切ですね。

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まとめ:一人で悩まず早めの相談を

ドケルバン病は、適切な対処をすれば改善が期待できる症状です。手首の痛みを我慢し続けると、日常生活の質が低下してしまうだけでなく、症状の慢性化につながってしまいます。早めに対処することで、回復も早く、再発のリスクも減らすことができるんですね。

当院では、手首の痛みだけでなく、その根本原因となっている姿勢や体のバランスも含めて総合的にアプローチしています。痛みの原因は一人ひとり異なるため、その方に合った施術とアドバイスを提供することを心がけています。産後のお母さんも、デスクワークで手首が痛い方も、更年期の症状で悩んでいる方も、どうぞお気軽にご相談ください。

手首の痛みは「そのうち良くなるだろう」と放置されがちですが、早期に適切なケアを始めることで、改善までの時間を大幅に短縮できます。一人で悩まず、専門家の力を借りることも選択肢の一つとして考えてみてくださいね。あなたの手首の痛みが一日も早く改善することを、心から願っています。


院長:高木

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