
院長:高木お気軽にご相談ください!

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こんにちは、湘南カイロ茅ヶ崎整体院の高木です。最近、在宅ワークが増えて椅子に座る時間が長くなった方から、お尻や腰の痛みについてのご相談が本当に増えています。
デスクワークで長時間座っていると、お尻が痛くなったり腰が重くなったりしますよね。そんな時、多くの方が腰痛対策として椅子に敷く低反発のクッションを探されるのではないでしょうか。ネットで調べるとたくさんの商品が出てきて、どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。


クッションを買う前に、なぜお尻や腰が痛くなるのか、その原因を知ることが大切です
実は当院に来られる患者さんの中にも、良いと言われるクッションをいくつも試したけれど結局痛みが改善しなかったという方がたくさんいらっしゃいます。今日はカイロプラクターとして、なぜクッションだけでは根本的な解決にならないのか、そして本当に必要な対策は何なのかをお話しさせていただきますね。
デスクワークで椅子に長時間座っていると、お尻や腰が痛くなってしまう理由は、クッションの問題だけではありません。実は座り方や姿勢、そして体の使い方そのものに原因があることがほとんどなんです。
人間の体は本来、長時間同じ姿勢でいることを想定して作られていません。狩猟採集時代から考えれば、私たちの祖先は一日中動き回っていたわけですから、現代のように8時間も10時間も椅子に座り続けるという生活様式は、体にとってはかなり不自然な状態なんですね。座っている時、上半身の重さは全て骨盤と腰椎に集中してしまいます。特に悪い姿勢で座っていると、本来分散されるべき体重が一部分に集中し、その部分の筋肉や関節に過度な負担がかかってしまうのです。
多くの方が気づいていないのですが、座っている時の姿勢は立っている時よりも腰への負担が大きいんです。立っている時を100とすると、座っている時は約140、さらに前かがみになると185にもなるという研究データがあります。つまり椅子に座ってパソコン作業をしている時、あなたの腰には立っている時の2倍近い負担がかかっているということです。
長時間座ることで骨盤が後ろに傾いた状態が続くと、骨盤周りの筋肉が固まってしまい、正しい姿勢を保つことが難しくなります。この骨盤の歪みこそが、お尻や腰の痛みの大きな原因の一つです。骨盤が歪むと連動して背骨全体のバランスも崩れ、首や肩のこりにもつながっていきます。
当院で姿勢検査を受けられた方の多くが、自分では真っすぐ座っているつもりでも、実際には骨盤が大きく傾いていたり、左右どちらかに体重が偏っていたりすることに驚かれます。こうした体の歪みは、自分ではなかなか気づけないものなんですよね。
では、椅子用の低反発クッションは全く意味がないのかというと、そうではありません。適切なクッションを選ぶことで、座面の硬さによる不快感を軽減したり、お尻にかかる圧力を分散させたりする効果は確かにあります。特に座面が硬い椅子を使っている方や、痩せ型で坐骨が当たって痛いという方には、一定の効果が期待できるでしょう。
低反発素材は体の形に合わせて沈み込むため、接触面積が広がって体圧が分散されます。これにより一点に集中していた圧力が分散され、お尻の痛みが軽減されることがあります。また適度な厚みのあるクッションを使うことで、椅子の座面と体との間に緩衝材ができ、長時間座っていても疲れにくくなる効果もあります。
ただしここで知っておいていただきたいのは、クッションはあくまでも対症療法であって根本的な解決にはならないということです。どんなに高価で高機能なクッションを使っても、姿勢が悪ければ腰への負担は減りませんし、骨盤の歪みが改善されるわけでもありません。
実際に当院に来られる患者さんの中には、何種類もクッションを買い替えたけれど結局痛みが改善しなかったという方が少なくありません。最初は楽になった気がしても、しばらくすると
また同じように痛くなってしまう。そんな経験をされた方も多いのではないでしょうか。これは痛みの根本原因である骨盤の歪みや筋肉の緊張、体の使い方のクセが改善されていないためなんです。
クッションは痛みを一時的に和らげることはできても、体の構造的な問題を解決することはできません。例えるなら、水漏れしている家にバケツを置いて水を受けているようなもので、本当に必要なのは水漏れの原因を見つけて修理することなんですね。
では座り仕事での腰痛やお尻の痛みを根本的に改善するには、どうすればいいのでしょうか。答えはシンプルで、体の歪みを整えて正しい姿勢で座れる体を作ることです。
当院では初回の検査で姿勢分析を行い、骨盤がどのように歪んでいるのか、どの筋肉が緊張しているのかを詳しく調べます。そして歪みの原因を特定した上で、カイロプラクティックの施術によって骨格を整えていきます。骨格が整うと体重が均等に分散されるようになり、座っている時の負担が大幅に軽減されるんです。
さらに当院ではロシアで開発された最先端の検査機器メタトロンを使って、神経の乱れや体質、ストレスの状態なども調べています。実は腰痛の原因は骨格の歪みだけでなく、内臓の疲労やストレスによる自律神経の乱れが関係していることも多いんですね。そうした多角的な視点から原因を見つけ出し、一人ひとりに合わせた施術プランを提案させていただいています。
施術で体を整えることと同じくらい大切なのが、日常生活での体の使い方を見直すことです。せっかく施術で体を整えても、また同じ座り方や姿勢を続けていたら、すぐに元に戻ってしまいますよね。
当院では施術と併せて、正しい座り方や椅子の高さの調整方法、デスクワーク中にできる簡単なストレッチなど、日常生活で気をつけていただきたいポイントもしっかりとアドバイスさせていただいています。こうした生活習慣の改善と施術を組み合わせることで、痛みが出にくい体づくりができるんです。
とはいえ、すぐに当院に来られない方や、施術と併用してクッションも使いたいという方もいらっしゃると思います。そこで椅子用のクッションを選ぶ際に押さえておきたいポイントをいくつかお伝えしますね。
まず大切なのは、低反発だから良い、高反発だから良いということではなく、自分の体型や症状に合ったものを選ぶことです。一般的に体重が軽い方や痩せ型の方は低反発が、体重が重めの方や腰痛がある方は高反発が合いやすいと言われています。ただしこれも個人差がありますので、可能であれば実際に試してから購入することをおすすめします。
また長時間座る場合は、どんなに良いクッションを使っていても、1時間に一度は立ち上がって軽く体を動かすことが大切です。同じ姿勢を続けることが体への最大の負担になりますから、こまめに姿勢を変えたり立ち上がったりすることを意識してくださいね。
椅子に座った時のお尻や腰の痛みは、多くの方が抱えているお悩みです。低反発のクッションを使うことで一時的に楽になることはありますが、それだけでは根本的な解決にはなりません。大切なのは痛みの原因である骨盤の歪みや姿勢の問題を改善し、正しく座れる体を作ることなんです。
私自身、小児喘息で苦しんだ経験から、体の不調がどれほど日常生活に影響を与えるかよくわかります。座っているだけで痛みが出るというのは、仕事にも集中できませんし、本当につらいですよね。でも諦めないでください。適切な施術と生活習慣の改善で、多くの方が痛みから解放されています。
クッションを何個も買い替える前に、ぜひ一度ご自身の体の状態をしっかりと検査してみませんか。当院では初回の検査で骨盤の歪みや姿勢の問題を詳しく分析し、あなたに合った改善プランをご提案させていただきます。一人で悩まず、いつでもお気軽にご相談くださいね。

