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風邪後も咳が止まらない…それ咳過敏症かも?原因と対処法を解説

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こんにちは、湘南カイロ茅ヶ崎整体院の高木聖司です。風邪を引いた後、咳だけがいつまでも続いていませんか?市販の咳止め薬を飲んでも効果がなく、会議中や電車の中で咳が止まらなくて困っている方も多いのではないでしょうか。

実はその長引く咳、もしかすると咳過敏症という状態かもしれません。咳過敏症は最近注目されている状態で、通常の風邪とは異なるメカニズムで咳が続くため、一般的な咳止めでは改善しにくいという特徴があります。

院長:高木

私自身も小児喘息で苦しんだ経験があるので、咳が止まらない辛さは本当によくわかります

目次

咳過敏症とはどんな状態なのか

咳過敏症は、咳を引き起こす神経が過敏になっている状態のことを指します。通常であれば反応しないような刺激に対しても、咳の神経が過剰に反応してしまうのです。タバコの煙や香水の匂い、冷たい空気や会話中の刺激などで咳き込んでしまうのが特徴的です。

この状態は医学的には「咳過敏症候群(CHS)」とも呼ばれ、慢性的に続く咳の原因として近年重要視されるようになってきました。風邪が治った後も3週間以上咳だけが残っている場合、この咳過敏症の可能性が高いと考えられています。喉にイガイガ感があったり、何かが引っかかっているような違和感を伴うことも多く見られます。

咳過敏症の主な症状

咳過敏症になると日常生活のさまざまな場面で咳が出やすくなります。朝起きた時の冷たい空気を吸い込んだ瞬間、職場で同僚の香水の香りを嗅いだ時、会話をしている最中など、健康な時には何ともなかった刺激で咳き込んでしまうのです。特に笑った時や深呼吸をした時に咳が止まらなくなることもあります。

夜間に咳が悪化して眠れなくなる方も少なくありません。横になると咳が出やすくなり、睡眠不足から体力が低下してさらに症状が長引くという悪循環に陥ることもあります。また、人前で突然咳き込むことへの不安から、外出を控えるようになったり会議への参加を躊躇したりするなど、精神的なストレスも大きな問題となっています。

咳喘息や他の病気との違い

咳過敏症と混同されやすいのが咳喘息です。咳喘息は気管支に炎症が起きて咳が出る状態で、放置すると本格的な気管支喘息に進行する可能性があります。一方、咳過敏症は神経の過敏性が主な原因で、気管支の炎症は必ずしも伴いません。

アトピー咳嗽という状態もあり、これはアレルギー体質の方に多く見られる咳です。喉のイガイガ感が強く、抗アレルギー薬が効きやすいという特徴があります。また、逆流性食道炎による咳も長引く咳の原因として知られており、胃酸が逆流して喉を刺激することで咳が出ます。このように長引く咳にはさまざまな原因があるため、適切な見極めが重要になってきます。

咳過敏症になる原因とメカニズム

咳過敏症が起こる背景には、咳を感じる神経の感受性が高まっているという問題があります。風邪やインフルエンザなどの感染症の後、気道の粘膜がダメージを受けると、そこにある咳受容体という神経センサーが過敏になってしまうのです。

通常は異物や刺激物から体を守るための防御反応である咳ですが、この神経が過敏になると、わずかな刺激でも咳のスイッチが入ってしまいます。P2X3受容体という特定の神経受容体が関与していることが研究で明らかになっており、この受容体を標的とした新しい薬も開発されています。

咳が長引きやすい人の特徴

もともと気道が敏感な体質の方や、アレルギー体質の方は咳過敏症になりやすい傾向があります。花粉症やアトピー性皮膚炎の既往がある方、家族に喘息患者がいる方などは注意が必要です。

また、喫煙習慣のある方や受動喫煙の環境にいる方も、気道粘膜が常に刺激を受けているため咳が長引きやすくなります。職業的に化学物質や粉塵にさらされる機会が多い方、教師や営業職など声を使う仕事をしている方も、気道に負担がかかりやすいため注意が必要です。ストレスが強い生活を送っている方も、自律神経のバランスが乱れることで咳が出やすくなることがあります。

病院での検査と一般的な対応

咳が3週間以上続く場合は、呼吸器内科やアレルギー科の受診が推奨されます。来院すると、まず問診で咳の性状や持続期間、悪化する状況などが詳しく聞かれます。聴診器で呼吸音を確認し、必要に応じて胸部レントゲン検査や呼吸機能検査が行われることもあります。

咳喘息との鑑別のために、気道過敏性の検査が実施されることもあります。また、アレルギー性の咳が疑われる場合は血液検査でアレルギー反応を調べたり、副鼻腔炎が原因の後鼻漏による咳の可能性があれば耳鼻科的な検査も必要になってきます。

処方される薬と効果

咳過敏症と判断された場合、気管支拡張薬や抗ヒスタミン薬が処方されることが多いです。咳喘息の要素が強い場合は、吸入ステロイド薬が使用されます。これらの薬は気道の炎症を抑えて咳を軽減する効果があります。

最近では咳過敏症に特化した新しい薬として、P2X3受容体拮抗薬という薬が登場しています。これは過敏になった咳神経の働きを直接抑える薬で、従来の咳止めが効かなかった方にも効果が期待できます。ただし、どの薬が適しているかは症状や原因によって異なるため、医療機関での適切な見極めが重要です。

自分でできる咳を和らげる工夫

咳過敏症の改善には、日常生活での工夫も大切です。まず室内の湿度管理を心がけてください。空気が乾燥すると気道粘膜が刺激されやすくなるため、加湿器を使用して湿度を50〜60%程度に保つとよいでしょう。

刺激物を避けることも重要です。タバコの煙はもちろん、強い香水や芳香剤、揮発性の化学物質なども咳を誘発します。掃除をする時はマスクを着用し、換気をしながら行うことで吸い込む刺激を減らせます。また、冷たい空気を急に吸い込むと咳が出やすいので、外出時はマスクやマフラーで口元を覆い、温かい空気を吸うようにすると効果的です。

食事と生活習慣の見直し

食事面では、刺激の強い辛い食べ物や熱すぎる飲み物は避けた方がよいでしょう。喉を潤すために水分をこまめに摂取することも大切で、常温の水や温かいお茶がおすすめです。はちみつには喉を保護する作用があるため、寝る前に少量なめるのも効果的です。

睡眠不足やストレスは免疫力を低下させ、症状を長引かせる原因になります。十分な睡眠時間を確保し、適度な運動で体力を維持することも大切です。ただし、激しい運動は咳を誘発することがあるので、ウォーキングなど軽めの運動から始めるとよいでしょう。

整体的アプローチで体質から改善する

当院では咳過敏症に対して、体全体のバランスを整えることで根本的な改善を目指しています。私自身が小児喘息を父の施術で克服した経験から、呼吸器系の不調には自律神経や姿勢、内臓機能が深く関わっていることを実感しています。

咳が長引いている方を検査すると、必ずと言っていいほど呼吸に関わる筋肉の緊張や背骨の歪みが見られます。特に首や背中の上部が硬くなっていると、呼吸が浅くなり気道への負担が増えてしまいます。また、自律神経のバランスが乱れていると、気道の過敏性が高まりやすくなるのです。

自律神経を整えて気道の過敏性を軽減

当院では最先端の検査機器メタトロンを使用して、自律神経の状態や体質、栄養バランスなどを詳しく調べます。咳過敏症の方の多くは自律神経のバランスに問題が見られることが多いのです。

施術では、背骨や骨盤の歪みを調整し、呼吸に関わる筋肉の緊張を緩めていきます。横隔膜の動きを改善することで呼吸が深くなり、気道への負担が軽減されます。また、首や肩周りの調整により自律神経の働きが整い、気道の過敏性が落ち着いてくることも多く見られます。

さらに当院では、東洋医学の知識も取り入れて体質改善のアドバイスを行っています。個々の体質に合わせた食事指導や生活習慣の見直しを提案することで、薬に頼らずに症状を改善していくサポートをしています。

メタトロンの検査結果から、あなたに本当に必要な栄養素や避けるべき食材もわかるので、より効果的な体質改善が可能になります。

長引く咳は一人で悩まず相談を

咳が3週間以上続いている場合は、咳過敏症の可能性を考えて適切な対応を取ることが大切です。市販の咳止め薬が効かないからといって諦める必要はありません。原因をしっかり見極めて、その原因に合わせた対応をすれば改善できる可能性は十分にあります。

病院での施術を受けながらも症状が改善しない方、薬以外の方法で体質から改善したい方は、ぜひ当院にご相談ください。私たちは検査を重視し、あなたの体が本当に必要としている施術を提供します。

咳が止まらない辛さは、生活の質を大きく低下させます。その苦しみから一日でも早く解放されるよう、全力でサポートさせていただきます。長引く咳で困っている方は、一人で悩まずにいつでもお気軽にご相談ください。


院長:高木

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