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足の裏が痛いのは糖尿病?痛風?それぞれの症状と対処法を詳しく紹介

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目次

糖尿病と痛風で足の裏が痛む理由とメカニズム

足の裏に痛みがある場合、糖尿病や痛風といった生活習慣病が関わっているかもしれません。それぞれ痛みの起こり方には大きな違いがあります。

糖尿病による足の痛みの原因

糖尿病で足が痛くなる主な原因は、糖尿病性ニューロパチーと呼ばれる神経障害にあります。慢性的に血糖値が高い状態が続くと、全身の末梢神経が徐々にダメージを受けていくためです。

高血糖は神経細胞や周辺の毛細血管を傷つけ、神経への酸素や栄養供給を妨げてしまいます。初期段階では足先のしびれ感やチクチクする違和感から始まり、進行すると足の裏全体に広がる痛みや感覚の低下が起こることもあるでしょう。

痛風による足の痛みの原因

一方、痛風の痛みは尿酸塩結晶が引き起こします。血液中の尿酸値が上がりすぎて高尿酸血症になると、尿酸塩が溶けきれず関節内に結晶として沈着していきます。

その結晶がストレスや尿酸値の急な変動により剥がれ落ちると、白血球が異物として処理しようと働き、激しい炎症反応を起こすのです。足の親指の付け根に発症しやすく、突然の激痛と腫れが特徴的な症状となります

糖尿病と痛風の併発リスク

糖尿病と痛風は共に生活習慣病であり、運動不足や肥満、ストレス、過食といった似た原因で発症するため併発しやすい関係にあります。実際、痛風の方のうち20〜50%程度が耐糖能異常を有していると報告されています。

どちらも放置すると深刻な合併症につながる可能性があるため、早めの対処が求められるでしょう。

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糖尿病と痛風の症状の違いと見分け方

足の裏が痛むとき、それが糖尿病によるものか痛風によるものかで対応が変わってきます。症状の出方には明確な違いがあります。

糖尿病による足の症状

糖尿病で起こる足の症状は、左右対称に現れるのが大きな特徴です。足先や足の裏がジンジンする感覚から始まり、砂利の上を歩いているような違和感やピリピリとしたしびれが両足に広がっていきます。

痛みの性質としては、じわじわと続く慢性的なもので、特に夜間や安静時に強くなる傾向があります。進行すると感覚が鈍くなり、足の裏に小さな傷ができても気づきにくくなるため、傷の治りが遅くなる点にも注意が必要です。

項目糖尿病による足の症状痛風の症状
痛みの出方両足に左右対称片足に突然
痛みの性質じわじわとした慢性的な痛み激しい発作的な痛み
主な症状しびれ、感覚低下、チクチク感激痛、腫れ、赤み
発症時間徐々に進行夜間〜明け方に多い
痛む部位足裏全体親指付け根、かかと、足の甲

痛風の症状

一方で痛風は、片足に突然現れる激痛が最大の特徴となります。足の親指の付け根に起こることが最も多く、足の甲やかかとに生じるケースもあります。

発作は夜間から明け方にかけて起こりやすく、眠れないほどの激しい痛みと腫れ、赤みを伴います。痛風による痛みは24時間以内にピークに達し、その後1〜2週間程度で落ち着いていくパターンを繰り返す点が特徴的です。

セルフチェックのポイント

症状の出方が両足か片足か、痛みが慢性的かそれとも発作的か、しびれが主体か激痛が主体かといった違いで見分けられる可能性があります。

ただし自己判断は避け、気になる症状があればすぐに医療機関へ相談することが大切です。

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糖尿病と痛風による足の痛みの具体的な症状

足の痛みが続く場合、それが糖尿病や痛風によるものであれば、段階的に進行していく可能性があります。それぞれの症状の経過を知っておくことが大切です。

糖尿病性神経障害の進行段階

糖尿病による神経障害は、足先のしびれやチクチクする違和感から始まることが多いです。初期段階では砂利を踏んでいるような感覚や、足が冷える感じが左右対称に現れます。

進行すると、感覚が徐々に鈍くなり、足の裏に紙が張られているような違和感が続くようになります。さらに悪化すると、けがや火傷に気づきにくくなり、小さな傷が治りにくくなるため感染症のリスクが高まる場合があります。

重症化すると、足の筋力低下や歩行障害、最悪の場合は足の切断に至るケースも報告されています。

痛風発作の経過

痛風は発作の半日から1日前に、関節の違和感やこわばり、軽い痛みといった前兆が現れることがあります。

  • 発作前兆:関節の違和感、こわばり、軽い痛み
  • 発作開始:足の親指の付け根に激痛と赤い腫れ
  • ピーク時:24時間以内に最大の痛み、風が吹いても痛いほどの激痛
  • 持続期間:数日から2週間程度続く
  • 再発リスク:適切な対応をしないと半年から1年後に再発

発作当日から2日目にかけて、足の親指の付け根に激痛と赤い腫れが現れ、24時間以内にピークに達します。深夜から早朝にかけて発症することが多く、風が吹いても痛いと表現されるほどの激しい痛みが特徴です。

発作は数日から長くて2週間ほど続き、その後は自然に痛みが引いていきますが、適切な対応をしないと半年から1年後に再発する傾向があります。

合併症のリスクと放置した場合の危険性

糖尿病では足病変や感染症、腎機能障害などの合併症が起こる可能性があります。一方、痛風を放置すると痛風結節と呼ばれるこぶができたり、尿路結石を引き起こしたりすることがあります。

どちらも放置すると日常生活に大きな支障をきたすため、早めの対応が求められます。

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足の裏が痛む場合に受診すべき診療科と検査方法

足の裏に痛みを感じたとき、適切な医療機関へ早めに相談することが大切です。どの診療科を選べばよいのか、どのような検査が行われるのか見ていきましょう。

整形外科・内科・糖尿病内科・痛風外来の使い分け

足の痛みが急に起こった場合や腫れが強い場合は、整形外科で関節の状態を確認してもらうとよいでしょう。特に痛風が疑われる激痛があれば、整形外科で迅速な対応が受けられます。

一方、糖尿病による足のしびれや慢性的な痛みであれば、内科や糖尿病内科が適しています。内科では高尿酸血症や糖尿病といった生活習慣病を含めて総合的に診てもらえるため、長期的な管理に向いているのです。

健康診断で尿酸値や血糖値の異常を指摘された方は、症状が出る前から内科を来院しておくと安心です。

診断のための検査

医療機関では血液検査により、血糖値やHbA1c、尿酸値を測定します。糖尿病型とされる基準はHbA1c 6.5%以上または空腹時血糖値126mg/dL以上です。

痛風の場合は尿酸値が7.0mg/dLを超える高尿酸血症が主な指標となります。尿検査で尿中の尿酸排泄量を確認することもあるでしょう。

検査項目内容基準値・目的
血液検査血糖値、HbA1c、尿酸値測定糖尿病:HbA1c 6.5%以上
痛風:尿酸値 7.0mg/dL以上
尿検査尿中の尿酸排泄量測定尿酸排泄タイプの判定
神経伝導検査DPNチェック糖尿病性神経障害の評価
画像検査レントゲン、エコー関節の状態確認

糖尿病性神経障害が疑われるときには、神経伝導検査やDPNチェックという機器を使った簡便な検査が実施されることがあります。レントゲンやエコーといった画像検査で関節の状態を確認する場合もあります。

早期受診の重要性

症状を放置すると、糖尿病では足の感覚が失われて傷に気づきにくくなり、痛風では発作を繰り返して関節が変形する可能性があります。早い段階で医療機関へ相談し、適切な対応を受けることが悪化を防ぐ鍵となるでしょう。

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糖尿病と痛風による足の痛みの治療法と予防対策

足の痛みが続く場合、適切な対応と日常的な予防策が大切になってきます。それぞれの症状に合わせた方法を見ていきましょう。

糖尿病による足の痛みの治療

糖尿病で足が痛む場合、まず血糖コントロールを適切に行うことが基本となります。血糖値を良好に保つことで、神経障害の進行を抑えられる可能性があるためです。

神経障害による痛みには、医師の判断のもと神経障害性の痛み止めやビタミン剤、血行改善薬などが用いられることがあります。足のケアも重要で、毎日の足の観察、爪の切り方の習得、清潔を保つこと、サイズの合った靴の選択などが欠かせません。

  • 血糖コントロールを適切に行う
  • 毎日の足の観察を習慣化する
  • サイズの合った靴を選ぶ
  • 靴下を履いて素足を避ける
  • 傷ができたらすぐに対応する

特に靴下を履いて素足を避け、傷から足を守る習慣が予防につながります。

痛風の治療

痛風発作が起きた場合は、安静にして患部を冷やし、早めに医療機関へ相談することが望ましいです。医師の判断で痛み止めなどが処方される場合があります。

発作が落ち着いた後には、尿酸降下薬により尿酸値を6.0mg/dL未満にコントロールすることが推奨されています。プリン体を多く含むレバーや魚の内臓を控え、野菜や乳製品を積極的に摂る食生活への見直しも重要となります。

共通する予防対策と日常生活での注意点

糖尿病も痛風も、バランスの取れた食事と適度な有酸素運動、体重管理が共通した予防対策です。水分補給は尿酸の排泄を促すため、1日2リットル程度の水分摂取が推奨されています。

禁酒や節酒も両方の病気で重要な対策となるでしょう。日常生活では、足に優しい靴選びや毎日の足の観察、ストレスをためないケアも大切です。

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まとめ

糖尿病と痛風は共に足の裏に痛みを引き起こす生活習慣病ですが、症状の現れ方や原因には明確な違いがあります。糖尿病では両足に左右対称のしびれや慢性的な痛みが現れ、痛風では片足に突然の激痛と腫れが生じます。

どちらも放置すると深刻な合併症を引き起こす可能性があるため、早期発見と適切な対応が不可欠です。足の痛みやしびれを感じた場合は、自己判断せずに医療機関を来院し、血液検査などで原因を特定することが大切です。

日常生活では血糖コントロールや尿酸値の管理、バランスの取れた食事、適度な運動、十分な水分摂取、足のケアを心がけることで予防につなげることができます。足の健康を守るため、定期的な健康診断と早めの相談を習慣化しましょう。

引用元

https://sincellclinic.com/column/diabetes-hand-foot-numbness
https://maruoka.or.jp/brain-and-nerve/brain-and-nerve-disordrs/diabetic-neuropathy/
https://www.tsubasazaitaku.com/column/column171.htmlhttps://www.c-takinogawa.jp/outpatient/department-list/internal-medicine/news03.htmlhttps://clinicplus.health/diabetes/diabetesmellitushttps://www.mirai-heart.com/column/tounyoushinkei.html


院長:高木

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