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肩と腕の付け根が痛い原因とは?症状別の対処法とストレッチを解説

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肩と腕の付け根が痛む主な原因とは

肩や腕の付け根に痛みを感じると、日常生活でも不便なことが多くなりますよね。腕を上げる動作やデスクワークなど、普段何気なくしている動作が急につらくなることもあります。

肩と腕の付け根の痛みは、肩関節や周辺の筋肉、腱、神経などさまざまな組織が関わって発生しているんです。肩は体の中でも特に複雑な構造をしていて、上腕骨と肩甲骨、鎖骨が組み合わさって動いています。この関節は360度あらゆる方向に動かせるため、その分負担もかかりやすく痛めやすい部位といえるでしょう。

痛みが出るメカニズムとしては、筋肉の緊張や炎症、関節の動きの制限、神経の圧迫などが挙げられます。肩甲骨周りの筋肉が硬くなると腕の可動域が狭まり、動かすたびに痛みを感じるようになることもあるんです。

加齢、外傷、使いすぎなど痛みを引き起こす3つの要因

肩と腕の付け根の痛みを引き起こす要因は大きく分けて3つあります。

まず加齢による変化です。年齢を重ねると肩関節の柔軟性が低下し、四十肩や五十肩といった症状が出やすくなります。肩周りの組織が硬くなり、炎症を起こすことで痛みが発生するケースが多いんです。

次に外傷です。転倒や事故、スポーツなどで肩を強く打ったり、無理な体勢で腕を使ったりすると腱板損傷や脱臼などが起こる可能性があります。

そして使いすぎによる負担も大きな要因になります。長時間のデスクワークやスマートフォンの使用で同じ姿勢を続けていると、肩や首の筋肉が緊張し続けて痛みにつながることがあるでしょう。

放置すると日常生活に支障をきたすリスク

肩と腕の付け根の痛みを我慢して放置してしまうと、症状がさらに悪化する恐れがあります。

最初は軽い痛みだったものが、次第に腕が上がらなくなったり、夜間痛で眠れなくなったりすることもあるんです。特に五十肩の場合、適切なケアをしないと肩関節が固まって可動域が極端に狭くなる可能性もあります。

また、痛みをかばって反対側の肩や腰に負担をかけてしまい、新たな痛みが発生することもあるでしょう。着替えや洗髪、高いところの物を取るといった日常動作が困難になると、生活の質が大きく低下してしまいます。

早めに原因を特定して適切な対処を行うことが、症状改善への近道といえます。

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【部位別】肩と腕の付け根の痛みの原因疾患

肩と腕の付け根の痛みは、痛む場所によって原因となる疾患が異なってきます。外側が痛いのか、内側なのか、それとも動作時だけ痛むのかによって、考えられる原因も変わってくるんです。

ここでは部位別に代表的な疾患をみていきましょう。

外側(肩関節側)が痛い場合

肩の外側、つまり肩関節周辺に痛みがある場合は、肩関節周囲炎や腱板損傷などが疑われます。

疾患名特徴痛みの特徴
肩関節周囲炎
(四十肩・五十肩)
40代から50代に多く見られる腕を横に上げたり前に伸ばす動作が困難
夜間に痛みが強くなる
腱板損傷・腱板断裂急に重い荷物を持ち上げたときや転倒時に発生腕を特定の角度に上げると激しい痛みが走る
石灰性腱炎肩の腱に石灰が沈着何の前触れもなく夜中に激痛で目が覚める
肩を少し動かすだけでも痛む

内側(脇の下側)が痛い場合

腕の内側や脇の下に痛みを感じる場合は、リンパの腫れが原因のこともあります。風邪や感染症でリンパ節が腫れると、脇の下から腕の内側にかけて痛みが広がることがあるんです。

また、脇の下や腕の内側に痛みがあり、しこりを伴う場合は注意が必要かもしれません。乳がんの可能性も考えられるため、セルフチェックとして脇の下や乳房周辺にしこりがないか確認し、気になる場合は早めに医療機関へ相談することをおすすめします。

首や頸椎に問題がある場合も、腕の内側に痛みやしびれが出ることがあります。頸椎ヘルニアや変形性頸椎症などで神経が圧迫されると、肩から腕にかけて放散痛が生じるケースもあるでしょう。

動作時に痛みが出る場合

特定の動作をしたときだけ痛みが出るなら、インピンジメント症候群の可能性があります。腕を上げる際に肩の骨と腱がぶつかり合うことで痛みが発生する状態です。腕を60度から120度くらいの角度に上げたときに特に痛みを感じやすいのが特徴になります。

肩を回すとゴリゴリと音がして痛む場合は、肩関節内の軟骨がすり減っていたり、腱が引っかかっていたりする可能性があります。音だけで痛みがなければ問題ないこともありますが、痛みを伴う場合は早めのケアが望ましいですね。

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肩と腕の付け根が痛い時の正しい対処法

肩と腕の付け根に痛みが出たとき、どう対処すればいいか迷ってしまいますよね。実は痛みの時期によって適切なケア方法が変わってくるんです。

急性期と慢性期では真逆の対処法が必要になるため、今の状態を見極めることが大切になります。

急性期(炎症が強い時期)の対処法

急性期は痛みが出始めてから数日間のことを指します。患部に熱を持っていたり、ズキズキとした強い痛みがある時期ですね。

  • アイシング:アイスパックや保冷剤をタオルで包んで15分程度患部に当てる
  • 安静:痛みが出ない範囲での軽い動作は続けてもよい
  • 避けるべき動作:腕を無理に上げる、重い荷物を持つ、肩に負担がかかるスポーツ
  • 湿布:冷感タイプを選ぶ

この時期はまず患部を冷やすことが重要です。冷やすことで炎症を抑え、痛みを和らげることが期待できます。ただし、直接氷を当てると凍傷の恐れがあるため注意が必要です。

慢性期(痛みが落ち着いた時期)の対処法

痛みが落ち着いてきた慢性期には、血行を改善することが重要になってきます。急性期とは逆に、患部を温めるケアが効果的なんです。

対処法具体的な方法期待できる効果
温熱療法お風呂にゆっくり浸かる
温感タイプの湿布を使う
ホットパックで肩を温める
血流が良くなり筋肉の緊張がほぐれる
適度な運動痛みが出ない範囲で少しずつ腕を動かす肩関節が固まるのを防ぐ
可動域を維持する
姿勢の改善デスクワーク時は背筋を伸ばす
スマートフォンを目線の高さに近づける
横向きで寝る際は痛い方の肩を下にしない
首や肩への負担を減らす

無理は禁物ですが、全く動かさないでいると五十肩のように肩が固まってしまう恐れもあります。寝るときの姿勢も重要で、横向きで寝る場合は痛い方の肩を下にしないようにするとよいでしょう。

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肩と腕の付け根の痛みに効果的なストレッチ3選

肩と腕の付け根の痛みを和らげるには、適切なストレッチを取り入れることが大切です。痛みが落ち着いた慢性期に行うことで、肩関節の可動域を広げ、筋肉の柔軟性を取り戻すことが期待できます。

ここでは自宅で簡単にできるストレッチを3つご紹介しましょう。

①肩甲骨周りを動かすストレッチの具体的なやり方

まず肩甲骨周りの筋肉をほぐすストレッチからです。両ひじを曲げて肩より上に上げ、手は軽く握って鎖骨あたりに置きます。そのまま5秒かけて息を吐きながら、両ひじをゆっくり後ろに引いていきましょう。

このとき、肋骨から肩甲骨をはがすようなイメージで、背中の真ん中にぎゅっと寄せることがポイントになります。肩甲骨を寄せたままひじを下げて脱力し、これを5回繰り返してください。朝起きたときや寝る前、デスクワークの合間などに習慣化するとよいですね。

②広背筋を伸ばすストレッチの方法と注意点

次に広背筋を伸ばすストレッチです。手をバンザイするように上にあげ、左手首を右手で持ちます。左側を伸ばすように上半身を右に傾けましょう。

このとき、腕だけでなく体ごと傾けることが大切です。体が前かがみにならないよう注意し、左の脇腹から背中にかけて伸びているのを感じながら15秒程度キープします。痛みを感じる手前で止め、無理をしないことがポイントになります。

反対側も同じように行い、左右バランスよくストレッチしていきましょう。

③肩関節の可動域を広げるストレッチ(テーブルサンディング)

テーブルサンディングは、テーブルに手を置いて前後に滑らせることで肩関節の動きをスムーズにするストレッチです。

椅子に座り、テーブルの上にタオルを置いて手をその上に乗せます。手を前方にゆっくり滑らせて、可能な範囲で伸ばしてください。背中を丸めないように注意しながら、ゆっくりと元の位置に戻します。

この動作を10回程度繰り返しましょう。肩への負担を軽減しながら可動域を広げる効果が期待されています。

ストレッチを行う際の注意点(痛みが強い時は避ける)

ストレッチは痛みが落ち着いた慢性期に行うことが重要です。急性期や炎症が強い時期に無理にストレッチを行うと、症状が悪化する恐れがあります。

  • 急性期や炎症が強い時期は避ける
  • 強い痛みを感じたらすぐに中止する
  • 気持ちいいと感じる程度の強さで行う
  • 呼吸を止めずにゆっくり行う
  • 入浴後など体が温まっているタイミングが効果的

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病院を受診すべきタイミングと治療法

肩と腕の付け根の痛みが出たとき、セルフケアで様子を見るべきか、それとも医療機関を受診すべきか迷うこともありますよね。適切なタイミングで専門家に相談することで、症状の悪化を防ぎ早期改善につながる可能性があります。

ここでは受診の目安と、医療機関で行われる治療法についてみていきましょう。

こんな症状がある場合はすぐに受診を

以下のような症状がある場合は、早めに整形外科など医療機関を受診することをおすすめします。

まず、激しい痛みで眠れない場合です。夜間に痛みが強くなり睡眠が妨げられる状況は、肩関節の炎症が強い可能性があります。

次に腕が全く上がらない場合も要注意です。着替えや洗髪といった日常動作が困難になるほど可動域が制限されている場合、腱板断裂や五十肩の悪化が疑われます。

しびれや麻痺を伴う場合も見逃せません。頸椎ヘルニアなど神経が圧迫されている可能性があるため、早めの診察が必要になります。

また、3〜4日以上痛みが続く場合や、1週間経っても改善しない場合は、自然に改善する見込みが低いと考えられます。特に40代以降の方で肩の痛みや動かしにくさが1週間以上続いている場合は、関節が固まる拘縮を防ぐためにも早めの受診が望ましいでしょう。

整形外科で行われる主な治療法

整形外科では、まず画像診断で原因を特定します。レントゲン検査では骨折や脱臼、骨の変形、石灰沈着の有無を確認します。MRI検査では腱板断裂や軟部組織、神経の異常を詳しく調べることが可能です。超音波検査は腱板や靭帯の損傷、炎症の状態を確認するのに有効とされています。

薬物療法としては、痛み止めの内服薬や外用薬(湿布や塗り薬)が処方されることが多いです。炎症が強い場合は、ステロイド剤やヒアルロン酸製剤の関節内注射が行われることもあります。

リハビリテーションも重要な治療の柱です。運動療法では理学療法士の指導のもと、肩関節の可動域を広げるストレッチや筋力強化が行われます。物理療法では、温熱療法や電気療法などで血行を促進し筋肉の緊張を和らげるアプローチがとられるでしょう。

手術が必要になるケースとしては、保存的治療で改善しない激しい痛みや、腱板断裂が大きい場合、骨折のずれが大きい場合などが挙げられます。

整体や整骨院での施術について

整体や整骨院では、筋肉のコリや骨格の歪みにアプローチする施術が受けられます。主な施術内容としては、手技による筋肉のほぐし、温熱療法、電気療法、骨格調整などがあります。

医療機関との使い分け方としては、急性期の強い痛みや明らかな外傷がある場合はまず整形外科を受診し、慢性的な肩こりや筋肉の緊張による痛みであれば整体や整骨院も選択肢になるでしょう。症状に応じて両方を併用することも効果的な場合があります。

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まとめ

肩と腕の付け根の痛みは、加齢、外傷、使いすぎなどさまざまな要因で発生します。痛む場所によって原因疾患が異なり、外側の痛みは肩関節周囲炎や腱板損傷、内側の痛みはリンパの腫れや頸椎の異常などが考えられます。

対処法は痛みの時期によって異なり、急性期は冷却と安静、慢性期は温熱療法と適度な運動が効果的です。肩甲骨周りのストレッチや広背筋のストレッチ、テーブルサンディングなどのストレッチも慢性期には有効とされています。

激しい痛みで眠れない、腕が全く上がらない、しびれや麻痺を伴う、3〜4日以上痛みが続くといった症状がある場合は、早めに整形外科を受診することが大切です。整形外科では画像診断や薬物療法、リハビリテーションなどの治療が行われます。

慢性的な肩こりや筋肉の緊張による痛みであれば、整体や整骨院での施術も選択肢になるでしょう。症状に応じて適切なケアや治療を選ぶことで、早期の症状改善と日常生活の質の向上につながります。

引用元:
https://www.hara-cl-bunin.com/shoulder-pain
https://kenko.sawai.co.jp/body-care/202002.html
https://rehasaku.net/magazine/shoulder/shoulderpain-stretch
https://ubie.app/byoki_qa/clinical-questions/symptom/o0lv_89jak
https://www.ashiya-uedacl.com/shoulder_hurts
https://taniguchiseikei.com/outpatient/shoulder
https://horiuchi-seikei.jp/肩の痛み


院長:高木

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