
院長:高木お気軽にご相談ください!

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背中に痛みを感じると、何か重大な病気なのではないかと不安になってしまいますよね。実は、私のところにも毎日のように背中の痛みでお悩みの方が来院されています。痛みの場所や程度によって原因はさまざまですが、適切に対処すれば改善できるケースがほとんどです。
今回は、背中に痛みが出る原因から、ご自宅でできる対処法、そして来院を検討すべきタイミングまで詳しくお伝えしていきます。


背中の痛みは放置すると慢性化しやすいため、早めの対応が大切です
背中の痛みには大きく分けて筋肉や骨格由来のものと、内臓からくるものの2つのパターンがあります。実際には筋肉や姿勢の問題で痛みが出ているケースが圧倒的に多いのですが、内臓疾患の可能性もゼロではないため、痛みの特徴をしっかり見極めることが重要です。
私がこれまで40年以上の臨床経験の中で診てきた背中の痛みも、その多くは日常生活での姿勢や体の使い方が関係していました。デスクワークで長時間同じ姿勢を続けたり、スマートフォンを見るために前かがみになったりすることで、背中の筋肉に過度な負担がかかってしまうのです。
筋肉や骨格に問題がある場合、動作によって痛みが変化するという特徴があります。体を前に曲げたり後ろに反らしたりすると痛みが強くなったり、逆に楽になったりするなら、筋肉や関節の問題である可能性が高いといえます。
背中の筋肉は首から腰まで広範囲にわたって存在しており、姿勢を保つために常に働いています。パソコン作業や家事などで同じ姿勢を長時間続けると、背中の筋肉が緊張して硬くなり痛みが生じます。また、急に重いものを持ち上げたり、無理な姿勢で作業をしたりすると、筋肉を傷めてしまうこともあります。
年齢を重ねると背骨と背骨の間でクッションの役割を果たしている椎間板が変性したり、背骨自体が変形したりすることもあります。こうした変化も背中の痛みの原因になります。
内臓に問題があるときも背中に痛みが出ることがあります。内臓と背中は神経でつながっているため、内臓の異常が背中の痛みとして感じられるのです。これを関連痛と呼びます。
心臓に問題がある場合は左側の肩甲骨周辺に、胃や膵臓に問題がある場合は背中の中央から左側に、肝臓や胆のうに問題がある場合は右側に痛みが出やすい傾向があります。内臓疾患による痛みは体の動きとは関係なく生じ、じっとしていても痛みが続くのが特徴です。
また、冷や汗が出る、吐き気がする、発熱があるといった症状を伴う場合は、すぐに医療機関への来院が必要になります。特に突然の激しい痛みや、時間とともに痛みが強くなっていく場合は注意が必要です。
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私のところに来院される患者さんを診ていると、背中の痛みを訴える方には共通した生活習慣や体の特徴があることに気づきます。あなた自身に当てはまるものがないか確認してみてください。
パソコンやスマートフォンを使う時間が長い方は、どうしても前かがみの姿勢になりがちです。この姿勢では頭が前に出て、それを支えるために背中の筋肉が常に緊張した状態になります。
本来、人間の頭は約5キロの重さがあり、頭が前に出るほど首や背中にかかる負担は何倍にも増えていきます。1時間同じ姿勢でいると、それだけで背中の筋肉は疲労してしまうのです。休憩を取らずに何時間も作業を続けていると、筋肉の緊張が慢性化してしまいます。
運動不足になると背中を支える筋肉が衰え、正しい姿勢を保つことが難しくなります。筋力が低下すると、日常の動作でも筋肉に負担がかかりやすくなり、痛みが出やすくなるのです。
また、運動不足は血液循環も悪くします。筋肉に十分な酸素や栄養が届かなくなり、老廃物も溜まりやすくなるため、痛みや疲労感が強くなる傾向があります。
精神的なストレスは体の緊張を引き起こします。ストレスを感じると無意識に肩や背中に力が入ってしまい、筋肉が硬くなります。私自身も小児喘息で苦しんでいた頃、発作の不安から常に体に力が入っていたことを覚えています。
ストレスが続くと自律神経のバランスも乱れ、血流が悪くなったり筋肉が緊張しやすくなったりします。仕事や家庭でのストレスが背中の痛みにつながっているケースは非常に多いのです。
猫背や反り腰など、姿勢に問題があると背中の一部に負担が集中してしまいます。正しい姿勢では背骨のS字カーブが体重を分散してくれますが、姿勢が崩れるとそのバランスが失われ、特定の部位に過度な負担がかかるのです。
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背中のどの部分が痛むかによって、考えられる原因が変わってきます。痛みの場所をしっかり把握することで、適切な対処法を選ぶことができます。
背中の右側に痛みがある場合、まず考えられるのは右側の筋肉の問題です。利き手が右手の方は右側の筋肉を酷使しがちなため、右側だけが痛くなることがあります。
ただし、肝臓や胆のうなど右側にある内臓に問題がある場合も右側の背中に痛みが出ます。特に食後に痛みが強くなる、黄疸が出ている、尿の色が濃いといった症状がある場合は内臓の問題を疑う必要があります。
左側の背中の痛みも筋肉の問題であることが多いのですが、心臓や胃、膵臓など左側にある内臓の異常でも痛みが出ることがあります。
胸の痛みや息苦しさを伴う場合は心臓の問題、食後に痛みが強くなる場合は胃の問題、背中全体に広がるような強い痛みがある場合は膵臓の問題が考えられます。このような症状がある場合は早めに医療機関を訪れることをおすすめします。
背中の真ん中、肩甲骨の間あたりが痛む場合は、姿勢の問題が原因であることが非常に多いです。スマートフォンやパソコンを使うときに前かがみになると、この部分の筋肉が引き伸ばされて痛みが出ます。
また、内臓では胃や食道、心臓の問題でも背中の中央に痛みが出ることがあります。胸やけや胸の痛みを伴う場合は注意が必要です。
背中の下の方、腰に近い部分が痛む場合は腰痛との境界が曖昧になることもあります。この部分は体を支える重要な筋肉が集まっているため、姿勢の問題や筋力低下で痛みが出やすい場所です。
腎臓に問題がある場合もこの部分に痛みが出ることがあります。排尿時の痛みや血尿、発熱を伴う場合は腎臓の問題を疑います。
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背中の痛みの多くは筋肉や姿勢の問題ですが、中には緊急性の高い病気のサインである場合もあります。次のような症状がある場合はすぐに医療機関への来院を検討してください。
これらの症状は心筋梗塞や大動脈解離、膵炎、尿路結石など、緊急性の高い病気の可能性があります。我慢せずに救急車を呼ぶことも考えてください。
また、がんの既往歴がある方や高齢の方で、原因不明の背中の痛みが続く場合も必ず医療機関で検査を受けることをおすすめします。
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筋肉や姿勢が原因の背中の痛みであれば、ご自宅でのケアである程度改善することができます。ただし、無理は禁物です。痛みが強い場合や改善しない場合は専門家に相談してください。
慢性的な背中の痛みには温めることが効果的です。温めることで血流が良くなり、筋肉の緊張がほぐれて痛みが和らぎます。入浴時にはゆっくりと湯船につかり、背中を温めるようにしましょう。
日中は使い捨てカイロや温熱シートを使うのもおすすめです。ただし、急性の痛みで炎症がある場合は温めると悪化することがあるため、痛めてすぐの場合は冷やすことも検討してください。
背中の筋肉を優しく伸ばすストレッチも効果的です。両手を前で組んで背中を丸めるように伸ばしたり、体を左右にゆっくりひねったりすることで、硬くなった筋肉をほぐすことができます。
ストレッチは痛みを感じない範囲で行うことが大切です。無理に伸ばすと筋肉を傷めてしまうことがあるため、呼吸を止めずにゆっくりと行うことを心がけてください。
デスクワーク中の姿勢を見直すことも重要です。画面の高さを目線と同じくらいにし、椅子には深く腰掛けて背もたれを使うようにしましょう。足は床にしっかりつけ、膝の角度が90度になるように調整します。
長時間同じ姿勢を続けないことも大切です。1時間に一度は立ち上がって体を動かし、背中の筋肉をリセットする時間を作りましょう。
ウォーキングや軽い体操など、適度な運動は背中の痛み予防に効果的です。運動することで血流が良くなり、筋肉も強化されます。ただし、痛みが強いときに無理に運動するのは逆効果です。
痛みが落ち着いてから、徐々に体を動かす習慣をつけていくことをおすすめします。いきなり激しい運動をするのではなく、軽いストレッチやウォーキングから始めてください。
寝ているときの姿勢も背中の痛みに影響します。マットレスが柔らかすぎると体が沈み込んで背骨が歪み、硬すぎると体圧が分散されず痛みが出やすくなります。
枕の高さも重要です。高すぎる枕は首から背中にかけての筋肉に負担をかけます。自分の体に合った寝具を選ぶことで、睡眠中の体の回復を促すことができます。
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当院では背中の痛みでお悩みの方に対して、まず原因をしっかりと特定することから始めます。痛みの原因が筋肉なのか関節なのか、姿勢の問題なのか内臓の問題なのかを見極めることが改善への第一歩です。
当院では姿勢分析、触診、そしてロシアの医療機器であるメタトロンを使った検査を行います。メタトロンでは神経の状態や体質、ストレスの状態まで調べることができ、背中の痛みの背景にある問題を総合的に把握できます。
私自身が小児喘息で苦しんだ経験から、症状だけでなく体全体を診ることの重要性を強く感じています。背中の痛みという症状の裏には、必ず原因があります。その原因を見つけ出すために、時間をかけて丁寧に検査を行います。
検査結果をもとに、あなただけの施術計画を立てます。単に痛みを取るだけでなく、再発しない体づくりを目指すため、施術だけでなく生活習慣の改善提案も行います。
当院の施術は優しい刺激で体への負担が少ないのが特徴です。痛い施術や無理に矯正する施術は行いません。体が本来持っている回復力を引き出すことを大切にしています。
施術を受けた後も、定期的に再検査を行い改善度合いを数値で確認します。自覚的な変化だけでなく、客観的なデータで改善を実感していただけるのが当院の特徴です。
また、ご自宅でできるセルフケアの方法もお伝えします。施術だけに頼るのではなく、あなた自身が自分の体と向き合い、健康を維持できるようサポートしていきます。
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背中の痛みは一度改善しても、生活習慣を変えなければまた繰り返してしまいます。予防のためには日常生活での意識が何より大切です。
まず、定期的に体を動かす習慣をつけましょう。激しい運動である必要はありません。毎日少しずつでも体を動かすことで、筋肉の柔軟性を保ち血流を良くすることができます。デスクワークの合間に肩を回したり背伸びをしたりするだけでも効果があります。
次に、バランスの良い食事を心がけてください。筋肉の材料となるタンパク質、エネルギー源となる炭水化物、体の調子を整えるビタミンやミネラルをバランスよく摂ることが大切です。栄養が偏ると筋肉の回復も遅くなります。
睡眠もとても重要です。睡眠中に体は修復されるため、質の良い睡眠を十分にとることで筋肉の疲労も回復しやすくなります。寝る前のスマートフォンやパソコンの使用を控え、リラックスできる環境を整えましょう。
ストレスをため込まないことも予防には欠かせません。趣味の時間を持つ、誰かに話を聞いてもらう、深呼吸をするなど、自分なりのストレス解消法を見つけてください。
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背中の痛みは日常生活に大きな支障をきたします。仕事に集中できなかったり、好きなことを楽しめなかったり、夜ぐっすり眠れなかったりと、生活の質が低下してしまいます。
私自身、小児喘息で苦しんでいた頃は、呼吸が苦しくて眠れない夜を何度も過ごしました。好きなスポーツもできず、食べたいものも食べられず、周りの人が当たり前にできていることができない辛さを身をもって経験しています。だからこそ、痛みで悩んでいる方の気持ちが痛いほどわかります。
背中の痛みは適切に対処すれば必ず改善できます。でも、自己判断で間違った対処をしてしまうと、かえって悪化させてしまうこともあります。特に痛みが長引いている場合や、セルフケアをしても改善しない場合は、ぜひ専門家に相談してください。
当院では一人ひとりの痛みの原因をしっかりと見極め、最適な改善方法を提案します。これまで多くの方の背中の痛みを改善してきた実績と経験があります。一人で悩まず、どうぞお気軽にご相談ください。あなたの背中の痛みが改善し、笑顔で毎日を過ごせるよう、私たちが全力でサポートします。