耳管開放症

耳管開放症とは

耳管開放症とは、通常は閉じている耳と鼻をつなぐ管（耳管）が開きっぱなしになってしまう病気です。本来、耳管は飲み込みやあくびをするときだけ一時的に開き、すぐに閉じる仕組みになっています。

しかし、何らかの原因でこの管が常に開いた状態になると、自分の声や呼吸音が耳の中で大きく響いて聞こえたり、耳がつまったような不快感を感じたりします。全国の医育機関を対象とした調査によると、潜在的な患者も含めると全国で約600万人の患者がいると推定されています。

特に30～40代の女性に多く見られる傾向があり、妊娠中や急激な体重減少を経験した方に発症しやすいことが知られています。

耳管開放症を放置すると、鼻の奥にある細菌が耳に入り込みやすくなり、癒着性中耳炎や真珠腫性中耳炎などの治りにくい耳の病気を引き起こす可能性があります。特に注意すべきは、自分の声や呼吸音が常に響くことが大きなストレスとなり、精神的な疾患につながるリスクが高まることです。

症状が悪化すると日常生活に支障をきたし、仕事や人間関係にも影響を与える可能性があります。特に仕事でプレゼンテーションや会議での発言が多い方にとっては、症状が進行することで職業上の支障をきたすリスクが高まります。

気合いで乗り越えられる、自分は大丈夫と思わずに早めに私たちにご相談ください。

耳管開放症の原因

当院にはこれまで多くの耳管開放症の方が来院しています。臨床実績から断言できるのは、耳管開放症の原因は一つではなく、いくつかの原因が複合しているということです。

当院の考える耳管開放症の原因としては次のものが挙げられます。

これらの原因で自律神経が乱れたり、耳管周囲の血管の虚脱や筋肉の緊張などが発生することで発症しやすくなります。また、家族に耳管開放症の方がいる場合は発症リスクが高まります。完璧主義で責任感が強い性格の方も要注意です。

当院ではメタトロンという機械を用いて検査を行いますが、耳管開放症の方の測定結果には特徴的な傾向があることを発見し、上記の原因が複数存在していることが分かりました。

耳管開放症を改善するためにはこんがらがった糸をほどいていくように、これらの原因に対してひとつひとつ丁寧に対応していくことが重要になります。

これまで様々な耳管開放症の治療をして改善しなかったとしても諦める必要はありません。耳管開放症は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

病院で行う主な治療は以下の通りです。

生活指導

効果が現れるまでに時間がかかり、患者自身の継続的な努力が必要です。また、根本的な体質改善には限界があります。体重管理や水分摂取などその人の仕事や家庭の事情を考慮していない一般的なアドバイスしかもらうことができず、途中で挫折してしまう方も少なくありません。

薬物療法

個人差が大きく、効果が不十分な場合が多くあります。また、長期服用による副作用のリスクも考慮する必要があります。薬ですので当然副作用があり胃・肝臓・腎臓などに負担がかかったり、眠気・ふらつき・頭痛・口渇・消化器症状などを引き起こす場合があります。

点鼻療法

効果の持続期間が短く、繰り返し処置が必要になります。また、処置時に痛みを伴うことがあります。1回の処置だけでは十分な効果が得られない場合が多く、複数回の処置が必要になります。

鼓膜パッチ

テープのずれや乾燥により効果が減少し、定期的な交換が必要になります。また、パッチが外れやすく、日常生活での制限が生じる場合があります。効果を実感できず、治療方針に納得できず転院を繰り返してしまうケースがあります。

耳管ピン挿入術

正常な聴力を低下させるリスクがあり、高額な治療費がかかります。また、手術が中止になる可能性もあります。手術による合併症のリスクもあり、短期間で劇的な改善を期待することは難しいです。

耳管開放症を改善するために

まずはあなたの耳管開放症の原因を明らかにします。医療業界では検査9割、施術1割と言われているように、改善できるかは真の原因を見つけられるかどうかにかかっています。

当院は、一般的な病院や治療院では行っていない独自の検査で耳管開放症の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

当院では国家資格を持つ先生が責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院ではメタトロンやAI姿勢分析ソフトなどの最先端機器で身体の状態を数値化し、視覚的にわかりやすく説明します。また、医療機関と提携し血液検査の実施や栄養状態の解析を行い、生活習慣のアドバイスをしています。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果を感じられなかった方も諦めずに私たちにご相談ください。

耳管開放症のQ＆A

耳管開放症は自然に治りますか？

妊娠中や一時的な体重減少が原因の場合は、原因が解消されれば自然に改善することがあります。しかし、慢性化した場合は適切な治療が必要です。

耳管開放症の人がやってはいけないことは？

鼻をすする癖、長時間の立位、急激なダイエット、脱水状態は症状を悪化させるため避けるべきです。適度な水分摂取と休息が大切です。

妊娠中に発症した場合、出産後に改善しますか？

妊娠中のホルモン変化が原因の場合、出産後にホルモンバランスが正常化すると症状が改善することが多く見られます。

どのような姿勢をとると症状が楽になりますか？

横になったり、深くお辞儀をするように頭を下げると、耳管周囲の血管が膨らんで症状が一時的に軽減されることがあります。

耳管開放症と耳管狭窄症の違いは何ですか？

耳管開放症は耳管が開きっぱなしになる病気で、耳管狭窄症は逆に耳管が狭くなったり閉じたりする病気です。症状も治療法も異なります。

症状が片耳だけに現れることはありますか？

はい、片耳だけに症状が現れることは珍しくありません。両耳に同時に発症する場合もありますが、片側性の発症も多く見られます。

耳管開放症は遺伝しますか？

直接的な遺伝はありませんが、耳管の構造的な特徴や体質的な要因が家族内で似ることがあり、発症しやすい傾向が受け継がれる可能性があります。

症状が悪化する時期や季節はありますか？

夏場の脱水や、立ち仕事が多い時期、ストレスが増加する時期に症状が悪化しやすい傾向があります。個人差もありますが季節的な変動が見られます。

他の病気との合併症はありますか？

放置すると中耳炎や鼓膜の癒着などの合併症を引き起こす可能性があります。また、ストレスから精神的な症状が現れることもあります。

完治までにどのくらいの期間がかかりますか？

原因や症状の程度により大きく異なります。軽症の場合は数週間から数ヶ月、重症の場合は年単位での治療が必要になることもあります。

耳管開放症で悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けてこのような変化がありました。

耳管開放症は決して珍しい病気ではなく、誰にでも起こりうるものです。症状に悩んでいるのはあなただけではありません。

当院の施術と耳管開放症は非常に相性がよく、これまで何年も悩んでいた症状が劇的に改善するケースも見られます。

耳管開放症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。あなたが本来の笑顔を取り戻し、充実した日々を送れるよう全力を尽くします。