シンスプリント

シンスプリントとは

シンスプリントとは、正式には「脛骨過労性骨膜炎」と呼ばれる症状です。すねの骨である脛骨の表面を覆っている骨膜という薄い膜が炎症を起こしている状態を指します。

主にランニングやジャンプなどの運動を繰り返し行うことで、すねの内側に痛みや腫れが生じます。特に運動を始めたばかりの人や、急激に運動量を増やした人に多く見られる症状です。陸上競技選手を対象とした調査では、実業団・大学生・高校生の68%にあたる選手がシンスプリントを経験しており、そのうち77%が2回以上の再発を経験しています。

シンスプリントを放置して運動を続けると、骨膜の炎症が慢性化し、痛みが長期間続くようになります。最悪の場合、疲労骨折に進行する可能性があり、そうなると完全に運動を中止し、数ヶ月間の治療が必要になります。

また、痛みをかばって走ることで他の部位である膝や腰に負担がかかり、新たな怪我を引き起こすリスクも高まります。慢性化すると治療期間も長くなり、競技復帰が困難になる場合もあります。

痛みを我慢して運動を続けることは危険です。早めに私たちにご相談ください。

シンスプリントの原因

当院にはこれまで多くのシンスプリントの方が来院しています。臨床実績から断言できるのは、シンスプリントの原因は一つではなく、いくつかの原因が複合しているということです。

当院の考えるシンスプリントの原因としては次のものが挙げられます。

これらの原因ですねの骨膜への過度な負担や周辺筋肉の緊張などが発生し、シンスプリントが発症します。また、運動フォームの問題や体重の急激な変化も発症リスクを高めます。特に成長期の学生は骨の成長と筋肉の発達のバランスが崩れやすく注意が必要です。

シンスプリントは他の怪我とは違って画像診断では明確に判断できない場合が多く、症状の程度や原因の特定が困難です。当院ではメタトロンという機械を用いて検査を行いますが、シンスプリントの方の測定結果には特徴的な傾向があることを発見し、上記の原因が複数存在していることが分かりました。

シンスプリントを改善するためにはこんがらがった糸をほどいていくように、これらの原因に対してひとつひとつ丁寧に対応していくことが重要になります。

これまで様々なシンスプリントの治療をして改善しなかったとしても諦める必要はありません。シンスプリントは豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

病院で行う主な治療は以下の通りです。

安静指導

完全な運動中止は筋力低下を招き、復帰時に再発リスクが高まる可能性があります。また、競技者にとっては練習機会の損失となり、チームでの立場や進路にも影響を与える場合があります。

消炎鎮痛剤の処方

一時的な痛みの軽減効果はありますが、根本的な原因解決にはならず、薬に依存する可能性があります。また、痛みを感じにくくなることで無理をしてしまい、症状を悪化させるリスクもあります。

物理療法

効果には個人差があり、継続的な通院が必要で時間とコストがかかります。また、表面的な症状の改善にとどまることが多く、根本的な原因の解決には至らない場合があります。

運動療法

適切な指導者のもとで継続する必要があり、間違った方法では悪化する可能性があります。また、個人の体の状態や運動レベルに合わせた調整が難しく、画一的な指導になりがちです。

体外衝撃波治療

保険適用外の場合が多く、高額な治療費がかかる可能性があります。また、治療中に痛みを伴うことがあり、効果が現れるまでに時間がかかる場合があります。

シンスプリントを改善するために

まずはあなたのシンスプリントの原因を明らかにします。医療業界では検査9割、施術1割と言われているように、改善できるかは真の原因を見つけられるかどうかにかかっています。

当院は、一般的な病院や治療院では行っていない独自の検査でシンスプリントの原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

当院では国家資格を持つ先生が責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院ではメタトロンやAI姿勢分析ソフトなどの最先端機器で身体の状態を数値化し、視覚的にわかりやすく説明します。また、医療機関と提携し血液検査の実施や栄養状態の解析を行い、生活習慣のアドバイスをしています。

痛み止めを服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果を感じられなかった方も諦めずに私たちにご相談ください。

シンスプリントのQ＆A

シンスプリントは自然に治りますか？

軽度の場合は適切な休息により自然治癒することもありますが、根本原因を改善しなければ再発しやすく、放置すると慢性化や疲労骨折に進行するリスクがあります。

シンスプリントの人がやってはいけないことは？

痛みを我慢して激しい運動を続けること、硬い地面での練習、不適切なシューズでの運動は避けるべきです。また、患部を強く押したりマッサージすることも炎症を悪化させる可能性があります。

シンスプリントと疲労骨折の違いは何ですか？

シンスプリントは広範囲にわたる鈍痛ですが、疲労骨折は一点に集中した鋭い痛みが特徴です。疲労骨折の方が重篤で、完全な運動中止が必要になります。

どのくらいの期間で治りますか？

軽度なら2-3週間、重度の場合は数ヶ月かかることもあります。ただし、根本原因を改善しなければ再発を繰り返す可能性があります。

運動を完全に休まないといけませんか？

症状の程度により異なりますが、痛みがある間は負荷の高い運動は控え、水中ウォーキングなど負荷の少ない運動に切り替えることが推奨されます。

再発を防ぐにはどうすればいいですか？

適切なシューズの選択、段階的な運動量の増加、ふくらはぎの筋力強化とストレッチ、足の形状に合わせたインソールの使用などが効果的です。また、当院では個人の体の状態に合わせた予防法をお伝えしています。

どんなシューズを選べばいいですか？

クッション性が高く、かかとの安定性があるランニングシューズを選び、摩耗したシューズは早めに交換することが重要です。また、足の形状に合わせたシューズ選びも大切です。

マッサージは効果がありますか？

炎症期には患部への直接的なマッサージは避け、周辺筋肉の緊張緩和を目的とした軽いマッサージなら効果的な場合があります。当院では症状に応じて適切な施術を行います。

温めた方がいいですか、冷やした方がいいですか？

急性期は冷却、慢性期は温熱療法が基本ですが、症状の段階を正確に判断して適切な処置を行うことが重要です。自己判断は危険な場合があります。

将来的に後遺症は残りますか？

適切な治療を行えば後遺症が残ることは稀ですが、慢性化した場合や疲労骨折に進行した場合は、長期的な影響が残る可能性があります。早期の適切な対処が重要です。

シンスプリントで悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けてこのような変化がありました。

シンスプリントは決して珍しい症状ではなく、多くのアスリートが経験するものです。症状に悩んでいるのはあなただけではありません。私自身も小児喘息で苦しんだ経験から、健康の大切さを痛感しています。

当院の施術とシンスプリントは非常に相性がよく、これまで何ヶ月も悩んでいた症状が劇的に改善するケースも見られます。

シンスプリントは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。あなたが本来のパフォーマンスを取り戻し、充実した競技生活を送れるよう全力を尽くします。