
院長:高木お気軽にご相談ください!

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「病院で検査を受けても異常なしと言われたのに、毎日体がだるい」「めまいや動悸が続いていて不安」というご相談は、実はとても多くいただきます。このような不調は、自律神経失調症と呼ばれる状態に関係していることがあります。今回は、症状の特徴や原因、今日から試せる対処法まで、順番にわかりやすくお伝えします。


私自身、幼い頃から体の不調と長く付き合ってきたので、原因がわからないつらさはよくわかります
「検査では異常なしと言われたのに、毎日体がつらい」という状態に、心当たりのある方も多いのではないでしょうか。まずは自律神経失調症という言葉が何を指しているのか、体の中で何が起きているのかを整理していきましょう。
内科や神経内科で検査を受けて「異常なし」と言われても、不調そのものが消えるわけではありません。血液検査やレントゲンなどで確認しやすいのは、炎症や貧血、内臓の病気、画像で見える異常などです。
自律神経の働き方そのものは、こうした検査には映りにくいという特徴があります。つまり「異常なし」は、命に関わる病気が見つからなかったという意味であり、体の不調そのものが気のせいだったということにはなりません。
実は自律神経失調症という名称は、国際的に統一された正式な病名ではなく、日本の医療現場で使われてきた通称に近い言葉です。海外では、症状や背景によって「身体症状症」など別の名称で扱われることもあり、国によって呼び方が異なります。
病院で「これといった病名はつけられません」と言われると、見放されたように感じてしまう方もいらっしゃいますが、名前がはっきりしないことと、体の不調が本物であることは別の話です。病名がつかない状態でも、自律神経のケアを続けることで少しずつ整っていく可能性は十分にありますので、まずは安心してこの先を読み進めてください。
自律神経には、体を活動モードに切り替える交感神経と、休息モードに切り替える副交感神経の2種類があります。交感神経が車のアクセル、副交感神経がブレーキのような役割だと考えるとわかりやすいでしょう。
仕事や家事で緊張が続くとアクセルを踏みっぱなしのような状態になり、動悸や血圧の変動、寝つきの悪さが出やすくなることがあります。反対にブレーキがうまく働きにくい状態が続くと、休んでも疲れが抜けにくくなり、体がだるいまま朝を迎えることもあります。
複数の症状が同時に重なっていると、一体どこが悪いのだろうと余計に不安になってしまいますよね。ここでは代表的な症状を部位別に整理し、どのくらいの期間続いたら受診を考えた方がよいのかについてもお伝えします。
自律神経が乱れると、体のあちこちに症状が出やすくなるのが特徴です。よく見られる症状を部位別に挙げてみます。
これらの症状が1つだけでなく、複数同時に出ている場合、自律神経の乱れが関係していることがあります。
体だけでなく、気分の面にも症状が出ることがあります。理由のはっきりしない不安感や焦り、些細なことでイライラしやすくなるといった変化が代表的です。
気分の落ち込みや意欲の低下、集中力の低下が続くと「うつなのでは」と心配になる方も多いですが、自律神経の乱れと気分の症状は重なって出ることがよくあります。気力の低下や不安感がかなり強く出ている場合は、心療内科への受診を検討していただきたいところです。
ご自身の状態を確認するために、次の項目のうちいくつ当てはまるか数えてみてください。
このチェックは診断ではなく、体の状態を振り返るための目安です。5〜9個当てはまる場合は、生活習慣の見直しから始めてみるとよい段階です。10個以上当てはまる場合や、日常生活に支障が出ている場合は、一度医療機関で体の状態を確認しておくと安心につながります。
数日だけ症状が出て自然に治まる場合は、一時的な疲れや寝不足によるものかもしれません。ただ、複数の症状が2〜4週間以上続いている場合や、少しずつ悪化している場合は、単なる疲れだけとは考えにくくなります。
複数の症状が続いて日常生活に支障が出ていることは、受診を考えるタイミングを判断するひとつの目安として覚えておいてください。
「特別なことをしていないのに、なぜこんなに不調が続くのだろう」と感じる方も少なくありません。自律神経が乱れる背景には、大きく4つのタイプがあるといわれています。自分がどのタイプに近いかを知ることで、必要な対処法も見えやすくなります。
人間関係や仕事のプレッシャー、長時間労働など、精神的なストレスが体の症状として現れるタイプです。自律神経失調症の中でもよく見られるパターンといわれています。
几帳面で真面目、周りに頼るのが苦手で「自分が頑張らなければ」と抱え込みやすい方に多い傾向があります。ストレスの原因そのものを取り除くのは難しくても、症状として体に出ていると気づくこと自体が対処の第一歩になります。
夜更かしや不規則な食事、運動不足などで体内時計が乱れることで起こるタイプです。在宅ワークが増えたことで、昼夜の切り替えがあいまいになっているケースも増えています。
就寝前のスマートフォンの画面を見る時間が長いと、脳が休息モードに入りづらくなり、寝つきの悪さにつながることもあります。夜型の生活が続いている方は、このタイプに当てはまりやすいでしょう。
生理前や産後、更年期前後など、女性ホルモンが大きく変化する時期に自律神経の症状が出やすくなることがあります。これは、ホルモンの分泌を調整する脳の視床下部という部分が、自律神経の調整にも関わっているためです。
更年期の症状と自律神経失調症の症状は重なる部分が多く、自分で判断がつきにくいこともありますので、気になる場合は婦人科で一度相談してみるのもひとつの方法です。
特別なストレスや生活の乱れがなくても、もともと低血圧や胃腸が弱い、虚弱体質といった体質によって自律神経の症状が出やすい方もいます。このタイプは本態性と呼ばれることもあります。
ストレスの有無にかかわらず症状が出やすいのが特徴なので、原因を探すよりも日々の生活習慣を整えることを優先した方が、症状の安定につながりやすいでしょう。
自分の状態がどの段階なのか気になっている方も多いはずです。ここでは医学的な正式分類ではなく、生活への影響をもとに軽症・中等症・重症の3段階に分けて状態を整理しますので、今のご自分がどのあたりに近いか確認してみてください。
週に1〜2回、残業が続いた後や生理前など特定の場面でだけ症状が出るくらいであれば、軽症の段階と考えられます。休日にしっかり休むと回復の実感があり、仕事や日常生活は問題なく続けられている状態です。
この段階であれば、睡眠や呼吸法など生活習慣の見直しだけでも、症状が落ち着いていくことがあります。
毎朝だるさがあり、頭痛や胃の不調など何らかの症状が毎日のように出ている場合は、中等症に近い状態といえます。休んでも完全には回復しきらず、仕事中の集中力が落ちてミスが増えることもあります。
この段階になると、セルフケアだけでは改善に時間がかかることもあるため、生活習慣の見直しと並行して、まずは医療機関への相談を検討し、必要に応じて整体などの体のケアを取り入れるタイミングともいえます。
突然の強い動悸や胸の痛み、息苦しさ、失神しそうな強いめまいがある場合は、心臓や脳の病気が隠れていないかを確認する必要があるため、救急相談や医療機関への受診を優先してください。
また、やる気が起きない状態が続いている、あるいは消えたいという気持ちが今ある場合は、心療内科や精神科への相談を最優先に考えていただきたい状態です。体重の急激な変化や発熱が続く場合も、検査を受けておくと安心です。
「今日から何かできることはないか」と感じている方に向けて、まずは取り入れやすいものから紹介します。どれも特別な道具は必要なく、無理なく続けられるものばかりです。
自律神経を整えるうえで最優先にしたいのが睡眠のリズムです。起床時間と就寝時間をできるだけ一定に保ち、朝起きたら日光を浴びることで、体内時計をリセットしやすくなります。
就寝の1〜2時間前になったら、スマートフォンやパソコンの画面から離れる時間をつくることも大切です。ぬるめのお湯(38〜40℃程度)に10分ほど浸かると、体が休息モードに入りやすくなり、寝つきがよくなることがあります。
緊張しているときほど呼吸は浅く速くなりがちですが、意識的にゆっくりと吐く呼吸を行うことで、体が休息モードに入りやすくなります。吐く時間を長くすることで、心身の緊張がゆるみやすくなるためです。
目安として、4秒かけて吸い、8秒ほどかけてゆっくり吐く呼吸を、朝・昼・夜の3回、5分程度ずつ行ってみてください。吸うことよりも「長く吐く」ことを意識するのがポイントで、デスクにいるときや通勤中でも取り入れやすい方法です。
自律神経の働きを支える栄養素として、ビタミンB群やタンパク質、カルシウムなどが挙げられます。納豆や豆腐、卵、青魚、玄米、かぼちゃなど、日々の食事に少しずつ取り入れやすい食材を意識してみるとよいでしょう。
反対に、カフェインやアルコールを大量にとると、睡眠の質や体調に影響することがあるため、量には気をつけたいところです。
ウォーキングやヨガ、ストレッチのように、無心になってもくもくと体を動かせる運動は、自律神経のバランスを取りやすいといわれています。15〜30分程度の散歩でも十分ですので、昼間の時間帯に取り入れてみてください。
反対に、夜遅い時間の激しい運動は交感神経を高めてしまい、寝つきを悪くすることがあるため注意が必要です。
つらい症状を気合いで乗り越えようと無理を続けたり、深夜まで作業を続けて休息を後回しにしたりすると、自律神経の乱れがさらに固定化しやすくなります。体調が悪い日に無理に激しい運動をすることも逆効果です。
また、抗不安薬などを医師の指示なく自己判断で増やしたり、急に中止したりすることも避けたい行動のひとつです。薬について不安がある場合は、必ず処方した医師に相談してください。
「病院に行くべきか、それとも様子を見るべきか」迷ってしまう気持ちは、とても自然なことです。ここでは受診の目安と、何科を選べばよいかについて整理します。
| 状態 | 対応の目安 |
|---|---|
| 突然の強い動悸・胸の痛み・強いめまい | 救急相談や医療機関への受診を優先 |
| やる気の低下や消えたい気持ちがある | 心療内科・精神科へ優先的に相談 |
| 特定の場面だけの軽い症状 | セルフケアを続けて様子を見てもよい |
| 休むと回復する・2〜4週間で改善傾向 | セルフケアを継続 |
突然の強い動悸や胸の痛み、息苦しさ、気を失うような強いめまいがある場合は、心臓や脳の病気が隠れている可能性があるため、自律神経の問題と決めつけずに早めに医療機関へ受診してください。
やる気が起きない状態や消えたいという気持ちがある場合も、心療内科・精神科への相談を優先していただきたいところです。自分を傷つけてしまいそうな不安があるときは、一人で抱え込まず、身近な人や救急の窓口にも助けを求めてください。
症状が軽く、残業が続いた週や生理前など特定の場面だけに出ている場合や、休息をとると回復の実感がある場合は、しばらくセルフケアを続けながら様子を見てもよいでしょう。
2〜4週間ほどセルフケアを続けて改善の兆しがあれば、そのまま生活習慣の見直しを続けていただいて構いません。ただし、症状が強くなる場合や日常生活に支障が出る場合は、早めに医療機関へ相談してください。
最初は内科または脳神経内科で、他の病気が隠れていないかを確認してもらうのが基本の流れです。動悸や胸の症状が目立つ場合は循環器内科、気分の落ち込みや強い不安感など心の症状が目立つ場合は心療内科が適しています。
更年期の症状と重なっている場合は婦人科も選択肢のひとつです。どこに行っても異常なしと言われ続ける場合は、心療内科で自律神経の観点から相談してみると、次の対処につながりやすくなります。
「整体に行ってみたいけれど、本当に関係があるのかな」と気になっている方もいらっしゃるかもしれません。ここからは、整体やカイロプラクティックの視点から自律神経との関わりについてお伝えします。
交感神経は背骨の胸椎から上部腰椎のあたりから枝分かれして全身に伸びており、副交感神経は脳の近くと骨盤の仙骨という部分から伸びています。
長時間のデスクワークや猫背の姿勢が続くと、首や背中の緊張が強くなり、呼吸が浅くなったり体が休まりにくくなったりすることがあります。パソコンやスマートフォンを長時間見る在宅ワークの方は、特に首や背中がこわばりやすい状態です。
姿勢の硬さがすべての不調の原因とは言い切れませんが、背骨まわりの緊張をやわらげることは、自律神経が働きやすい体の環境づくりのひとつといえます。
病院での検査や薬による対応と並行して、姿勢や背骨のケアを取り入れることで、体の状態が整いやすくなったと感じる方もいらっしゃいます。特に、首や肩のこりが強い方、デスクワークが中心の方には、背骨や骨盤のバランスを確認してみる価値があるかもしれません。
湘南カイロ茅ヶ崎整体院では、背骨や骨盤のバランスを確認しながら、自律神経に関わる症状について詳しくお話をうかがっています。病院での検査や薬による対応と並行して通っていただける場所として、体の状態を一緒に整理していきたいと考えています。
茅ヶ崎・湘南エリアで体の不調に悩まれている方は、体の状態を確認するきっかけにしてみてください。
今回は、自律神経失調症の症状や原因、今日から試せるセルフケアについてお伝えしました。病院で異常なしと言われても、それは体の不調そのものがないという意味ではなく、自律神経のバランスが乱れているサインであることがあります。
まずは睡眠や呼吸、食事など生活習慣を見直しながら、症状の重さに応じて医療機関への受診や、必要に応じた体のケアも検討してみてください。一人で抱え込まず、お気軽にご相談ください。

