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原始反射の対称性緊張性頸反射が発達障害と誤解される訳

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こんにちは、湘南カイロ茅ヶ崎整体院の高木聖司です。お子さんが学校で「姿勢が悪い」「板書が遅い」「じっと座っていられない」と先生から指摘されたことはありませんか。もしかすると、それは原始反射の残存が関係しているかもしれません。

特に対称性緊張性頸反射という原始反射が統合されずに残っていると、発達障害と似た特性が現れることがあり、多くの保護者の方が悩まれています。でも安心してください。この反射の残存は適切なアプローチで改善できる可能性があります。

院長:高木

原始反射の残存は発達障害そのものではなく、体の発達段階で統合されるべき反射が残っている状態なんです

今回は対称性緊張性頸反射と発達障害の関連性について、当院での臨床経験をもとに詳しくお伝えしていきます。

目次

対称性緊張性頸反射とは何か

対称性緊張性頸反射(STNR)は、赤ちゃんが生後6ヶ月頃から10ヶ月頃にかけて現れる原始反射のひとつです。この反射は、赤ちゃんがハイハイをするために必要な動きを学習するための重要な役割を担っています。

頭を上げると腕が伸びて脚が曲がり、頭を下げると腕が曲がって脚が伸びるという特徴的な動きをします。この反射があることで、赤ちゃんは四つん這いの姿勢から座る姿勢への移行や、ハイハイの動作を獲得していくのです。通常であれば1歳前後までに自然と統合され消失していきますが、何らかの理由で統合されずに残ってしまうことがあります。

STNRが残存する主な原因

対称性緊張性頸反射が残存してしまう背景には、いくつかの要因が考えられます。最も多いのはハイハイ期間が短かった、またはハイハイをほとんどせずにつかまり立ちや歩行に移行してしまったケースです。

現代の育児環境では、歩行器の使用や床に座らせる時間が少ないこと、フローリングで滑りやすい環境などが影響して、十分にハイハイをする機会が得られないことがあります。また帝王切開での出生や、早産、低出生体重なども原始反射の統合に影響を与える可能性が指摘されています。

さらに乳児期の運動発達に必要な刺激が不足していたり、うつ伏せ遊びの時間が少なかったことも要因のひとつとして挙げられます。これらの条件が重なると、反射の統合プロセスがうまく進まず残存してしまうのです。

STNRが体に及ぼす影響

対称性緊張性頸反射が残存していると、日常生活のさまざまな場面で困難が生じます。頭の位置と手足の動きが連動してしまうため、姿勢の維持が難しくなるのです。

椅子に座って勉強するときに、ノートを見下ろすと腕が曲がってしまい、黒板を見上げると腕が伸びて書きづらくなります。そのため板書をするのに時間がかかったり、文字が乱れたりすることがあります。また机に突っ伏すような姿勢になりやすく、先生から「姿勢が悪い」と注意されることも多いでしょう。

体育の授業では跳び箱やマット運動など、上半身と下半身を協調させて動かす運動が苦手になります。泳ぐときも頭を上げると脚が沈んでしまい、うまく泳げないことがあります。さらに視覚と手の協調が必要な細かい作業、たとえばお箸の使用やボタンかけ、靴紐を結ぶといった動作にも影響が出るのです。

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発達障害との関連性について

対称性緊張性頸反射の残存によって現れる特性は、発達障害の特性と重なる部分が多くあります。そのため発達障害と誤解されたり、実際に併存していたりするケースも少なくありません。

ADHDの特性として知られる「じっと座っていられない」「集中力が続かない」という状態は、実は姿勢を保つことが体の仕組み上難しいために起こっている可能性があります。体が疲れやすく、楽な姿勢を探して動いてしまうのです。また読み書きの困難さはディスレクシア(読字障害)と似ていますが、目と手の協調性の問題から生じていることもあります。

自閉スペクトラム症で見られる不器用さや運動の苦手さも、原始反射の残存による体の使い方の問題が背景にある場合があります。さらに発達性協調運動障害(DCD)の症状である運動の不器用さ、バランス感覚の悪さは、STNRの残存と非常に似た特徴を持っているのです。

診断の難しさと見極めのポイント

発達障害と原始反射の残存を見極めることは、専門家でも容易ではありません。なぜなら症状が重複していることが多く、また両方が併存している可能性もあるためです。

ただし原始反射の残存は体の反応として確認できるため、専門的な検査によって判別することができます。たとえば四つん這いの姿勢で頭を上下に動かしたときに、無意識に腕や脚が連動して動いてしまうかどうかを観察します。また仰向けの姿勢で頭を動かしたときの体の反応を見ることもあります。

当院では体全体のバランスや姿勢、動きのパターンを詳しく検査し、原始反射の残存が関係しているかどうかを確認しています。発達障害の診断は医療機関で行われますが、原始反射の統合を促すアプローチは整体やカイロプラクティックでもできるのです。

併存するケースへの対応

発達障害の診断を受けているお子さんでも、原始反射の残存が併存していることは珍しくありません。この場合、発達障害への支援と並行して原始反射の統合を促すアプローチを行うことで、日常生活の困難さを軽減できる可能性があります。

医療機関での薬物療法や心理療法、療育施設での支援を受けながら、体の発達面からもサポートしていくという多角的なアプローチが効果的です。原始反射が統合されることで姿勢保持が楽になり、結果として集中力が向上したり、学習への取り組みがスムーズになったりすることがあります。

大切なのは、お子さんの困りごとを多方面から理解し、適切な支援を組み合わせていくことです。ひとつの視点だけでなく、脳神経発達の面、体の発達の面、環境調整の面など、さまざまな角度から支援を考えていく必要があります。

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学校生活で見られる具体的な困りごと

対称性緊張性頸反射が残存しているお子さんは、学校生活のあらゆる場面で困難を感じています。保護者の方や先生方が「怠けている」「集中していない」と誤解してしまうことも多いのですが、実は体の仕組みの問題なのです。

授業中の姿勢維持が最も大きな課題として挙げられます。椅子に座っていると次第に背中が丸まり、机に肘をついたり突っ伏したりする姿勢になってしまいます。先生に注意されて一時的に姿勢を正しても、すぐにまた崩れてしまうため、お子さん自身も「どうして自分はできないんだろう」と自信を失ってしまうことがあります。

椅子での座り方に現れる特徴

STNRが統合されていないお子さんに特徴的な座り方があります。それは椅子の脚に自分の足を絡めたり、足を椅子の下に深く入れ込んだりする座り方です。これは偶然の癖ではなく、体のバランスを保とうとする無意識の反応なのです。

頭を下げてノートを見るときに脚が伸びようとする反射を抑えるため、椅子に足を絡めることで固定しようとしています。また足を椅子の下に入れることで体の安定性を確保し、上半身を使いやすくしているのです。この座り方を見かけたら、STNRの残存を疑う重要なサインと考えてください。

さらにW座りや横座りなど、床に座るときも独特の姿勢を取ることが多くあります。正座や体育座りがつらく感じられるため、自然と体が安定する座り方を探しているのです。こうした座り方の癖は叱って直るものではなく、根本的な体の問題に対処する必要があります。

板書と読み書きの困難

黒板を見上げて手元のノートに書き写すという動作は、対称性緊張性頸反射が残存していると非常に難しい作業になります。頭を上げると腕が伸びてしまい、頭を下げると腕が曲がるため、スムーズに書き写すことができないのです。

そのため板書に時間がかかり、授業の進行についていけなくなります。また書いている途中で何度も黒板を見直す必要があり、集中が途切れやすくなります。文字も乱れやすく、マス目からはみ出したり、行がずれたりすることもあります。筆圧のコントロールも難しく、強く書きすぎて疲れやすかったり、逆に薄すぎて読めなかったりすることもあるのです。

読書の際にも、本を持つ位置や頭の角度によって腕の力が入りづらくなり、長時間読むことが苦痛になります。音読では行を飛ばしたり、同じところを繰り返し読んだりすることもあります。

体育や運動面での苦手さ

体育の授業では、上半身と下半身を協調させて動かす運動が特に苦手になります。跳び箱を跳ぶときは頭の位置と腕の伸び縮みがうまく連動せず、タイミングが合いません。前転や後転などのマット運動でも、頭を曲げたり伸ばしたりする動きで体全体の動きが崩れてしまいます。

水泳では顔を上げると脚が沈み、顔を水につけると脚が浮くという反射の影響で、バランスを取ることが難しくなります。そのため泳ぎの習得に時間がかかったり、水泳自体を嫌がったりすることがあります。縄跳びやボール運動など、リズムと協調性が必要な運動も苦手です。

こうした経験の積み重ねで「自分は運動が苦手だ」という意識が形成され、体を動かすことを避けるようになってしまうこともあります。すると運動不足からさらに体の発達が遅れるという悪循環に陥ることもあるのです。

日常生活動作への影響

学校生活以外でも、日常のさまざまな動作に影響が出ます。食事の際にお箸を使うのが苦手で、うまく食べ物をつかめなかったり、こぼしたりすることがあります。食事中の姿勢も崩れやすく、食べるのに時間がかかることもあります。

着替えでは、ボタンをかける、ファスナーを上げる、靴紐を結ぶといった細かい動作が苦手です。朝の準備に時間がかかり、遅刻しそうになることもあるでしょう。また階段の上り下りでバランスを崩しやすかったり、よくつまずいたりすることもあります。

自転車に乗る練習をしても、バランスを取ることが難しく習得に時間がかかります。遊具で遊ぶときも、ジャングルジムや雲梯などが特に苦手で、友達と同じように遊べないことにストレスを感じることがあるのです。

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家庭でできる統合を促す方法

対称性緊張性頸反射の統合を促すためには、日常生活の中で適切な運動や遊びを取り入れることが効果的です。特別な器具や場所がなくても、家庭で楽しみながらできるアプローチがたくさんあります。

最も基本的で効果的なのは、ハイハイの動きを取り入れた遊びです。小学生のお子さんでも、遊びとして四つん這いで動く機会を作ることで、反射の統合を促すことができます。たとえば家の中で宝探しゲームをして、四つん這いで移動するルールにしたり、障害物をくぐる遊びをしたりするのがおすすめです。

効果的な運動遊び

四つん這いでの運動は、頭と手足の協調性を育てる最も基本的な動きです。前に進むだけでなく、後ろ向きに進んだり、横向きに移動したりするバリエーションを加えると効果が高まります。また四つん這いの姿勢で片手を上げる、片足を上げるといった動きも取り入れてみましょう。

動物歩きも楽しみながらできる運動です。クマ歩き(手と足を伸ばして四つん這いで歩く)、アザラシ歩き(うつ伏せで腕だけで体を引きずる)、ワニ歩き(うつ伏せで肘と膝を使って進む)など、さまざまなバリエーションがあります。お子さんと一緒に「今日はどの動物になろうか」と楽しみながら取り組むことができます。

トランポリンやバランスボールを使った運動も効果的です。トランポリンで跳びながら頭を上下に動かす、バランスボールの上で四つん這いになるといった動きは、反射の統合を促しながらバランス感覚も養えます。

日常生活での工夫

特別な時間を設けなくても、日常生活の中でできる工夫があります。床拭き掃除をお手伝いとして任せることで、自然と四つん這いの姿勢を取る機会が増えます。雑巾がけは昔から日本の学校で行われてきた活動ですが、実は原始反射の統合にとても効果的なのです。

うつ伏せで本を読んだり、テレビを見たりする時間を作ることも有効です。ただし長時間同じ姿勢でいるのは避け、適度に体勢を変えるようにしましょう。また食事のときには足がしっかり床につく高さの椅子を使い、正しい姿勢で食べられる環境を整えることも大切です。

遊びの中では、トンネルくぐりや布団の中を進む探検ごっこなど、自然と四つん這いになる遊びを取り入れてみてください。お子さんが楽しんで続けられることが何より重要です。無理強いせず、遊びの延長として取り組むことで、自然と体の発達を促すことができます。

継続のためのポイント

これらの運動や遊びは、一度や二度行っただけでは効果が現れません。毎日少しずつでも継続することが大切です。ただし「訓練」として捉えるのではなく、親子のコミュニケーションや楽しい時間として取り組むことが継続の秘訣です。

お子さんが嫌がる場合は無理をせず、興味を持てる遊びから始めましょう。兄弟やお友達と一緒に行うことで、競争心や協力する楽しさが生まれ、継続しやすくなります。また少しでも進歩が見られたら、しっかりと褒めてあげることで、お子さんの自信とやる気を育てることができます。

効果が現れるまでには数ヶ月から1年程度かかることもあります。焦らず、お子さんのペースに合わせて取り組んでいくことが大切です。もし家庭でのアプローチだけでは難しいと感じたら、専門家のサポートを受けることも検討してみてください。

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専門的なアプローチと相談先

家庭での取り組みに加えて、専門家によるアプローチを併用することで、より効果的に原始反射の統合を促すことができます。当院では、体全体のバランスを整えながら、神経系の発達を促す施術を行っています。

カイロプラクティックによるアプローチでは、背骨や骨盤の歪みを整えることで神経の働きを正常化し、原始反射の統合を促します。特に首の動きと体全体の連動性を改善することで、対称性緊張性頸反射の影響を軽減することができるのです。また筋肉の緊張パターンを調整し、正しい姿勢を維持しやすくする施術も行います。

当院での検査と施術の流れ

当院では初回に詳しい検査を行い、原始反射の残存状況や体の状態を把握します。お子さんの発達歴やハイハイの状況、現在の困りごとなどを丁寧に伺いながら、体の動きや姿勢、バランスを確認していきます。

メタトロンという医療機器を使った検査では、神経系の状態や自律神経のバランス、栄養状態なども詳しく調べることができます。これらの検査結果をもとに、お子さん一人ひとりに合わせた施術計画を立てていきます。施術は痛みのない優しい刺激で行いますので、小さなお子さんでも安心して受けていただけます。

施術と並行して、家庭で取り組んでいただく運動や遊びの指導も行います。またお子さんの体の状態に合わせた栄養のアドバイスや生活習慣の改善提案もさせていただいています。定期的に再検査を行い、改善状況を確認しながら進めていくのが当院のスタイルです。

他の専門機関との連携

原始反射の残存に対するアプローチは、さまざまな専門分野で行われています。作業療法士による感覚統合療法や、理学療法士による運動療法なども効果的です。また発達支援センターや療育施設でも、原始反射に配慮したプログラムを提供しているところがあります。

発達障害の診断を受けている、または疑いがある場合は、小児科や児童精神科での医学的評価も重要です。当院では必要に応じて医療機関への来院もおすすめしており、多職種連携でお子さんをサポートする体制を大切にしています。整体での体のアプローチと、医療機関での医学的サポート、療育での発達支援を組み合わせることで、より包括的な支援が可能になるのです。

学校との連携も重要です。担任の先生や養護教諭に、お子さんの体の特性を理解してもらうことで、学校生活での配慮を得やすくなります。たとえば板書の時間を多めに取ってもらう、姿勢が崩れたときに叱るのではなく体を動かす機会を作るといった支援が考えられます。

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最後に

お子さんの困りごとは、決して怠けや努力不足ではなく、体の発達の問題である可能性があります。対称性緊張性頸反射の残存は、適切なアプローチで改善できることが多いのです。発達障害との関連性を理解し、体の面からもサポートしていくことで、お子さんの学校生活や日常生活が大きく改善する可能性があります。

一人で悩まず、まずは専門家に相談してみることをおすすめします。当院では、お子さんの体の状態を詳しく検査し、ご家族と一緒に改善に向けて取り組んでいきます。どんな小さな困りごとでも構いませんので、いつでもお気軽にご相談ください。お子さんが笑顔で学校生活を送れるよう、全力でサポートさせていただきます。


院長:高木

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