肩の付け根が痛い原因は？改善法を専門家が解説

こんにちは、湘南カイロ茅ヶ崎整体院の高木です。朝起きた時や腕を上げようとした時に、肩の付け根がズキッと痛んだ経験はありませんか。実は肩の痛みで悩まれている方は年齢を問わず本当に多く、当院にも毎日のように来院されています。

服を着替える時に痛みが走る、夜寝ている時に痛みで目が覚めてしまう、仕事中に腕を動かすたびに痛むなど、日常生活に支障をきたしている方もいらっしゃいます。でも安心してください。肩の付け根の痛みは原因をしっかり特定できれば、多くの場合で改善が可能なのです。

肩の付け根が痛くなる主な原因

肩の付け根が痛む原因は実にさまざまです。年齢や生活習慣、お仕事の内容によっても変わってきますので、まずはどのような原因があるのか知っておくことが大切ですね。肩の痛みといっても、その背景には複数の要因が絡み合っていることが多いのです。

四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)

40代から50代の方に最も多く見られるのが、いわゆる四十肩や五十肩と呼ばれる肩関節周囲炎です。肩の関節を包んでいる袋が炎症を起こし、痛みと共に可動域が制限されるのが特徴になります。特に夜間に痛みが強くなることが多く、寝返りを打つたびに目が覚めてしまうという方も少なくありません。

服を着る時に腕が上がらない、髪を結ぶ動作ができない、背中のファスナーが上げられないなど、日常の何気ない動作に支障が出てきます。発症すると数ヶ月から1年以上かかることもありますが、適切な施術を受けることで回復を早めることができるのです。

腱板損傷・腱板断裂

肩の関節を安定させている腱板という組織が傷ついたり切れたりすることで起こる症状です。重い荷物を持ち上げた時や転倒して手をついた時など、急激な負荷がかかった際に起こることがあります。建設作業員の方や介護職の方など、肩に負担がかかるお仕事をされている方に多く見られる傾向があるのです。

腱板が損傷すると、腕を上げる時に特定の角度で強い痛みを感じたり、力が入りにくくなったりします。夜間痛も伴うことが多く、放置すると断裂が広がる可能性もありますので、早めの対処が重要になってきます。

石灰沈着性腱板炎

肩の腱板にカルシウムが沈着して炎症を起こす疾患で、突然激しい痛みが襲ってくるのが特徴です。何の前触れもなく、ある日突然肩に激痛が走り、腕を動かすことすらできなくなることもあります。40代から50代の女性に多く見られる傾向があり、代謝の変化やホルモンバランスとの関連も指摘されているのです。

痛みのあまり救急で病院を訪れる方もいらっしゃるほどで、安静にしていても痛みが続くため、睡眠にも大きな影響が出ます。カルシウムが自然に吸収されて症状が落ち着くこともありますが、適切な施術で早期の改善を目指すこともできるのです。

頸椎の問題からくる痛み

肩の付け根が痛いと感じていても、実は首の問題が原因になっていることも珍しくありません。頸椎椎間板ヘルニアや頸椎症では、首の神経が圧迫されることで肩や腕に痛みやしびれが出ることがあるのです。デスクワークで長時間同じ姿勢を続けている方やスマートフォンを見る時間が長い方に増えています。

この場合、肩を動かしても痛みがあまり変わらないことが多く、腕にしびれを伴うこともあります。首から来ている痛みなのか肩自体の問題なのかを見極めることが、適切な施術への第一歩となります。

インピンジメント症候群

腕を上げる動作を繰り返すことで、肩の骨と腱が擦れ合って炎症を起こす状態です。野球やテニス、バレーボールなど腕を上げるスポーツをされている方や、塗装工や電気工事士など腕を上げる作業が多い職業の方に見られます。最初は軽い違和感程度でも、放置すると痛みが強くなり、腱板損傷へと進行することもあるのです。

腕を特定の角度に上げた時だけ痛みが出るのが特徴で、その角度を過ぎると痛みが軽減することもあります。早期に適切な対処をすることで、悪化を防ぐことができますよ。

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肩の付け根が痛い時にやってはいけないこと

痛みがあるとつい自己判断で対処してしまいがちですが、実は症状を悪化させてしまう行動もあります。良かれと思ってやったことが逆効果になってしまうのは本当に残念ですよね。ここでは避けた方が良い行動についてお伝えしていきます。

無理に動かしたりストレッチをする

痛みがある時に無理に肩を動かしたり、強いストレッチをするのは避けてください。特に急性期の炎症が強い時期に無理をすると、炎症がさらに悪化して痛みが長引く原因になります。動かした方が良いのか安静にした方が良いのかは、症状の時期や原因によって変わってくるのです。

よく「肩が固まらないように動かさなきゃ」と無理をされる方がいらっしゃいますが、炎症が強い時期にそれをすると組織の損傷を広げてしまいます。適切な時期に適切な方法で動かすことが大切なのです。

痛み止めだけで様子を見続ける

痛み止めの薬は一時的に痛みを和らげてくれますが、根本的な原因を解決するものではありません。薬で痛みをごまかしながら同じ動作を続けていると、知らず知らずのうちに症状が進行してしまうことがあるのです。痛みは体からの大切なサインですので、そのサインを無視し続けるのは危険ですね。

もちろん痛みが強い時に薬を使うこと自体は悪いことではありませんが、薬だけに頼らず根本的な原因にアプローチすることが本当の改善につながります。

自己流のマッサージや強い刺激

痛い部分を強く押したり揉んだりすることで、かえって炎症を悪化させてしまうことがあります。特に素人判断での強い刺激は、筋肉や腱を傷つけるリスクもあるのです。マッサージ機器の使いすぎも同様で、気持ち良いからといって長時間使い続けるのは避けた方が良いでしょう。

適切な圧で適切な場所にアプローチすれば効果的ですが、間違った方法では逆効果になってしまいます。専門家に相談して正しい方法を知ることが大切ですよ。

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日常生活でできる予防と対策

肩の付け根の痛みを予防したり軽減したりするために、日常生活で気をつけられることがいくつかあります。特別な道具や時間は必要ありませんので、今日からでも始められることばかりです。少しの意識で肩への負担を減らすことができるのです。

姿勢を見直す

猫背や巻き肩の姿勢が続くと、肩の関節に負担がかかり続けて痛みの原因になります。デスクワークをされている方は特に、パソコンの画面を見る時に頭が前に出て肩が内側に入ってしまいがちです。背筋を伸ばして肩甲骨を寄せるように意識するだけでも、肩への負担は大きく変わってきますよ。

椅子に座る時は深く腰掛けて背もたれを使い、足を床にしっかりつけることも大切です。スマートフォンを見る時も、目の高さまで持ち上げて見るようにすると首や肩への負担が減ります。

適度な運動を取り入れる

肩甲骨周りの筋肉を適度に動かすことで、血流が改善されて肩の痛みの予防につながります。肩をゆっくり回したり、肩甲骨を寄せたり離したりする動きを1日数回行うだけでも効果的なのです。ただし痛みが強い時期は無理をせず、痛みのない範囲で行うことが大切ですね。

ウォーキングなどの全身運動も、体全体の血流を良くして筋肉の緊張をほぐすのに役立ちます。運動不足は筋力低下を招き、それが肩への負担増加につながることもありますので、できる範囲で体を動かす習慣をつけていきましょう。

冷えに注意する

体が冷えると血流が悪くなり、筋肉が硬くなって痛みが出やすくなります。特にエアコンの効いた室内で長時間過ごす方は、肩を冷やさないように気をつけてください。夏場でも羽織るものを用意しておくと良いですね。

入浴時はシャワーだけで済ませず、湯船にゆっくり浸かって体を温めることも大切です。温めることで筋肉の緊張がほぐれ、血流も改善されます。ただし炎症が強い急性期には温めすぎると逆効果になることもありますので、症状に応じて調整が必要です。

睡眠環境を整える

枕の高さが合っていないと首や肩に負担がかかり、朝起きた時に肩が痛いという状態になりやすくなります。自分に合った高さの枕を選ぶことは、肩の痛み予防にとても重要なのです。一般的には、仰向けに寝た時に首の自然なカーブが保たれる高さが理想的だと言われています。

また横向きで寝る方は、肩が圧迫されないように注意が必要です。痛い方の肩を下にして寝ると症状が悪化することがありますので、できるだけ痛くない方を下にして寝るようにしてください。

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湘南カイロでの肩の痛みへのアプローチ

当院では肩の付け根の痛みに対して、まず詳しい検査を行い原因を特定することから始めます。同じ「肩の付け根が痛い」という症状でも、人によって原因は全く異なることが多いのです。痛みがある部分だけでなく、首や背中、骨盤の状態まで全身を検査することで、真の原因を見つけ出していきます。

メタトロンという最先端の検査機器を使って、神経の乱れや体質、栄養状態なども調べることができます。姿勢分析システムで体の歪みを数値化し、どこに負担がかかっているのかを視覚的に確認していただくことも可能です。これらの検査結果をもとに、あなたに最適な施術計画を立てていくのです。

施術では優しい刺激で体への負担を最小限に抑えながら、関節の動きを改善し筋肉の緊張をほぐしていきます。強い刺激は逆に体を緊張させてしまうこともありますので、当院ではソフトな施術を心がけています。また施術だけでなく、日常生活で気をつけるべきことや自宅でできるセルフケアの方法もお伝えして、再発しない体づくりをサポートしていますよ。

私自身が小児喘息で苦しんだ経験から、痛みや不調で悩む方の辛さは本当によくわかります。普通にできていたことができなくなる不安や焦り、この先どうなるのだろうという恐怖を抱えながら過ごすのはとても辛いことですよね。でも適切な施術と生活習慣の改善で、多くの方が元気を取り戻されています。

肩の付け根の痛みは放置すると慢性化しやすく、可動域の制限が残ってしまうこともあります。早めに原因を特定して適切な対処をすることが、早期改善への近道なのです。一人で悩まず、いつでも私たちにご相談ください。あなたの痛みが改善されて、笑顔で日常生活を送れるようになることを心から願っています。

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