飲み込むと左の首が痛い原因と改善法を専門家が解説

こんにちは。湘南カイロ茅ヶ崎整体院の高木聖司です。朝起きたら突然、水を飲む時やツバを飲み込む時に左側の首だけが痛む症状が出て、不安になっていませんか。このような症状で来院される方は意外と多く、皆さん「何か悪い病気ではないか」と心配されています。

実は左側に限定された首の痛みには特有の原因があり、適切に対処すれば多くの場合で改善できます。今回は飲み込む動作で左の首が痛くなる原因と、当院での改善方法について詳しくお伝えしていきますね。

飲み込む時に左の首が痛くなる主な原因

飲み込む動作で左側の首に痛みが出る場合、いくつかの原因が考えられます。痛みの出方や場所によって原因は異なりますが、当院にこれまで来院された方の症例から代表的なものをご説明していきますね。

寝違えによる筋肉の炎症

最も多いのが寝違えです。前日まで何ともなかったのに、朝起きたら首が痛くて動かせないという経験はありませんか。寝違えは首の筋肉が急激に緊張したり軽い炎症を起こしたりした状態で、特に胸鎖乳突筋という首の前側から耳の後ろにかけて走る筋肉が影響を受けやすいです。

この筋肉は飲み込む動作にも関わっているため、寝違えで傷めると水やツバを飲み込むたびに痛みが走ります。デスクワークで前かがみの姿勢が続いている方や、スマートフォンを長時間見る習慣がある方は首の筋肉に負担がかかりやすく、寝違えも起こしやすい傾向にあります。

頚椎の歪みと神経圧迫

首の骨である頚椎に歪みが生じると、周囲の神経や筋肉が圧迫されて痛みが出ることがあります。特に左側だけに症状が出る場合は、頚椎が左方向に傾いていたり回旋していたりする可能性が高いです。頚椎の歪みは長年の姿勢の癖や体の使い方の偏りから生じるため、気づかないうちに進行していることも少なくありません。

当院では最新のAI姿勢分析システムを使って頚椎の状態を数値化し、どの部分にどれだけの歪みがあるのかを視覚的に確認していただけます。歪みが明確になれば、それに対する施術計画も立てやすくなります。

リンパ節の腫れ

風邪や扁桃炎などで喉に炎症が起きると、首のリンパ節が腫れて痛みを感じることがあります。リンパ節は体内に侵入した細菌やウイルスと戦う免疫機能を担っているため、感染があると腫れて触ると痛みを感じます。飲み込む動作で周囲の組織が動くため、腫れたリンパ節が刺激されて痛むというわけです。

リンパ節の腫れは通常、風邪などの症状が治まれば自然に引いていきます。ただし腫れが1週間以上続く場合や、発熱を伴う場合は医療機関への相談も検討してください。

唾液腺の問題

あまり知られていませんが、唾液腺に炎症や結石ができると飲み込む時に痛みが出ることがあります。唾液腺は耳の下や顎の下にあり、食事の時に唾液を分泌する役割を持っています。この唾液腺に問題が起きると、飲み込む動作で痛みを感じたり、顔が腫れたりすることがあります。

石灰沈着性頚長筋腱炎

これは首の深部にある頚長筋という筋肉に石灰が沈着して起こる炎症です。急に首が痛くなり、飲み込む時に強い痛みを感じるのが特徴で、発熱を伴うこともあります。レントゲン検査で石灰沈着が確認できるため、医療機関での検査が必要になる場合もあります。

左側だけが痛む理由

なぜ左側だけに症状が出るのか不思議に思われるかもしれません。実は体の使い方には誰にでも左右差があり、利き手や普段の姿勢の癖が首の筋肉や関節に偏った負担をかけているのです。

例えばパソコン作業をする時、無意識に首を左に傾けて画面を見ている方がいます。また寝る時の姿勢も影響していて、いつも左側を下にして横向きで寝る習慣があると、左の首に負担がかかりやすくなります。こうした日常生活の積み重ねが、左側だけに症状を引き起こす原因となっているケースが非常に多いです。

当院では問診の際に普段の生活習慣や体の使い方について詳しくお聞きし、左側に負担がかかる原因を特定していきます。原因がわかれば、その後の施術や生活指導の方向性も明確になります。

病院に行くべきかどうかの判断基準

飲み込む時の首の痛みは多くの場合、適切なケアで改善できます。ただし次のような症状がある場合は、医療機関での検査も検討してください。

• 1週間以上痛みが続いている
• 痛みがどんどん強くなっている
• 38度以上の発熱がある
• 首に大きな腫れやしこりがある
• 呼吸がしづらい
• 食べ物が飲み込めない
• 手足のしびれや麻痺がある

これらの症状がある場合は、感染症や腫瘍などの可能性も考えられるため、まずは医療機関で検査を受けることをおすすめします。検査の結果、重篤な疾患が否定されたにもかかわらず症状が続く場合は、当院のような施術で改善できる可能性が高いです。

自分でできる対処法

痛みが出たばかりで軽度の場合は、自宅でできる対処法を試してみてください。ただし痛みが強い時や動かすと悪化する時は無理をせず、安静にすることが大切です。

患部を冷やす

炎症が起きている初期段階では、患部を冷やすことで痛みを和らげることができます。保冷剤をタオルで包んで、痛む部分に10分から15分程度当ててください。ただし冷やしすぎると血行が悪くなって筋肉が硬くなるため、長時間の冷却は避けましょう。

無理に動かさない

痛みがある時に無理に首を動かすと、症状が悪化する可能性があります。特に飲み込む動作で痛みが出る場合は、熱いものや固いものを避けて、柔らかくて温度の優しい食事を心がけてください。大きく口を開けたり、首を大きく動かしたりする動作も控えめにしましょう。

姿勢を意識する

デスクワークをしている方は、パソコンの画面を目の高さに調整し、背筋を伸ばした姿勢を心がけてください。スマートフォンを見る時も、顔を下に向けるのではなく、スマートフォンを目の高さまで持ち上げるようにすると首への負担が減ります。

当院での改善アプローチ

湘南カイロ茅ヶ崎整体院では、飲み込む時に左の首が痛むという症状に対して、根本原因を見つけ出すことから始めます。医療業界では検査9割、施術1割と言われているように、改善できるかは真の原因を見つけられるかどうかにかかっているからです。

詳細な検査で原因を特定

当院では初回の検査を最も大切にしています。まずAI姿勢分析システムで頚椎や体全体の歪みを数値化し、どこにどれだけの負担がかかっているのかを視覚的に確認します。さらにロシアで開発された医療機器メタトロンを用いて、神経の乱れや体質、栄養状態、ストレスなど、痛みの背景にある要因も調べていきます。

これらの検査結果を総合的に分析することで、なぜ左側だけに症状が出ているのか、なぜ飲み込む動作で痛みが出るのかという原因が明確になります。原因がわかれば、それに対する最適な施術計画を立てることができます。

カイロプラクティックによる頚椎調整

頚椎に歪みがある場合は、カイロプラクティックの技術を用いて丁寧に調整していきます。当院の施術は優しい刺激で行うため、ボキボキと音を鳴らすような荒い施術ではありません。体への負担を最小限に抑えながら、頚椎を本来あるべき位置に戻していきます。

頚椎が整うと神経の圧迫が解放され、周囲の筋肉の緊張も和らいでいきます。飲み込む動作で痛みを感じていた方も、施術後すぐに楽になったと実感されるケースが多いです。

栄養指導と生活習慣の改善

実は首の筋肉の状態は、栄養状態や食生活とも深く関わっています。たんぱく質やビタミン、ミネラルが不足していると筋肉の回復力が低下し、炎症も起きやすくなります。当院ではメタトロン測定の結果をもとに、あなたの体に必要な栄養素や相性の良い食品をアドバイスします。

また普段の姿勢や体の使い方についても具体的な改善点をお伝えし、再発しない体づくりをサポートします。施術で痛みを取るだけでなく、根本から体を変えていくことが当院の特徴です。

改善までの期間と通院頻度

飲み込む時の首の痛みは、原因や症状の程度によって改善までの期間が異なります。急性の寝違えであれば、数回の施術で大きく改善することが多いです。一方で長年の姿勢の歪みが原因となっている場合は、体全体のバランスを整えるために数ヶ月かかることもあります。

当院では初回と2回目の検査結果をもとに、あなたに必要な施術期間と通院頻度を書面でお伝えしています。計画が明確になっていると、安心して施術を受けていただけますし、改善の過程も実感しやすくなります。定期的に再検査を行い、数値的にも改善しているかを確認しながら進めていきます。

実際に改善された方の声

当院には飲み込む時の首の痛みや、片側だけの首の症状で悩んでいた方が多く来院されています。施術を受けて改善された方からは、水を飲むのが怖くなくなった、食事が楽しめるようになった、朝起きた時の不安がなくなったという喜びの声をいただいています。

ある30代の女性は、左側の首が痛くて飲み込むたびに激痛が走り、食事もままならない状態で来院されました。検査の結果、頚椎の歪みと筋肉の過緊張が原因だとわかり、カイロプラクティックの施術と栄養指導を行いました。3回目の施術後には痛みがほとんどなくなり、今では定期的なメンテナンスで快適に過ごされています。

また40代の男性は、寝違えを繰り返していて、飲み込む時の痛みが慢性化していました。メタトロン測定で栄養状態とストレスレベルを調べたところ、たんぱく質不足と睡眠の質の低下が見つかりました。施術に加えて食事内容と睡眠環境を改善したことで、寝違えを起こさなくなり、首の痛みからも解放されました。

予防のために日常で気をつけること

一度改善した後も、生活習慣によっては再発する可能性があります。飲み込む時の首の痛みを予防するために、日常生活で次のことを意識してみてください。

枕の高さを見直す

枕が高すぎると首が前に曲がった状態で寝ることになり、筋肉に負担がかかります。逆に低すぎると首が反った状態になり、やはり良くありません。自分に合った枕を選ぶことが、首の健康を保つ第一歩です。当院では触診の結果から、あなたに適した枕の高さもアドバイスしています。

長時間同じ姿勢を避ける

デスクワークで長時間同じ姿勢を続けると、首の筋肉が固まってしまいます。1時間に一度は立ち上がって軽く体を動かし、首をゆっくり回すなどのストレッチを取り入れてください。肩甲骨を動かすことも首の血行改善につながります。

水分をしっかり摂る

体が脱水状態になると筋肉が硬くなりやすく、炎症も起きやすくなります。特に寒い時期は水分摂取が減りがちですが、こまめに水を飲む習慣をつけてください。ただし冷たすぎる水は首の筋肉を緊張させることがあるため、常温や温かい飲み物がおすすめです。

私からのメッセージ

飲み込むたびに左の首が痛いという症状は、日常生活に大きな支障をきたします。食事のたびに痛みを我慢したり、水を飲むのさえ億劫になったりしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな状態が続くと、体だけでなく心にも負担がかかってしまいます。

私自身も子供の頃から喘息で苦しみ、普通の生活ができない辛さを経験してきました。だからこそ、痛みや不調で悩んでいる方の気持ちがよくわかります。当院では単に痛みを取るだけでなく、なぜその痛みが出ているのかを徹底的に調べ、根本から改善することを大切にしています。

飲み込む時の首の痛みは、適切な検査と施術で多くの場合改善できる症状です。一人で悩まず、いつでも私たちに相談してください。あなたが痛みのない快適な生活を取り戻せるよう、全力でサポートさせていただきます。