
院長:高木お気軽にご相談ください!

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こんにちは。湘南カイロ茅ヶ崎整体院の高木です。最近、ニュースなどでインフルエンザが例年より早く流行しているという報道を目にされた方も多いのではないでしょうか。実は今シーズンは自律神経の乱れによる免疫力低下と相まって、新たに出現した変異株の影響で感染者が急増しているのです。
今年流行しているインフルエンザA型のサブクレードKという変異株は、従来の株とは異なる特徴を持っており、多くの方が不安を感じていらっしゃいます。お子さんをお持ちの親御さんからも、ワクチンを打ったのに効果があるのか心配だというご相談をいただくことが増えました。


今回の変異株は消化器症状も出やすいという報告があり、これまでのインフルエンザとは少し違った対応が必要になってきます
サブクレードKは、インフルエンザA型のH3N2亜型から派生した新しい変異株で、2025年の秋頃から南半球で確認され始めた株です。その後イギリスで流行した後、日本国内でも11月に入ってから急速に拡大しており、従来の株と比べて少なくとも7カ所以上の遺伝子変異が確認されています。
この変異により、ウイルスの表面にあるタンパク質の構造が変化しているため、私たちの免疫システムが以前の感染やワクチン接種で獲得した抗体では認識しにくくなっているのです。
これまでのインフルエンザといえば高熱や関節痛、倦怠感といった症状が主でしたが、サブクレードKでは消化器系の症状も比較的多く見られるという特徴があります。吐き気や嘔吐、下痢といった胃腸症状を伴うケースが報告されており、単なる風邪や胃腸炎と間違えてしまう可能性もあるのです。
また感染力についても従来株より高い可能性が指摘されており、家族内での二次感染率が上昇しているというデータもあります。
私たちの体は一度感染した病原体を記憶し、次に同じ病原体が侵入してきた時には素早く対応できる仕組みを持っています。しかしサブクレードKのように大きな変異を起こした株に対しては、この免疫記憶が十分に働かない場合があるのです。
過去にインフルエンザにかかったことがある方や、ワクチン接種を受けた方でも感染してしまうケースが増えているのはこのためです。ただし完全に効果がないわけではなく、重症化を防ぐという点では一定の効果が期待できると言われています。
2025年の今シーズンは例年と比べて流行開始時期が約1カ月早まっており、11月中旬の時点で全国の感染者数は15万人を超えています。通常であれば12月下旬から1月にかけてピークを迎えることが多いのですが、今年は12月中旬にもピークが来る可能性があると専門家は予測しています。
都市部を中心に警報レベルに達している地域が増加しており、特に学校や保育施設での集団感染が相次いでいます。神奈川県内でも定点医療機関あたりの患者数が急増しており、学級閉鎖を実施する学校が例年より早い時期から出始めています。子どもから大人への感染、そして高齢者への感染という流れで家族内感染が広がっているパターンが多く見られます。
今シーズンの特徴として、幅広い年齢層で感染が確認されている点が挙げられます。2歳から17歳の小児では約75パーセントの発症予防効果がワクチンに期待できるというデータがある一方で、65歳以上の高齢者では30パーセントから40パーセント程度の効果にとどまるという報告もあります。高齢者は重症化リスクが高いため、ワクチン接種だけでなく日常的な予防対策がより重要になってきます。
サブクレードKによるインフルエンザでは、いくつかの特徴的な症状が見られます。まず発症初期から38度以上の高熱が出現することが多く、同時に全身の倦怠感や筋肉痛、関節痛を伴います。これに加えて今回の変異株では、腹痛や嘔吐、下痢といった消化器症状が現れるケースが増えているのです。
注意していただきたいのが、いわゆる「隠れインフルエンザ」と呼ばれる軽症のケースです。微熱程度の発熱や軽い倦怠感だけで、本人は風邪だと思っていても実はインフルエンザに感染しているということがあります。こうした軽症の方が無自覚のまま活動を続けることで、周囲に感染を広げてしまうリスクが高まります。少しでも体調に違和感を覚えたら、無理をせず休むという判断が大切です。
高熱が出た場合はもちろんですが、熱がそれほど高くなくても呼吸が苦しい、水分が取れない、意識がもうろうとするといった症状が見られる時は速やかに医療機関を受診してください。特に高齢者や基礎疾患をお持ちの方、妊婦さんは重症化しやすいため、早めの対応が重要です。またお子さんの場合は、けいれんや意識障害、異常な言動が見られた際には救急での対応が必要になることもあります。
サブクレードKへの対策として最も基本となるのは、やはり日常的な予防習慣の徹底です。手洗いうがいはもちろんのこと、室内の適切な湿度管理も重要になります。インフルエンザウイルスは乾燥した環境を好むため、湿度を50パーセントから60パーセント程度に保つことで空気中でのウイルスの生存時間を短くすることができます。
当院では施術を通じて自律神経のバランスを整えることで、本来体が持っている免疫機能を正常に働かせるサポートをしています。
実は自律神経の乱れは免疫力の低下に直結しており、ストレスや睡眠不足が続くと感染症にかかりやすくなってしまうのです。規則正しい生活リズム、バランスの取れた栄養摂取、適度な運動、そして質の良い睡眠といった基本的なことが、結果的に最も効果的な予防策になります。
家庭内での感染予防も大切なポイントです。もし家族の誰かが感染した場合は、可能であれば部屋を分けて過ごすことが望ましいですし、タオルや食器の共用は避けるべきです。看病する方はマスクを着用し、こまめに手洗いをすることで二次感染のリスクを減らせます。
お子さんの場合は自分で体調の変化を正確に伝えられないこともあるため、普段から注意深く観察することが大切です。食欲がない、元気がない、顔色が悪いといった小さなサインを見逃さないようにしてください。また学校や保育園で流行している時期は、帰宅後すぐに手洗いうがいをする習慣をつけることも有効です。
ご高齢の家族がいらっしゃる場合は、特に注意が必要です。高齢者は免疫機能が低下しているだけでなく、インフルエンザから肺炎などの合併症を起こしやすいという特徴があります。人混みへの外出を控える、訪問者がある時はマスク着用をお願いするなど、できる範囲での対策を心がけてください。
私が小児喘息で苦しんでいた時、父のカイロプラクティック施術によって体質が改善されたように、体には本来素晴らしい自然改善力が備わっています。しかし現代社会では仕事のストレスや不規則な生活、運動不足などによって、この力が十分に発揮できていない方が多いのです。
インフルエンザの流行期を乗り切るためには、ウイルスから身を守るという受け身の対策だけでなく、自分の体が持つ抵抗力を高めるという積極的なアプローチも大切です。
当院では姿勢の歪みを整えることで神経の流れを改善し、自律神経のバランスや呼吸器の機能を正常化する施術を行っています。また最先端の検査機器メタトロンを用いて、あなたの体に今本当に必要な栄養素や避けるべき食品なども詳しくお伝えすることができます。
変異株の出現で不安を感じている方、ワクチンを打ったけれど本当に大丈夫か心配な方、基礎疾患があって重症化が怖いという方、そんな悩みを一人で抱え込まないでください。
この冬を健康に過ごせるよう、私たちが全力でサポートいたします。ご自身やご家族の健康について少しでも気になることがあれば、いつでもお気軽にご相談いただければと思います。一緒に感染症に負けない強い体づくりを目指していきましょう。