
院長:高木お気軽にご相談ください!

院長:高木お気軽にご相談ください!


こんにちは、湘南カイロ茅ヶ崎整体院の高木です。スポーツ中やふとした拍子に指をぶつけてしまって、痛みが引かずに困っていませんか。突き指は誰にでも起こりうる怪我ですが、適切な対処をしないと痛みが長引いたり、指の動きが悪くなったりすることもあります。今回は指を痛めてしまった時にどのように対処すればよいのか、どれくらいの期間安静にすべきなのかについてお話ししていきますね。


指の怪我は放っておくと後遺症が残ることもあるから、最初の対応がとても大切だよ
指を強くぶつけてしまった時、まず最初にやるべきことは冷やすことと安静にすることです。スポーツの現場ではRICE処置という言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、これは休息・冷却・圧迫・挙上の頭文字をとったもので、急性の怪我に対する基本的な対処法として広く知られています。指を痛めた直後は炎症が起きているため、氷や保冷剤をタオルで包んで患部を冷やしながら、心臓より高い位置に手を上げておくと腫れを抑えることができます。
冷却は15分から20分程度を目安に行い、一度休憩を挟んでから再度冷やすというサイクルを繰り返すとよいでしょう。ただし冷やしすぎると凍傷の危険があるため、氷を直接肌に当てることは避けてください。痛みが強い場合や指の形が明らかにおかしい場合、内出血がひどい場合などは骨折や脱臼の可能性もあるため、できるだけ早く医療機関への来院をおすすめします。
応急処置が終わったら次に考えるのが患部の保護です。指を動かさないように固定することで痛みを和らげ、治癒を促進することができます。最も手軽で効果的な方法がテーピングによる固定で、特にバディテーピングと呼ばれる方法は自宅でも簡単にできるためおすすめです。
バディテーピングとは痛めた指を隣の健康な指と一緒に固定する方法で、隣の指が添え木の役割を果たしてくれます。まず痛めた指と隣の指の間にガーゼやコットンを挟んで、指同士が直接こすれないようにします。その上から伸縮性のあるテープで2か所ほど巻いて固定しますが、血流を妨げないように適度な強さで巻くことがポイントです。
テープを巻いた後は指先の色や感覚を確認してください。指先が紫色になっていたり、しびれを感じたりする場合はテープが強すぎるサインなので、すぐに巻き直しましょう。またテープは防水性のものを選ぶと日常生活で水に濡れても安心ですし、肌にやさしい素材のものを選ぶとかぶれにくくなります。
痛みが強い場合や腫れがひどい場合には、アルミ製の副木やプラスチック製のスプリントを使った固定も有効です。副木を使う場合は指の長さに合わせてカットし、患部に当ててからテープで固定します。副木は薬局やスポーツ用品店で購入できますが、緊急時にはアイスの棒や割り箸などを代用することもできます。ただし即席の副木を使う場合は、角で皮膚を傷つけないようにガーゼやタオルで保護してから使用してください。
患部を固定する期間は怪我の程度によって大きく異なります。軽い打撲程度であれば3日から5日ほどで痛みが落ち着いてくることが多いですが、靭帯を痛めている場合は2週間から3週間ほどの固定期間が必要になることもあります。骨折や脱臼を伴う場合にはさらに長期間の固定が必要となり、4週間から6週間以上かかることも珍しくありません。
固定している間も完全に指を動かさないわけではなく、痛みのない範囲で少しずつ動かすことが大切です。長期間まったく動かさないでいると関節が固まってしまい、治った後も指の曲げ伸ばしがしづらくなってしまうことがあります。固定を外すタイミングは自己判断が難しいため、専門家に相談しながら進めていくことをおすすめします。
指を固定している期間は日常生活にもいくつか制限が出てきます。お風呂に入る時はテープが濡れないように防水性のカバーを使うか、入浴後に新しいテープに巻き直すとよいでしょう。また重い物を持つ作業やパソコンのタイピングなど指に負担がかかる動作は、できるだけ控えるか工夫して行う必要があります。
睡眠中は無意識に患部を圧迫してしまうことがあるため、就寝時もテーピングは外さずにつけたままにしておくことが望ましいです。ただし朝起きた時に指先の色が悪かったり、しびれを感じたりする場合はテープの巻き方を見直してください。
テーピングによる固定は軽度から中等度の怪我には効果的ですが、すべてのケースに対応できるわけではありません。痛みが2週間以上続く場合や、腫れが引かない場合、指の変形が見られる場合などは、より専門的な検査や施術が必要になります。
指を痛めた直後から激しい痛みがあり、指を動かすことができない場合は骨折の可能性があります。また関節部分が明らかに腫れていたり、変形していたりする場合は脱臼や靭帯の断裂が疑われます。こうした症状がある時は自己判断での対処は危険なので、すぐに整形外科や当院のような整体院に来院してください。
見た目には大きな異常がなくても、数日経っても痛みが改善しない場合や、日に日に痛みが増していく場合も注意が必要です。内部で炎症が進行していたり、小さな骨折があったりする可能性があるため、放置せずに専門家に診てもらうことをおすすめします。
固定と安静だけでなく、体の内側からのケアも回復には重要です。怪我をした部位を修復するためには十分な栄養と休息が必要で、特にタンパク質やビタミンC、亜鉛などの栄養素は組織の再生に欠かせません。バランスの取れた食事を心がけながら、質の良い睡眠をしっかりとることで治癒力が高まります。
痛みが落ち着いて固定を外した後も、すぐに元通りの動きができるわけではありません。関節の可動域を徐々に広げていくためのリハビリが必要になります。最初は痛みのない範囲でゆっくりと指を曲げ伸ばしする運動から始めて、少しずつ動きの範囲を広げていきましょう。
無理に動かそうとすると再び痛めてしまう危険があるため、焦らずに段階的に進めることが大切です。お湯につけながら動かすと関節が柔らかくなって動かしやすくなりますし、痛みも感じにくくなります。リハビリの方法がわからない場合や、自分で行っても改善が見られない場合は、専門家の指導を受けることをおすすめします。
部活動や趣味でスポーツをしている方にとって、いつから競技に復帰できるかは大きな関心事だと思います。復帰のタイミングは怪我の程度や競技の特性によって異なりますが、基本的には痛みがなくなり、健康な指と同じくらい動かせるようになってからが目安です。
ただし痛みがなくなっても組織の修復が完全に終わっているとは限らないため、復帰直後はテーピングで保護しながら徐々に負荷を上げていくことが望ましいです。特にバスケットボールやバレーボールなど指に直接衝撃がかかるスポーツでは、予防的なテーピングを続けることで再発のリスクを減らすことができます。
指を痛めた時の固定は回復を早めるために欠かせない処置ですが、やり方や期間を間違えると逆効果になることもあります。軽度の怪我であれば自宅でのテーピングでも十分対応できますが、痛みが長引く場合や腫れがひどい場合には専門家に相談することが大切です。
当院では指の怪我に対して、単なる固定だけでなく患部の状態を詳しく検査して、一人ひとりに合った施術計画を提案しています。体全体のバランスを整えることで回復力を高め、再発しにくい体づくりをサポートしています。指の痛みが気になる方や、なかなか治らずに困っている方は、一人で悩まずにぜひ当院にご相談ください。あなたが一日も早く元気に動けるようになるよう、全力でサポートさせていただきます。