
院長:高木お気軽にご相談ください!

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こんにちは、湘南カイロ茅ヶ崎整体院の高木です。お子さんの耳の位置が左右で違っているように見えて、心配になっていませんか。沐浴のときや授乳のときに赤ちゃんの頭を上から見たら、片方の耳だけ前に出ているような気がして不安になりますよね。
実は当院にも、同じようなお悩みで来院されるママさんがとても多いんです。赤ちゃんの耳が左右で位置がずれて見えるのは、多くの場合頭のかたちの問題と密接につながっています。
健診で「様子を見ましょう」と言われても、本当にこのままで大丈夫なのか気になってしまうものです。将来、眼鏡がうまくかけられなかったり、顔の左右バランスが崩れたりしないか心配になる気持ち、よくわかります。今回は赤ちゃんの耳の位置がずれて見える原因や、放置した場合のリスク、そして当院でどのような改善アプローチをしているのかを詳しくお話しします。


赤ちゃんの耳の位置が気になっているママは本当に多いんですよ。一人で抱え込まずに、早めに相談してくださいね
赤ちゃんの耳が左右で位置がずれて見えるのは、実は耳そのものに問題があるわけではありません。ほとんどのケースで、頭の骨の形が左右非対称になっていることが原因なんです。
赤ちゃんの頭蓋骨はとても柔らかく、外からの圧力によって簡単に変形してしまう特徴があります。特に生後2ヶ月から4ヶ月頃は、頭の骨がまだ完全に固まっていないため、毎日同じ方向ばかり向いて寝ていると、その部分だけ平らになってしまうことがあります。
この頭の形の非対称性を斜頭症と呼びますが、斜頭症になると後頭部の片側だけが平らになり、反対側は丸みを帯びた状態になります。すると頭全体が斜めに歪んだ形になってしまい、結果として耳の位置も前後にずれて見えるようになるのです。向き癖があるお子さんは特にこの傾向が強く、いつも右を向いて寝ていれば右側の後頭部が平らになり、右の耳が前に出ているように見えます。
また、お母さんのお腹の中にいるときの姿勢や、出産時に受けた圧迫も影響することがあります。胎内で頭が骨盤に押し付けられていた場合や、吸引分娩や鉗子分娩などで頭に圧力がかかった場合も、頭の形が非対称になりやすいといわれています。
さらに、首の筋肉の緊張バランスが崩れていると、赤ちゃんは楽な方向ばかりを向いてしまい、それが向き癖となって頭の変形を進行させてしまうのです。
多くのママさんが最初に気づくのは、実は頭の形よりも耳の位置のずれなんです。頭の形は真上から見ないとわかりづらいのですが、耳の位置は横から見てもはっきりわかりますよね。だから耳の位置が気になって調べていくうちに、実は頭の形も左右非対称だったと気づくケースがとても多いんです。頭の形と耳の位置は切り離して考えることができないほど、深くつながっています。
頭の骨が斜めに歪むと、顔の骨格全体にも影響が出てきます。後頭部の片側が平らになると、その側の頭全体が後ろに引っ張られるような形になり、反対側は前に出ます。そのため、平らになった側の耳は前方に位置し、丸みがある側の耳は後方に位置するように見えるのです。
つまり、耳そのものが動いているわけではなく、土台となる頭の骨が傾いているために、耳の位置もずれて見えているということです。
頭の形が歪んでいるお子さんは体全体のバランスが崩れていることが多く、向きぐせや筋肉に緊張が見られるケースが少なくありません。頭の形の問題は、単に見た目だけの問題ではなく、体全体のバランスに関わる重要なサインなのです。
向き癖は多くの赤ちゃんに見られる自然な現象ですが、放置しておくと頭の変形がどんどん進んでしまいます。最初は少しだけ平らだった部分も、毎日同じ姿勢で寝続けることで、数週間のうちに目に見えて変形が進行してしまうことがあります。生後4ヶ月頃までは特に頭の骨が柔らかいため、この時期に適切な対策をしないと、あっという間に頭の形が固定されてしまうのです。
向き癖の原因は様々ですが、首の筋肉の緊張や、骨盤の歪み、さらには神経系の発達の問題が関係していることもあります。赤ちゃんは自分で頭の位置を変えることができないため、周りの大人が気をつけて体位を変えてあげる必要があります。ただし、無理やり嫌がる方向を向かせると、赤ちゃんにとってストレスになってしまうため、根本的な原因にアプローチすることが大切です。
赤ちゃんの頭の形や耳の位置のずれは、「そのうち髪の毛で隠れるから大丈夫」と考えてしまいがちです。でも実際には、見た目の問題だけでは済まないケースがあることを知っていただきたいんです。頭の形の歪みを放置すると、成長とともに頭蓋骨が硬くなり、歪んだ形のまま固定されてしまいます。すると将来的に様々な問題が出てくる可能性があります。
まず、顔の左右バランスが崩れることがあります。頭の土台が歪んでいると、その上に乗っている顔のパーツも左右非対称になりやすいのです。目の高さが違って見えたり、頬骨の位置が左右で異なったり、口角の高さが違ったりすることがあります。これは成長期に徐々に目立ってくることが多く、思春期になってから本人が気にし始めるケースも少なくありません。
また、眼鏡やマスク、ヘッドフォンなどが正しくフィットしないという実用的な問題も出てきます。耳の位置が左右でずれていると、眼鏡がうまくかからず、いつも片側がずれ落ちてしまうことがあるんです。マスクも片方だけ浮いてしまったり、ヘッドフォンの装着感が悪かったりします。こうした日常的な不便さは、本人にとって大きなストレスになることがあります。
さらに、歯並びや噛み合わせにも影響が出る可能性があります。頭の骨が歪むと、顎の骨の成長にも影響を及ぼすことがあり、結果として歯並びが悪くなったり、噛み合わせがずれたりすることがあるのです。これは将来的に矯正施術が必要になるだけでなく、顎関節症のリスクも高めてしまいます。頭痛や肩こりの原因になることもあり、見た目だけの問題では済まないのです。
赤ちゃんの頭の形や耳の位置が気になり始めたら、まず自宅でできることから始めてみましょう。最も基本的なのは体位変換です。寝かせるときに毎回同じ向きにならないよう、左右交互に頭の位置を変えてあげることが大切です。
授乳のときも左右の胸から交互にあげることで、赤ちゃんが両方向を向く機会が増えます。
タオルを使った姿勢調整も効果的です。平らになっている側の背中にタオルを丸めて入れてあげると、自然と反対側を向きやすくなります。ただし、窒息のリスクがあるため、必ず目の届く範囲で行い、寝返りができるようになったら使用を中止してください。タミータイム(腹ばいの時間)を増やすことも重要で、起きているときに腹ばいで遊ばせることで、後頭部への圧力を減らすことができます。
しかし、こうした自宅でのケアには限界があることも事実です。すでに耳の位置がずれている場合は頭の変形が中〜重度の場合が多く、自宅でのケアだけでは改善が難しいかもしれません。
特に生後6ヶ月を過ぎると頭蓋骨がどんどん硬くなり、生後8ヶ月を過ぎるとヘルメット治療もできなくなってしまいますので、早めに専門家に相談することをおすすめします。
当院では、なぜ向き癖が起きているのか、なぜ頭が変形しているのか、その根本原因を見つけ出すことを最も重視しています。
病院では主にヘルメット施術や理学療法が提案されることが多いですね。ヘルメット施術は専用のヘルメットを1日23時間装着し、頭の成長を正しい方向に誘導する方法です。効果が期待できる施術法ではありますが、費用が40万円から60万円程度かかる自費診療であり、経済的な負担がとても大きいのが現実です。また、皮膚トラブルのリスクもあり、赤ちゃんが嫌がって泣き続けることもあります。
理学療法では体位変換の指導や、向き癖を改善するためのストレッチなどが行われますが、効果が出るまでに時間がかかることが多く、すでに変形が進んでいる場合は十分な効果が得られないこともあります。また、軽度の場合は「様子を見ましょう」と言われることも多いのですが、その間に頭蓋骨が硬くなってしまい、施術のタイミングを逃してしまうケースもあるのです。
当院のアプローチは、まず徹底的に原因を探ることから始まります。なぜ向き癖があるのか、なぜ頭が変形しているのかを詳しく調べていきます。頭の形の問題は、頭だけの問題ではなく、全身のバランスの乱れ、神経系の問題など複数の要因が絡み合っていることが多いのです。
当院では国家資格を持った施術スタッフが、お子さん一人ひとりの状態に合わせて丁寧に施術を行います。赤ちゃんの体はとてもデリケートなので、強い刺激は一切加えず、優しく体のバランスを整えていきます。頭蓋骨への直接的なアプローチだけでなく、首や肩、背骨全体のバランスを整えることで、向き癖の改善を含め頭のゆがみの根本原因を解消していきます。
私自身、幼い頃に小児喘息で苦しんだ経験があります。出産時の赤ちゃんの身体の負担を放置しておくと、幼少期以降の健康状態にも影響を及ぼす可能性があります。
体全体のバランスを整えることで改善できる可能性があることを実感しています。赤ちゃんの頭の形や耳の位置の問題も、決して諦める必要はありません。
頭の形の問題は、早ければ早いほど改善しやすいという特徴があります。生後3ヶ月から6ヶ月頃までが最も改善しやすい時期で、この時期に適切な施術を受けることで、短期間で目に見える変化が現れることが多いのです。逆に、1歳を過ぎてしまうと頭蓋骨がかなり硬くなってしまうため、改善に時間がかかったり、完全には元に戻らなかったりすることもあります。
お子さんの将来のためにも、今できることを始めてみませんか。当院では初回に詳しい検査を行い、お子さんの状態を正確に把握したうえで、最適な施術プランをご提案させていただきます。
ヘルメット施術以外の選択肢をお探しの方、病院で様子を見ましょうと言われたけれど心配な方、どんな小さな悩みでも構いませんので、まずは一度ご相談ください。一人で悩まないで、いつでも気軽にお声がけくださいね。

