
院長:高木お気軽にご相談ください!

院長:高木お気軽にご相談ください!


こんにちは。湘南カイロ茅ヶ崎整体院の高木です。過去の怪我や手術の跡に残る硬いしこり、気になっていませんか。触ると硬くて動きにくい、突っ張る感じがする、痛みがあるなど、日常生活で違和感を覚えている方は多いです。実はこのしこりは瘢痕組織と呼ばれるもので、適切なアプローチで改善できる可能性があります。今回は瘢痕組織によるしこりの正体から、なぜできるのか、そして改善のためにできることまで詳しくお伝えしていきます。
当院では肩こりをはじめ様々な体の不調を抱える方が来院されますが、実は瘢痕組織による体の硬さや動きづらさで悩まれている方も少なくありません。しこりが残っていると周辺の筋肉や関節にも影響を及ぼし、慢性的な痛みや可動域の制限につながることがあるからです。


瘢痕組織は体が一生懸命に治そうとした結果できるもの。でも放っておくと体の動きを制限してしまうこともあるんです
瘢痕組織とは、怪我や手術などで組織が損傷した際に、体が修復過程で作り出す組織のことを指します。本来の組織とは異なり、コラーゲン線維が不規則に配列されているため硬くて伸縮性に乏しいのが特徴です。この瘢痕組織が体内に残ると、触ったときにしこりとして感じられます。
通常の皮膚や筋肉は柔らかく弾力性がありますが、瘢痕組織は繊維が密に詰まっているため硬く感じられるのです。また血流も悪くなりやすく、周辺組織との癒着を起こすこともあります。特に深い傷や広範囲の損傷、繰り返し同じ部位を痛めた場合には瘢痕組織が厚くなりやすい傾向があります。
しこりができやすい場所としては、手術の傷跡や打撲を受けた部位、肉離れを起こした筋肉などが挙げられます。帝王切開の傷跡や膝の手術後、交通事故後の体など、様々なケースで形成されます。
瘢痕組織によるしこりは、体の自然な治癒過程で形成されるものですが、なぜ硬いしこりとして残ってしまうのか気になりますよね。体が損傷を修復する際、コラーゲン線維を大量に生成して傷を塞ごうとします。この時、急いで修復しようとするあまり、繊維が無秩序に配列されてしまうのです。
打撲や捻挫、肉離れなどの外傷では、筋肉や皮下組織が損傷します。体はこの損傷部位を修復するために炎症反応を起こし、コラーゲンを生成して傷を埋めていきます。しかし急速な修復過程では、本来の組織構造を完全に再現できず、硬い瘢痕組織として残ってしまうことがあるのです。
手術の場合はメスで組織を切開するため、より広範囲に損傷が及びます。特に深い層まで切開した場合や、複数回同じ部位を手術した場合には、瘢痕組織が厚く形成されやすくなります。
怪我をした直後の対応も瘢痕組織の形成に影響します。適切な安静と圧迫、冷却が行われないと、過剰な炎症反応が起こり、必要以上に瘢痕組織が作られてしまいます。また逆に長期間全く動かさないでいると、組織が癒着し硬くなってしまうこともあります。
リハビリが不十分だった場合も同様です。損傷部位を適度に動かして柔軟性を保つことをしないと、瘢痕組織が周辺組織と癒着し、可動域の制限や慢性的な違和感につながります。
瘢痕組織の形成には個人差があり、体質も関係しています。コラーゲンの生成が過剰になりやすい体質の方は、ケロイドや肥厚性瘢痕になりやすい傾向があります。また栄養状態も重要で、たんぱく質やビタミンC、亜鉛などが不足していると、適切な組織修復が行われず異常な瘢痕形成につながることがあります。
瘢痕組織によるしこりを放置していると、様々な問題が生じる可能性があります。まず硬い組織が周辺の筋肉や筋膜の動きを制限するため、体の柔軟性が低下します。これにより関節の可動域が狭くなり、日常動作やスポーツでのパフォーマンスに影響が出ることがあります。
また瘢痕組織の部位は血流が悪くなりやすく、栄養や酸素が十分に届きにくい状態です。その結果、周辺組織の回復が遅れたり、慢性的な痛みや違和感を感じたりすることがあります。特に寒い時期や気圧の変化があるときに痛みが強くなるという方も多いです。
さらに瘢痕組織が神経を圧迫したり巻き込んだりしている場合には、しびれや感覚異常が生じることもあります。手術跡の周辺がピリピリする、触ると感覚が鈍いといった症状がある場合は、神経への影響が考えられます。
では瘢痕組織によるしこりは、どのように対処していけばよいのでしょうか。まず大切なのは、しこりを柔らかくして周辺組織との癒着を解消していくことです。ここでは日常生活でできるセルフケアと、専門家による施術の両面からお伝えします。
瘢痕組織を柔らかくするために、まず患部を温めることが有効です。入浴時には湯船にゆっくり浸かり、血流を促進しましょう。シャワーだけで済ませている方も多いですが、体を芯から温めることで組織の柔軟性が高まります。
また優しくマッサージすることも効果的です。強く揉みほぐすのではなく、しこりの周辺を円を描くように優しくさする程度で十分です。無理に力を入れると組織を傷めてしまうため、痛気持ちいい程度の刺激を心がけてください。オイルやクリームを使うと滑りが良くなり、皮膚への摩擦も軽減できます。
ストレッチも重要です。しこりがある部位を含めて、周辺の筋肉をゆっくり伸ばしていきます。反動をつけずに、呼吸を止めないように意識しながら行いましょう。毎日続けることで徐々に柔軟性が戻ってきます。
体の内側からもアプローチできます。コラーゲンの正常な代謝のためには、たんぱく質をしっかり摂取することが大切です。肉や魚、卵、大豆製品などを毎食取り入れましょう。またビタミンCはコラーゲンの合成に不可欠で、野菜や果物から十分に摂取したいですね。
亜鉛やビタミンEなども組織の修復を助ける栄養素です。砂糖や油、小麦、乳製品の過剰摂取は炎症を助長する可能性があるため、バランスの取れた食事を心がけることが重要です。
セルフケアで改善が見られない場合や、しこりが大きく硬い場合には、専門家による施術を受けることをおすすめします。当院では瘢痕組織へのアプローチとして、周辺の筋膜や皮膚の動きを改善する施術を行っています。
瘢痕組織は単独で存在しているわけではなく、周辺の筋肉や筋膜、皮膚と連動しています。そのため全体的なバランスを見ながら、癒着を解消し組織の柔軟性を取り戻していくことが大切です。また姿勢や動作の癖が瘢痕組織への負担を増やしていることもあるため、体全体の状態を評価しながら施術を進めていきます。
瘢痕組織によるしこりは、ある程度の期間は様子を見ても問題ありませんが、次のような症状がある場合には早めに専門家に相談することをおすすめします。
これらの症状がある場合、単なる瘢痕組織だけでなく、他の問題が隠れている可能性もあります。自己判断で放置せず、適切な評価を受けることが大切です。
湘南カイロ茅ヶ崎整体院では、瘢痕組織によるしこりや体の硬さで悩まれている方に対して、独自の検査と施術を提供しています。まずメタトロンという機器を用いて、体の状態を多角的に評価します。瘢痕組織がある方の測定結果には特徴的な傾向があることがわかっており、それを元に施術計画を立てていきます。
施術では瘢痕組織そのものだけでなく、周辺の筋肉や筋膜、関節の動きを改善していきます。また栄養状態や生活習慣もしこりの改善に影響するため、食事のアドバイスや日常生活で気をつけるポイントもお伝えします。国家資格を持つ施術者が責任を持って担当しますので、安心してご相談ください。
瘢痕組織によるしこりは、適切なアプローチで改善できる可能性があります。これまで何をやっても変わらなかったという方も、原因を特定し体全体から見直していくことで、体が楽になったと実感される方は多いです。スポーツのパフォーマンスを取り戻したい方、手術跡の違和感をなんとかしたい方、慢性的な痛みから解放されたい方は、ぜひ一度ご相談ください。
私自身も小児喘息で苦しんだ経験から、体の不調がどれほど日常生活に影響するかよく理解しています。瘢痕組織のしこりも同じで、見た目にはわかりにくくても本人にとっては大きな悩みですよね。一人で抱え込まず、いつでもお気軽にご連絡ください。あなたの体が本来の動きを取り戻せるよう、全力でサポートさせていただきます。