
院長:高木お気軽にご相談ください!

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体の歪みを治すには、まず原因を理解することが大切です。私たちの体は骨盤を土台にして背骨が支えている構造になっており、これらを筋肉が包み込むようにバランスを保っています。骨盤と背骨は僧帽筋や腹横筋、大臀筋といった筋肉によって支えられていますが、筋肉への過剰な負担や筋力の低下が起こると骨格が傾き、体が歪んだ状態になってしまうのです。
普段何気なくとっている姿勢が、実は体の歪みを作り出している可能性があります。
| 歪みを招く習慣 | 影響 |
|---|---|
| 足を組む癖 | 骨盤の左右バランスが崩れる |
| 片足に体重をかけて立つ | 骨格が傾き一部の筋肉だけに負担 |
| 猫背でスマホを見続ける | 首や背中に大きな負担がかかる |
| バッグを片方の肩にかける | 筋肉を酷使し骨格バランスが崩れる |
運動不足によって筋力が低下すると、骨格を支える力が弱くなってしまいます。特にデスクワークや長時間の運転など、同じ姿勢を続ける仕事をしている方は筋肉量が減りやすく、体の歪みが生じやすい傾向にあるでしょう。就寝時に使う枕が合っていない場合も、知らないうちに背骨とその周辺の筋肉に負担をかけていることが考えられます。
現代ならではの問題として、スマホやパソコンの長時間使用があります。画面を見るために下を向いて猫背になる時間が長くなりがちで、首や背中に大きな負担がかかります。
女性の場合、妊娠や出産をきっかけに体が歪むことがあります。出産に備えて骨盤が前傾すると骨格のバランスが崩れやすくなり、特に妊娠後期になるとお腹が大きく重くなるためバランスを取るために姿勢が乱れがちになるでしょう。
自宅でできる簡単なチェック方法として、まず鏡の前に立ってみましょう。肩の高さや骨盤の位置に左右差がないか確認してください。両手を腰に当てて親指が触れる骨の高さを比べると、骨の高さが上がっている方に傾いていることがわかります。
壁に背中をつけて立つ方法も効果的です。
理想的には、耳・肩・腰・膝・くるぶしが一直線になっていることが望ましいといえます。壁と腰の間に手のひら1枚分の隙間があれば骨盤はほぼ正常な位置にあるでしょう。
仰向けに寝て、両足を閉じたままお腹と太もも、膝、足首の角度が90度になるように足を浮かせます。床と腰の間に手のひらを差し込み、どの程度隙間があるか確認しましょう。腰の下に手のひらがすっぽり入るほど隙間がある場合は骨盤が前傾に歪んでいる可能性があり、逆に手のひらが全く入らない場合は骨盤が後方に歪んでいる可能性があります。
床や椅子に座り、背後を見るように首を動かしてみてください。肩が動かないように注意しながら左右両方とも行います。通常であれば、どちらに首を動かしても自分の真後ろがはっきりと見えますが、首に歪みがある場合は左右のどちらかの筋肉に強張りを感じ、後ろが見えないこともあるでしょう。
まっすぐ立って肩の高さや腰の位置を確認し、鏡で全身を映してチェックすることをおすすめします。
体の歪みを放置してしまうと、さまざまな不調が現れる可能性があります。骨盤や背骨が歪むと全身の筋肉バランスが乱れ、特に背骨のS字カーブの歪みは僧帽筋や背筋に負荷をかけるため、肩こり、頭痛、腰痛を引き起こすことが考えられるでしょう。体が歪むと血流も悪くなるため疲労が蓄積してしまい、痛みが慢性化しやすい傾向があるといわれています。
体の歪みは血液やリンパの流れを停滞させる要因となる場合があります。これらが滞ることで冷え、むくみ、ホルモンバランスや自律神経の乱れを引き起こす可能性が指摘されています。
骨格が歪むと内臓が圧迫されて内臓機能も低下しがちになるでしょう。胃もたれや便秘などの消化器系の不調のほか、子宮や卵巣が圧迫されると月経痛や生理不順などの婦人科系トラブルが起こりやすくなることも考えられます。
骨盤が歪むと大臀筋が緩み、筋力が低下する傾向があります。大臀筋が衰えるとヒップの緩み、ポッコリお腹、下半身太りなどの体型の乱れを引き起こす可能性があるでしょう。また、骨盤が傾くと左右の足の長さに差が生じやすく、O脚やX脚になる可能性もあります。
こうなってしまうと血行が滞りやすくなり、下半身の老廃物がうまく排出できず、セルライトができやすくなってしまうこともあるでしょう。代謝が落ちると体重管理も難しくなり、疲れが取れにくい状態が続いてしまいます。
体の歪みを治すには、日頃の姿勢を見直すことが必要です。座るときは骨盤を立てて背筋を伸ばし、立つときは両足に均等に体重をかけるよう意識しましょう。歩くときも左右のバランスを意識することが大切です。
骨盤まわりの筋肉を奥深くからほぐすストレッチとして、仰向けで寝て腰幅に足を開き、ゆっくり呼吸をしながら足の先をワイパーのように左右に揺らす骨盤揺らしがあります。20秒を1セットとして1日3セット行うとよいでしょう。また、仰向けに寝て両膝を立て、左足首を右膝の上にかけて右足の重さを利用して右膝を左側に倒す骨盤ストレッチも効果的です。
姿勢を支える腹横筋や背筋を鍛えることが重要です。椅子に背筋を伸ばして座り、両手を耳にあてて腕を左右に開き、上半身を左に倒して右脇を伸ばし30秒キープする腹斜筋ストレッチがおすすめです。
肩や首のコリが気になるときは、骨盤を立てて椅子に座り、両手を組んで上に伸ばし、頭の後ろで右肘を曲げて肩甲骨を寄せるストレッチを行いましょう。
左足を一歩前に出し、体を前に倒して左手で左足の裏を掴み、左膝裏をしっかり伸ばして左手の上げ下げを10回繰り返す膝裏のばしも有効です。
改善には時間がかかりますが、少しでも効果はあるため毎日取り組むことをおすすめします。
自宅でのセルフケアで改善しない場合は、お近くの整骨院に相談するのがおすすめです。長年の姿勢の癖や深い筋肉の緊張、骨格のズレが大きい場合などは、専門家の力を借りることで改善の可能性が高まるでしょう。
整骨院では姿勢矯正や骨盤調整といった施術が受けられます。
| 施術の種類 | 期待できる効果 |
|---|---|
| 姿勢矯正 | 骨格バランスを整え正しい姿勢へ導く |
| 骨盤調整 | 骨盤の歪みを整え全身のバランス改善 |
| 筋膜リリース | 筋肉の緊張をほぐし柔軟性を高める |
プロの施術で筋肉をほぐし、血行を促進することが期待できるでしょう。歪みや姿勢の矯正にも対応しており、骨格や筋肉を整えていく無理のない施術を行っているところが多いようです。
専門家に診てもらうメリットは、自分では気づかない歪みのパターンや原因を見つけてもらえることです。一人ひとりの体の歪みにあわせた施術が受けられ、セルフケアの指導にも対応しているため、日常生活でのアドバイスももらえるでしょう。
整骨院での施術とセルフケアを組み合わせることで、より効果的な改善が期待できます。施術で体のバランスを整えた後、自宅でのストレッチや姿勢の意識で良い状態を保つことが大切です。
整骨院を選ぶ際は、国家資格を持った経験豊富なスタッフがいるか、丁寧な問診や検査を行っているか、通いやすい立地や営業時間かなどを確認するとよいでしょう。
体の歪みを治すには、まず原因を知り、自分の体の状態をセルフチェックすることから始めましょう。日常の姿勢の癖や筋力不足、スマホやデスクワークによる現代特有の問題が歪みを引き起こしている可能性があります。放置すると肩こりや腰痛、内臓機能の低下、体型の乱れなどさまざまな不調につながるため、早めの対策が重要です。
自宅でできる骨盤まわりのストレッチや体幹を整えるストレッチ、正しい姿勢の習慣化によって改善が期待できます。毎日続けることで少しずつ効果が現れますが、セルフケアだけでは改善が難しい場合は整骨院や整体での専門的な施術も検討しましょう。専門家による体の評価とアドバイス、そしてセルフケアを組み合わせた継続的なアプローチが、体の歪み改善への近道といえるでしょう。
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https://www.taisho-kenko.com/column/34/
https://co-medical.mynavi.jp/contents/therapistplus/lifestyle/beauty/17558/