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ホルモンバランスの乱れが起きる首の痛み|女性に多い原因と改善方法を解説

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目次

ホルモンバランスと首の痛みの関係性

エストロゲンとプロゲステロンが筋肉や血流に与える影響

女性ホルモンには主にエストロゲンとプロゲステロンがあり、これらのホルモンが首の痛みと深く関係しています。エストロゲンには血管を広げて血流を促す作用があると考えられており、この働きによって筋肉に酸素や栄養が行き渡りやすくなっているんです。

ところがエストロゲンが減少すると血管が収縮して血行が悪くなり、筋肉が固まって首こりや痛みを感じやすくなるんですね。一方でプロゲステロンには筋肉を分解する作用があるとされ、生理前の黄体期にこのホルモンが増えることで首まわりの筋肉が弱くなり、こわばりやすい状態になります。

ホルモン変動による自律神経の乱れと筋肉の緊張

ホルモンバランスが崩れると自律神経にも影響が及ぶ可能性があります。エストロゲンは自律神経を安定させる働きがあるとされているため、分泌量が減ると自律神経のバランスが乱れ、交感神経が優位になりがちです。

そうなると体がリラックスできず、常に緊張した状態が続くことで首や肩の筋肉がこわばってしまうんですね。こうした筋肉の緊張状態が長く続くと、血流がさらに悪化して痛みやこりが慢性化するケースもあるんです。

生理周期・更年期・妊娠期における首の痛みのメカニズム

生理周期では排卵前にエストロゲンが増えて筋肉の回復力が高まりますが、排卵後の黄体期にはプロゲステロンが増えるため、筋肉が分解されやすく首こりを感じやすくなります。

更年期には卵巣機能の低下によってエストロゲンが急激に減少し、血流悪化や筋肉のこわばりが起こりやすい時期です。妊娠中もホルモンバランスが大きく変化するため、首や肩のこりを訴える方が多いんですね。

甲状腺ホルモンと首こりの関連性

甲状腺ホルモンの異常でも首の痛みが出ることがあります。亜急性甲状腺炎という疾患では甲状腺に炎症が起こり、首の前側が硬く腫れて痛むのが特徴です。


ホルモンバランスの乱れで起こる首の痛み以外の症状

頭痛・肩こり・めまいなどの随伴症状

ホルモンバランスが乱れると首の痛みだけでなく、さまざまな症状が同時に現れることがあります。頭痛は特に多く見られる症状で、首まわりの筋肉が緊張して血流が悪くなることで脳への血液供給が滞り、緊張型頭痛やズキズキとした痛みにつながる可能性があるんです。

肩こりも首こりと連動して起こりやすく、首の筋肉の緊張が肩や背中へと広がっていきます。めまいやふらつきを感じるのは、自律神経の乱れや血行不良が影響していると考えられており、立ち上がった時にクラッとする症状が出やすくなります。

生理前や更年期に出やすい体調不良

生理前や更年期には倦怠感やイライラ、不眠、むくみといった体調不良が目立ちます。これらはホルモンバランスの変動によって自律神経が影響を受け、体温調節や睡眠の質が低下することで起こるとされているんですね。

時期主な症状
生理前むくみ、イライラ、首の痛み、頭痛
更年期動悸、発汗、ほてり、倦怠感、首こり

特に生理前はプロゲステロンの影響で体に水分が溜まりやすくなり、むくみを感じる方が多いです。更年期では動悸や発汗、ほてりなどの症状も加わり、日常生活に支障をきたすケースもあります。こうした症状が首の痛みと重なって現れることで、より不快感が強まるんです。

症状のセルフチェックポイント

自分の症状がホルモンバランスに関連しているかどうかを確認するには、いくつかのポイントがあります。まず、生理周期や更年期といったタイミングで症状が強くなるかをチェックしてみてください。

また、天候が悪化する前日に症状が悪化する、ストレスがかかると首が痛くなる、朝起きた時に特に不調を感じるといったパターンがあれば、ホルモンや自律神経が関係している可能性があります。

軽症・中症・重症の判断基準

  • 軽症:頭痛や首の張りを時々感じる程度(4項目以下)
  • 中症:肩こり、めまい、吐き気などが加わる(5~17項目)
  • 重症:不眠、血圧の不安定、慢性的な疲労感が続く(18項目以上)

重症化すると日常生活に大きな影響が出るため、早めの対処が必要になります。


ホルモンバランスの乱れを招く主な原因

ストレス・睡眠不足・冷えの影響

ホルモンバランスが乱れる背景には、日常生活でのさまざまな要因があります。ストレスは特に大きな影響を与え、精神的な負担がかかると自律神経が乱れてホルモン分泌にも変化が生じるんです。

慢性的にストレスを抱えていると交感神経が優位になり、筋肉が常に緊張した状態になって首や肩の痛みにつながります。睡眠不足もホルモンバランスを崩す大きな要因です。睡眠中には体の修復やホルモン分泌の調整が行われるため、十分な睡眠が取れないとエストロゲンやプロゲステロンの分泌リズムが乱れてしまいます。

また、冷えは血行を悪化させて筋肉のこわばりを招きます。特に首や肩まわりは冷えの影響を受けやすく、寒さで体に余計な力が入ることで筋肉が緊張しやすくなるんですね。

生活習慣の乱れや食事バランスの偏り

不規則な生活リズムや偏った食事もホルモンバランスを乱す原因になります。夜更かしや朝食抜きといった習慣は体内時計を狂わせ、ホルモン分泌のタイミングがずれてしまうんです。

食事では栄養バランスが重要で、特にたんぱく質やビタミンB群、マグネシウムなどが不足するとホルモンの材料が足りなくなったり、自律神経の働きが低下したりする可能性があります。また、過度なダイエットや糖質制限もエネルギー不足を招いてホルモン分泌に悪影響を及ぼすことがあるんですね。

年齢やライフステージの変化

女性のライフステージによってホルモンバランスは大きく変動します。更年期は卵巣機能が低下してエストロゲンが急激に減少するため、体調不良が起こりやすい時期です。

妊娠中や産後もホルモン分泌が大きく変化し、首や肩のこりを感じやすくなります。こうした時期は心身ともにデリケートな状態なので、無理をせずに体をいたわることが大切です。

長時間の同じ姿勢やデスクワークによる負担

デスクワークやスマートフォンの長時間使用は、首に大きな負担をかけます。画面をのぞき込む姿勢が続くと首が前に出て、ストレートネックになりやすいんです。

同じ姿勢を続けることで筋肉が硬直し、血流が悪化してホルモンバランスの乱れと相まって首の痛みが強まることがあります。


自宅でできるセルフケアと予防法

首や肩を温める方法・ストレッチの実践

首や肩を温めることは血行改善に効果的です。入浴時には湯船にしっかり浸かり、首まわりまで温めることで筋肉がほぐれて緊張が和らぎます。

蒸しタオルや温熱シートを使って首の後ろを温めるのもおすすめです。ストレッチでは、両手を腰に当てて胸を張り、肩甲骨を寄せるように両ひじを後ろに引いて5秒間キープする動作を繰り返すと、首まわりの筋肉がほぐれやすくなります。

また、首を左右にゆっくり倒したり回したりする簡単なストレッチも効果的です。デスクワークの合間に取り入れることで、筋肉の硬直を防げます。

自律神経を整える深呼吸法と睡眠習慣の改善

深呼吸は自律神経を整えるシンプルな方法です。鼻からゆっくり息を吸い、口からゆっくり吐く腹式呼吸を数回繰り返すことで副交感神経が優位になり、体がリラックスした状態になります。

睡眠習慣では、就寝時間と起床時間を一定にして体内時計を整えることが大切です。寝る前のスマートフォンやパソコンの使用は控え、部屋を暗くして質の良い睡眠を確保しましょう。

睡眠中にホルモン分泌が調整されるため、7~8時間の十分な睡眠時間を確保することがホルモンバランスの改善につながります。

ホルモンバランスを整える食事のポイント

  • たんぱく質:肉、魚、卵、大豆製品などを毎食取り入れる
  • ビタミンB群:玄米、豚肉、レバーなどに豊富
  • マグネシウム:ナッツ類、海藻、バナナなどから摂取
  • 温かい食事:体を冷やさない食べ物や飲み物を選ぶ
  • バランス重視:過度なダイエットや糖質制限は避ける

食事ではたんぱく質をしっかり摂ることがホルモンの材料になるため重要です。また、冷たい飲み物や食べ物は体を冷やすため、温かいものを選ぶことで血行を保つことができます。

リラクゼーションとストレス管理の重要性

ストレスはホルモンバランスを乱す大きな要因なので、意識的にリラックスする時間を作ることが大切です。趣味の時間を持つ、好きな音楽を聴く、アロマを楽しむといった方法で心を落ち着けましょう。

ヨガや軽い運動も血流を促し、ストレス解消に役立ちます。また、人と話すことで気持ちが軽くなることもあるため、家族や友人とコミュニケーションを取る時間も大切にしてください。


改善しない場合の受診先と治療法の選択肢

婦人科・内科・整形外科のどこに相談すべきか

セルフケアを続けても症状が改善しない場合は、専門家に相談することを検討しましょう。ホルモンバランスに関連した症状なら婦人科が適しています。生理不順や更年期の症状がある場合は、まず婦人科で相談してみてください。

診療科こんな症状の時
婦人科生理不順、更年期症状、ホルモンバランスの乱れ
整形外科首の痛み、腕のしびれ、動かしづらさ
内科倦怠感、動悸、発熱、甲状腺の異常

首の痛みが強く、腕のしびれや動かしづらさがある場合は整形外科での検査が必要になることもあります。また、全身の倦怠感や動悸、発熱などがある場合は内科で甲状腺機能の検査を受けることをおすすめします。

症状に応じて適切な診療科を選ぶことで、早期に原因を特定できる可能性が高まります。

ホルモン検査や血液検査の内容

来院すると、血液検査でホルモン値を調べることが一般的です。エストロゲンやプロゲステロン、甲状腺ホルモンの数値を確認することで、ホルモンバランスの乱れがあるかどうかを把握できます。

また、貧血や肝機能、血糖値なども併せて調べることで、他の原因が隠れていないかをチェックすることができます。検査結果をもとに、あなたの状態に合った対応が提案されるでしょう。

治療法の選択肢

ホルモンバランスの乱れに対する選択肢としては、ホルモン補充療法や漢方薬、低用量ピル、理学療法などがあるとされています。

ホルモン補充療法は更年期の症状に対して行われることが多く、エストロゲンを補うことで不調の改善を目指します。漢方薬は体質に合わせて処方され、穏やかに症状を整える方法として選ばれることがあります。低用量ピルは生理前の不調を和らげる目的で用いられることがあるんですね。

理学療法では、首や肩の筋肉をほぐす施術やリハビリテーションが行われます。

整骨院での施術内容とメリット

整骨院では、筋肉のこりや骨格の歪みにアプローチする施術が受けられます。手技によるマッサージやストレッチで血行を改善し、首や肩の痛みを和らげることが期待できるんです。

また、姿勢の改善や日常生活でのアドバイスも受けられるため、根本的な改善を目指せます。症状に合わせて専門家と相談しながら、自分に合った方法を見つけていきましょう。


まとめ

ホルモンバランスの乱れによる首の痛みは、エストロゲンやプロゲステロンの変動が筋肉の緊張や血行不良を引き起こすことで起こります。特に生理前や更年期といったホルモンが大きく変化する時期に症状が出やすく、頭痛や肩こり、めまいなどの随伴症状を伴うこともあるんです。

日常生活では、ストレスや睡眠不足、冷え、不規則な生活習慣が症状を悪化させる要因になります。自宅でできるセルフケアとして、首や肩を温める、ストレッチを実践する、深呼吸で自律神経を整える、バランスの良い食事を心がけるといった方法が効果的です。

セルフケアを続けても改善が見られない場合は、婦人科や内科、整形外科などの適切な診療科を受診し、血液検査でホルモン値を確認することをおすすめします。ホルモン補充療法や漢方薬、低用量ピル、理学療法、整骨院での施術など、症状に合わせた選択肢を専門家と相談しながら見つけていきましょう。

早めの対処と継続的なケアが、ホルモンバランスの乱れによる首の痛みを改善する鍵になります。

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院長:高木

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