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休養の取り方完全ガイド|疲労を回復させる7つのタイプと実践方法

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目次

休養とは何か|疲労回復だけではない「休む」と「養う」の2つの側面

そもそも休養って何だろう

日々の生活で疲れを感じている方は多いのではないでしょうか。実は日本リカバリー協会が実施した全国10万人調査によると、日本人の約8割が疲労を抱えて生活していることがわかっています。特に女性では80.4%が疲れを感じており、20代から40代の働き盛り世代で疲労の慢性化が深刻になっているといわれています。

そんな中で注目されているのが休養です。休養には実は「休」と「養」の2つの意味が含まれているのをご存じでしょうか。休とは労働や活動によって生じた心身の疲労を解消し、元の活力ある状態に戻すことを指します。

一方で養とは趣味やリラックスできる活動を通じて心身をリフレッシュし、次の活動に向けて英気を養うことなんです。つまり休養は単に疲れを取るだけでなく、明日への活力を生み出す大切な時間といえるでしょう。

疲労のメカニズムと自律神経の関係

ではなぜ私たちは疲れを感じるのでしょうか。その鍵を握るのが自律神経です。自律神経には活動モードを司る交感神経と休息モードを司る副交感神経の2種類があり、この2つがバランスを取りながら体を調整しています。

交感神経が優位になると血管が収縮して血圧が上昇し、体は活動的な状態になります。反対に副交感神経が優位になると血圧が下がり呼吸も穏やかになって、体は休息モードに切り替わるんです。

ところが現代社会ではストレスや不規則な生活により、この切り替えがうまくいかなくなっているケースが増えています。副交感神経の働きが低下して交感神経が優位な状態が続くと、血流が悪化してだるさや気力の低下といった疲労症状が現れやすくなるのです。

だからこそ適切な休養を取って自律神経のバランスを整えることが、心身の健康を保つために重要になってきます。

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休養の種類|積極的休養(アクティブレスト)と消極的休養(パッシブレスト)

2つの休養方法を知ろう

休養には大きく分けて2つのタイプがあることをご存じでしょうか。1つは体を動かして疲れをとる積極的休養(アクティブレスト)、もう1つは完全に休む消極的休養(パッシブレスト)です。

積極的休養は軽い運動やストレッチなどを通じて血流を促進し、体内の疲労物質の排出を助ける方法になります。元々はアスリートが疲れを翌日まで残さない目的で生まれた休養法ですが、今ではデスクワークが増えた現代人にこそ必要な疲労回復法として注目されているんです。

一方で消極的休養は睡眠やリラックス時間を増やすことで、体力回復を促す休息方法といえます。横になって休んだり瞑想したり、体と頭をゆっくり休ませる方法が当てはまるでしょう。

休養のタイプ特徴具体例
積極的休養(アクティブレスト)体を動かして血流を促進し、疲労物質を排出軽い運動、ストレッチ、散歩
消極的休養(パッシブレスト)完全に休息して体力回復を促す睡眠、横になる、瞑想

健康3原則と休養の使い分け

健康な生活を送るためには健康3原則と呼ばれる調和のとれた食事、適切な運動、十分な休養が大切です。この3つの要素はどれか1つでも欠けてしまうと体がしっかり機能しなくなるといわれています。

では2つの休養はどのように使い分ければよいのでしょうか。普段デスクワークやじっとしていることが多い方は、体を動かす積極的休養を多めに取り入れるとよいでしょう。反対に体を使う仕事の方は、ゆったり過ごす消極的休養の時間を大切にすることがおすすめです。

また疲労の状態によっても選び方は変わってきます。筋肉痛や疲労が強いとき、風邪気味で体調が優れないときは消極的休養が適しているでしょう。一方で日常的な疲れや気分のリフレッシュには積極的休養が効果的とされます。自分のコンディションに合わせて2種類の休養を上手に組み合わせることで、質の良い休養をとることができるのです。

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7つの休養タイプ|生理的・心理的・社会的休養の分類と実践法

休養は3つの分類から7つのタイプに分かれる

休養について詳しく調べていくと、生理的休養・心理的休養・社会的休養の3つに大きく分類され、さらに細かく7つのタイプに分けることができます。この7つのタイプを組み合わせることで疲労回復効果がより高まるといわれているんです。

なぜこのように細かく分類するのかというと、人によって疲れの種類や回復方法が異なるためです。自分に合った休養方法を見つけるためにも、まずはどんなタイプがあるのか知っておくことが大切でしょう。

生理的休養で体をしっかり回復させる

生理的休養には3つのタイプがあります。

  • 休息タイプ:睡眠や仮眠、ソファでゴロゴロするなど体を安静にする方法
  • 運動タイプ:散歩やヨガ、ストレッチ、入浴など軽く体を動かして血流を促進させる方法
  • 栄養タイプ:バランスの良い食事を摂ることや、あえて食事量を減らして消化器官を休ませる工夫

心理的休養と社会的休養で心をリフレッシュ

心理的休養には3つのタイプがあるんです。

  • 親交タイプ:家族や友人との雑談、ペットと触れ合う時間、森林浴などの自然との交流
  • 娯楽タイプ:音楽鑑賞や映画、読書、推し活など趣味を楽しむ時間
  • 造形・想像タイプ:絵を描く、DIY、料理などの創作活動や、瞑想のように心を静める行為
  • 転換タイプ(社会的休養):旅行や外食、部屋の模様替え、服を着替えるなど外部環境を変えること

たとえばスープを自分でつくって公園に持っていくだけで、栄養・造形想像・運動・転換・休息と5つのタイプを同時に実践できるのです。

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効果的な休養の実践方法|質の良い睡眠と日常生活での工夫

質の良い睡眠を手に入れるために

毎朝すっきり目覚めるためには、起床時間を毎日同じ時刻に固定することが大切です。人間の体は起床してから約15時間後に眠気が生じるようなメカニズムになっているため、起床時間と就寝時間を一定にすることで睡眠と覚醒のサイクルが整うんです。

朝起きたらすぐに太陽の光を浴びることも重要なポイントになります。体内時計は約25時間周期で刻まれているため、この約1時間のズレを朝の太陽光でリセットする必要があるのです。10時頃までに日光を浴びると効果的とされ、夏場は5分程度、それ以外の季節は30分程度がおすすめといわれています。

入浴のタイミングも睡眠の質に大きく影響します。就寝の1~2時間前に38~40℃のぬるま湯に10~20分程度つかると、上昇した体温が下がる過程でスムーズに寝入りやすくなるでしょう。

カフェインやニコチンが睡眠に与える影響

就寝前の習慣にも注意が必要です。ニコチンは少量だと鎮静作用がありますが、摂取量が増えると覚醒作用が出現します。特に夜間の喫煙は鎮静作用ではなく覚醒作用をもたらしてしまい、睡眠の質を著しく低下させる原因になるのです。

カフェインも同様に覚醒作用があるため、夕方以降は控えることが推奨されます。

2→5運動で週末の過ごし方を変えよう

日本リカバリー協会では2→5運動という考え方を提唱しています。多くの方は5日働いた後に2日休むと捉えていますが、これを逆転させて2日間の休日でしっかり充電し、それを5日間の活動で使うという発想に切り替えるのです。

週末には複数の休養タイプを組み合わせることで充電効果が高まります。たとえば公園で散歩をしながらおにぎりを食べるだけでも、運動・栄養・転換・親交の4つのタイプを同時に実践できるでしょう。

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疲労をためないための生活習慣|栄養・運動・休養のバランス

栄養バランスと疲労回復に効く食材

疲れをためないためには、たんぱく質・脂質・炭水化物・ビタミン・ミネラルの五大栄養素をバランスよく摂取することが基本になります。特に疲労回復に効果的な食材として注目されているのが豚肉と鶏胸肉です。

豚肉には疲労回復のビタミンと呼ばれるビタミンB1が牛肉の約10倍も含まれており、特にヒレ肉やもも肉に豊富なんです。ビタミンB1は糖質をエネルギーに変換する働きがあり、不足すると乳酸などの疲労物質が体内に溜まってしまいます。ただし水溶性のため汗をかくと失われやすく、体内に貯めることもできないため定期的に摂取する必要があるのです。

一方で鶏胸肉にはイミダゾールペプチドという抗疲労成分が豊富に含まれています。1日100g程度の鶏胸肉を食べることで疲労感の軽減が期待でき、記憶力の改善にも役立つといわれているんです。

適度な運動とこまめな休養を忘れずに

栄養だけでなく週2回以上、1回30分程度の軽い有酸素運動も疲労をためない体づくりには欠かせません。ただし疲れを感じたらこまめに休養をとることも同じくらい大切です。

疲れを放置すると自律神経のバランスが崩れ、メンタル不調や様々な疾患リスクが高まる可能性があります。だからこそ日頃から自分の疲労度をチェックし、無理をしないことが重要でしょう。

睡眠環境を整えて質の良い眠りを

最後に睡眠環境の見直しも忘れてはいけません。

季節温度湿度
夏場26℃50~60%
冬場16~19℃50~60%

また遮光カーテンで部屋を暗くしつつも、朝日がうっすら入る程度にしておくと深い睡眠が得られやすくなるといわれています。自分に合った枕を選ぶことや定期的な換気も快眠には欠かせない要素です。

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まとめ

休養は単なる疲労回復だけでなく、心身の活力を養う大切な時間です。日本人の約8割が疲労を抱えている現代だからこそ、積極的休養と消極的休養を使い分け、7つの休養タイプを組み合わせることで効果的な疲労回復が期待できます。

質の良い睡眠を得るためには起床時間の固定や朝の太陽光、適切な入浴タイミングが重要です。また栄養バランスの取れた食事、特にビタミンB1が豊富な豚肉やイミダゾールペプチドを含む鶏胸肉を取り入れることで疲労回復をサポートできるでしょう。

2→5運動の考え方を取り入れて週末にしっかり充電し、日頃から自分のコンディションに合わせた休養方法を実践することが、疲れをためない健康的な生活につながります。


院長:高木

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