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青あざが1ヶ月消えない時の対処法|早く気づく方法と危険なサインとは

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目次

青あざが1ヶ月治らない主な原因

通常の青あざの治癒期間(1〜2週間)との比較

一般的な青あざは、ぶつけたりした後1〜2週間程度で自然に消えていくものです。最初は青紫色だったあざが、時間とともに緑色や黄色へと変化し、最終的には目立たなくなります。軽い打撲であれば数日から1週間、強めの打撲でも2〜3週間あれば改善する傾向にあるでしょう。

ところが1ヶ月経ってもあざが消えない場合、何らかの要因が改善を妨げている可能性があります。通常より長引くあざには、体質や生活習慣、お薬の影響など様々な理由が隠れているため、原因を見極めることが重要です。

体質や年齢による治癒速度の違い

あざの治り方は、年齢によって大きく変わってきます。若い方は回復力が高く、血流も良いため比較的早くあざが消えやすいです。一方で高齢になると、皮膚のターンオーバーが低下し、コラーゲンやエラスチンといった成分が減少するため、あざの改善に3〜4週間以上かかることも珍しくありません。

年齢を重ねると血管の弾力が低下して脆くなり、ちょっとした衝撃でも毛細血管が損傷しやすくなります。このため、同じ程度の打撲でも、年齢によってあざの治り方には個人差が出てくるわけです。

1ヶ月以上消えない場合に考えられる原因

1ヶ月以上あざが残る場合、いくつかの要因が考えられます。まず内出血の範囲が広いと、改善までに時間がかかることがあります。また、すねなど血流が悪い部位にできたあざは、栄養や酸素が届きにくいため治りが遅くなりやすいです。

さらに、アスピリン製剤や抗凝固薬といった血液をサラサラにするお薬を服用していると、出血が止まりにくく皮下出血も多くなり、あざが消えるまで時間がかかります。痛み止めの中にも血小板機能を低下させてあざができやすくなるものもあるため注意が必要でしょう。

栄養面では、ビタミンCやビタミンKの不足も影響します。ビタミンKは止血をサポートし、ビタミンCは血管の組織を丈夫にする働きがあるため、これらが不足すると少しの刺激でもあざができやすく治りにくくなります。

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注意が必要な青あざ|病気の可能性と来院の目安

ぶつけてないのに青あざができる

打った記憶がないのに青あざが現れる場合は、体内で何らかの異常が起きている可能性を考える必要があります。通常、青あざは強くぶつけたり衝撃を受けたりして毛細血管が破れることで発生しますが、打撲の覚えがないのにあざができるときは要注意です。

ちょっとした衝撃や排便時のいきみ程度でも血管が破れて内出血し、血が止まりにくくなっていることが考えられるでしょう。このような状態が続くと、気づかないうちに青あざが増えていることもあるため、早めに専門機関への来院をおすすめします。

複数箇所に青あざが出現する

体の複数箇所に青あざが同時に現れる場合も、病気を疑うサインの一つです。通常の打撲であれば手足や額といったぶつけやすい部位に限られますが、背中や腹部など日常生活でぶつけにくい場所にも青あざができる場合は注意が必要でしょう。特に肘より先・膝より下以外に現れたあざや、5箇所以上にあざができたときには、何らかの異常を考えるべきとされています。また、点状出血と呼ばれる細かい点状の皮下出血が手足に現れることもあるため、こうした変化を見逃さないことが大切です。

青あざとともに他の症状(発熱・倦怠感・出血しやすいなど)

青あざと併せて発熱や倦怠感、出血しやすいといった症状が現れた場合は、速やかに医療機関を来院すべきです。白血病の場合、あざだけでなく貧血症状や発熱、出血傾向など複数の症状が現れるのが一般的とされています。鼻血や歯茎からの出血が止まりにくくなったり、何週間も発熱が続いたりする場合も要注意でしょう。赤血球が減少すると貧血により立ちくらみや息切れ、めまいといった症状が出てきますし、正常な白血球の減少により抵抗力が弱まって感染症にかかりやすくなることもあります。

考えられる疾患と何科を来院すべきか

病気特徴
白血病血液をつくる骨髄に異常が生じる血液のがんで、血小板や白血球の生産に異常が起きることで青あざができやすくなる
血小板減少性紫斑病血小板の数が減少し出血しやすくなる自己免疫疾患で、内出血のリスクもあるため早期の触診と適切な検査が必要
肝機能障害肝臓が正常に働かなくなると血液の凝固因子が不足し、出血しやすくなる

心当たりのある青あざや発熱が長引く場合は、血液内科のある内科へ速やかに来院することが推奨されます。

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青あざの段階別・早く改善する方法

初期段階(赤・紫色)の対処法

青あざができた直後は、まずRICE施術という応急対応が効果的です。これは怪我をしたときに必要な4つの行動の頭文字を取ったもので、Rest(安静)・Icing(冷却)・Compression(圧迫)・Elevation(挙上)を指します。患部を動かさず安静にし、氷やアイスパックで冷やすことで内出血や腫れを最小限に抑えられるでしょう。

冷やす時間は15〜20分程度が目安とされており、直接氷を当てると凍傷を起こす可能性があるため、ビニール袋に入れてタオルで包んでから患部に当てるのがポイントです。冷却後は一度外し、また痛みが出てきたら再び冷やすというサイクルを24〜48時間程度繰り返すと良いでしょう。この段階では温めるのは極力避け、できるだけ入浴を控えてシャワーで済ませることが推奨されます。

中期〜後期(緑・黄色)の対処法

あざの色が緑や黄色に変化してきたら、今度は温めることで血流を促進し、改善を早められます。この段階は体内で血液成分が分解されている治りかけの状態を示しているため、温かいタオルや入浴で患部を温めると新たな細胞の再生を促せるでしょう。

また、患部の周囲を優しくマッサージしてほぐすことでリンパの流れが改善され、あざの改善につながります。ただし、痛みを感じたらすぐに中止することが大切です。

さらに、ビタミンCやビタミンKを含む食事を摂取することも有効とされています。ビタミンCは血管や皮膚に必要なコラーゲンの生成を行い、血管を丈夫にする働きがあります。ビタミンKは血液を凝固させる働きがあるため、これらが不足すると内出血しやすくなるでしょう。

  • レモン、ピーマン(ビタミンCが豊富)
  • 納豆、しそ(ビタミンKが豊富)
  • ブロッコリー、キウイフルーツ
  • 緑黄色野菜全般
  • 柑橘類

やってはいけないこと

初期段階で温めたり入浴したりすると、血行が良くなって内出血や腫れがかえって悪化する可能性があります。また、強いマッサージも患部を刺激して改善を遅らせることがあるため注意が必要です。

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1ヶ月以上経った青あざへの対処法

患部を温めて血行促進

1ヶ月以上経過した青あざには、患部を積極的に温めることが大切です。この時期になると熱感や腫れも治まっているため、溜まっている血液を流すために患部周辺を温めましょう。温めることで血流が促進され、内出血が体内に吸収されやすくなります。ホットパックや温かいタオルを当てると効果的で、ぬるま湯での入浴もおすすめです。

湯船にゆっくり浸かることで全身の血行が良くなり、患部の回復を早める手助けとなるでしょう。ただし、まだ痛みや熱感が残っている場合は無理に温めず、様子を見ながら行うことが重要です。

軽い運動で全身の血流改善

日常的に軽い運動を取り入れることも、青あざの改善に役立ちます。ウォーキングやストレッチなど、体に負担をかけない程度の運動で全身の血流が良くなり、患部に溜まった血液の排出を促せるでしょう。特にデスクワークで座りっぱなしの方は、血行が悪くなりやすいため、定期的に体を動かす習慣をつけることが大切です。軽く体を動かすだけでも、リンパの流れが改善され、あざの改善が早まる可能性があります。

ビタミン摂取と保湿ケア

長引く青あざには、ビタミンKやビタミンCを意識して摂取することが推奨されます。ビタミンKは血液凝固を助け、ビタミンCは創傷治癒力を促進して出血を防ぐ働きがあります。納豆や緑黄色野菜、柑橘類などを積極的に取り入れてみてください。

また、患部の保湿ケアも忘れずに行いましょう。乾燥した肌は回復が遅れやすいため、保湿を心がけることで皮膚の新陳代謝を高められます。

市販薬の活用(ヘパリン類似物質配合の塗り薬など)

1ヶ月以上治らない青あざには、市販のヘパリン類似物質配合の塗り薬を活用する方法もあります。ヘパリン類似物質は血行促進作用があり、打撲やねんざによる腫れを改善する効果が期待されています。保湿作用もあるため、皮膚の乾燥も防げるでしょう。薬局で購入できるため、気軽に試してみることができます。

それでも改善しない場合は医療機関を来院

こうした対処法を試しても青あざが改善しない場合は、専門の医療機関への来院を検討すべきです。1ヶ月以上経っても消えない青あざは、何らかの病気が隠れている可能性もあるため、内科や皮膚科で詳しく調べてもらうことが安心につながります。

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青あざを作らない・悪化させない予防策

日常生活での注意点(転倒防止、保護具の使用)

青あざを未然に防ぐには、日常生活での注意が欠かせません。まず大切なのは転倒防止の工夫です。階段の手すりをしっかり持つ、暗い場所では明かりをつける、床に物を置かないといった基本的な対策が効果的でしょう。特に高齢者は筋力の低下によって転びやすくなるため、家の中の段差をなくすなど住環境を整えることも重要です。

スポーツや運動をする際には、サポーターやプロテクターといった保護具を活用するのがおすすめです。テーピングで患部を圧迫・固定することでケガの早期回復を図れますし、あらかじめテーピングをしておけば患部の保護にもつながります。

血管を強化する栄養素の摂取

血管を丈夫にする栄養素を日頃から摂取しておくことで、青あざができにくい体づくりができます。特に大切なのが、ビタミンCとビタミンKです。ビタミンCはコラーゲンの生成を促す作用があり、血管壁の補強に役立ちます。レモンやピーマン、ブロッコリーといった食材を意識して摂ると良いでしょう。

ビタミンKには出血時の止血をサポートする働きがあるため、不足すると少しの刺激でも青あざができやすくなります。ひきわり納豆やしそに多く含まれているため、普段の食事に取り入れてみてください。

他にも鉄や亜鉛といったミネラルもコラーゲン合成に必要です。女性は月経の関係で鉄不足に陥りやすく、そのためにコラーゲンが脆くなってちょっとぶつけただけでも青あざになりやすくなるため注意しましょう。

適度な運動で血流改善

適度な運動は全身の血流を改善し、血管の健康を保つために大切です。ウォーキングやストレッチなど、体に負担をかけない程度の運動を習慣にすることで、青あざの予防につながります。運動不足で血行が悪くなると、ちょっとした衝撃でも内出血しやすくなるため、日頃から体を動かす意識を持つと良いでしょう。

薬の副作用が疑われる場合は医師に相談

血液をサラサラにする薬を服用していると、青あざができやすくなることがあります。アスピリン製剤や抗凝固薬などは出血が止まりにくくなるため、普段よりも青あざが増えたと感じたら、速やかに医師へ相談することが重要です。勝手に服用をやめるのは危険なため、必ず専門家の指示を仰ぎましょう。

紫外線対策(色素沈着の予防)

青あざができた後は、紫外線対策も忘れずに行いましょう。レーザー検査後などは特に、照射部が茶色くなる炎症後色素沈着が起こることがあります。日焼け止めクリームを使用して、できるだけ紫外線を避けるよう注意してください。日焼けが少ない肌ほど、改善効果も高まる傾向にあるため、普段から紫外線対策を心がけることが大切です。

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まとめ

青あざが1ヶ月以上治らない場合には、年齢や体質、お薬の影響、栄養不足など様々な要因が考えられます。通常は1〜2週間で自然に消えていくあざが長引く場合、まずは段階に応じた適切な対処法を実践することが大切です。

初期段階ではRICE施術で冷やし、緑や黄色に変化したら温めて血流を促進しましょう。ビタミンCやビタミンKを含む食事を摂取し、軽い運動で全身の血行を改善することも効果的です。1ヶ月以上経過した青あざには、ヘパリン類似物質配合の塗り薬を活用する方法もあります。

注意すべき症状対応
ぶつけていないのに青あざができる内科や血液内科への来院を検討
複数箇所に青あざが出現する白血病や血小板減少性紫斑病の可能性を考慮
発熱・倦怠感などの症状を伴う速やかに医療機関を来院

一方で、ぶつけていないのに青あざができる、複数箇所に出現する、発熱や倦怠感を伴うといった症状がある場合は、白血病や血小板減少性紫斑病、肝機能障害といった病気の可能性があります。このような場合は、早めに内科や血液内科への来院を検討してください。

予防策としては、日常生活での転倒防止や保護具の使用、血管を強化する栄養素の摂取、適度な運動、紫外線対策などが挙げられます。血液をサラサラにする薬を服用している方は、副作用として青あざができやすくなることもあるため、気になる場合は医師に相談しましょう。

  • 1ヶ月以上治らない青あざは体質や薬の影響を考慮
  • 段階別の対処法(初期は冷却、後期は温め)を実践
  • ビタミンCとビタミンKの摂取で血管を強化
  • ぶつけていない青あざや複数箇所の出現は要注意
  • 改善しない場合は医療機関への来院を

適切なケアと予防策を実践することで、青あざの早期改善と再発防止につながります。それでも改善が見られない場合は、専門の医療機関で詳しく調べてもらうことが安心です。


引用元一覧

https://jiyugaoka.clinic.agea.care/dermatology_allergy/aza

https://plusseikotsuin.com/itami/8419.html

https://www.healthcare.omron.co.jp/pain-with/sports-acute-pain/rice

https://www.kusurinomadoguchi.com/column/articles/blue-bruise


院長:高木

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