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鎖骨立っているのはなぜ?いかり肩の原因・見分け方・治し方を専門家が解説

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目次

鎖骨が上がっている状態とは?症状と見分け方

いかり肩の定義と特徴(鎖骨の角度が水平より上向き)

鎖骨が上がっている状態について、まず正確に理解しておきましょう。医学的にはこの状態をいかり肩と呼んでいます。具体的には、鎖骨の角度が水平ラインよりも上向きになっている状態を指します。

通常の鎖骨は胸の中央から肩に向かって緩やかなカーブを描いているのですが、僧帽筋上部や肩甲挙筋などの筋肉が緊張すると、肩甲骨ごと引き上げられてしまいます。その結果、肩が常に上がったような姿勢になり、いかにも怒っているかのような見た目から、いかり肩という名前がついたといわれています。

男性の方が鎖骨が長いため、女性と比べていかり肩になりやすい傾向があります。デスクワークなどで無意識に肩が上がってしまう方は、特に注意が必要かもしれません。

なで肩との違いと判断基準

いかり肩とよく比較されるのが、なで肩です。この2つは正反対の状態で、理解しておくと自分がどちらのタイプなのか判断しやすくなります。

特徴いかり肩なで肩
鎖骨の角度水平より上向き水平より下向き
見た目の印象がっしりした印象なだらかで華奢な印象
性別の傾向男性に多い女性に多い
バッグの持ちやすさ肩からずり落ちにくい肩からずり落ちやすい

ただし、どちらも肩こりになりやすいという共通点があります。いかり肩の場合は筋肉が常に緊張状態にあるため、なで肩では腕の重さを支えるために筋肉に負担がかかるためです。

簡単セルフチェック方法(鏡を使った確認法)

自宅で簡単にできるチェック方法をご紹介します。まず、全身が映る鏡の前に自然な姿勢で立ってみましょう。肩の力を抜いて、左右の鎖骨のラインを観察してみてください。

  • 鎖骨が水平より上に角度をつけている
  • 片方だけが上がっている(筋肉バランスの崩れ)
  • 仰向けに寝たときに肩が浮く
  • 手を自然に垂らしたときに肘が外側を向く
  • 写真を撮ったときに肩のラインが不自然

さらに詳しくチェックするなら、横から見た姿勢も確認してみましょう。巻き肩も併発している場合、仰向けに寝たときに肩が浮いたり、手を自然に垂らしたときに肘が外側を向いたりします。

肩甲骨との連動関係と見た目の変化

鎖骨の位置変化は、肩甲骨の動きと密接に関係しています。僧帽筋の上部・中部・下部がそれぞれ異なる役割を持ち、これらのバランスが崩れることで鎖骨の位置にも影響が現れます。

特に僧帽筋上部が短縮すると肩甲骨の挙上が起こり、結果的に鎖骨も上がって見えるようになります。この状態では首が短く見えたり、背中の厚みが増したように感じられたりすることがあります。

見た目の変化としては、肩のラインが左右非対称になったり、首から肩にかけてのカーブが不自然になったりします。写真を撮ったときに違和感を覚える方は、一度専門家にチェックしてもらうことをおすすめします。

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鎖骨が上がる主な原因を専門家が解説

姿勢不良(猫背・巻き肩・ストレートネック)の影響

鎖骨が上がってしまう最も大きな要因は、日常の姿勢不良にあります。特に現代人に多く見られる猫背・巻き肩・ストレートネックは、すべてつながっているといえるでしょう。

猫背になると、体のバランスを取ろうとして自然に肩が前に出てきます。この巻き肩状態が続くと、胸の筋肉が縮んで肩甲骨が外側に引っ張られてしまうのです。さらにストレートネックも加わると、頭の重さを支えようとして首から肩にかけての筋肉が常に緊張状態となります。

これらの姿勢問題は単独で起こることは少なく、多くの場合は連鎖反応のように影響し合っています。そのため、鎖骨の位置を正常に戻すには、全体的な姿勢の見直しが重要になってくるでしょう。

筋肉の緊張(僧帽筋上部・肩甲挙筋・胸鎖乳突筋)

鎖骨の位置に直接影響する筋肉について詳しく見ていきましょう。最も重要なのが僧帽筋上部で、この筋肉は肩甲骨と鎖骨の挙上、つまり持ち上げる動きを担当しています。

肩甲挙筋も同じように肩甲骨を引き上げる働きがあり、僧帽筋上部と協力して作用します。これらの筋肉が過度に緊張すると、肩がすくんだような状態になってしまいます。

さらに胸鎖乳突筋の緊張も見逃せません。この筋肉は首の前面にあり、ストレートネックや前頭位姿勢で短縮しやすく、間接的に肩の位置に影響を与える可能性があります。筋肉同士の連携が崩れることで、結果として鎖骨が上がった状態が作り出されるのです。

日常動作のクセ(カバン持ち、寝姿勢)とストレスの関係

毎日の何気ない動作が、実は鎖骨の位置に大きく影響していることをご存知でしょうか。例えば、重いカバンをいつも同じ肩にかけていると、そちら側の僧帽筋上部が常に働き続けることになります。

寝姿勢も重要な要素です。高すぎる枕を使ったり、うつ伏せで寝る習慣があったりすると、首や肩の筋肉に負担がかかり続けます。また、横向きで寝る際に肩が内側に入り込むような姿勢も、巻き肩を助長する原因となるでしょう。

ストレスとの関係も無視できません。精神的な緊張状態では、無意識に肩に力が入ってしまいがちです。この状態が長期間続くと、筋肉の緊張が慢性化し、鎖骨の位置にも変化が現れる可能性があります。

デスクワークなど現代のライフスタイルの影響

現代社会特有の生活スタイルも、鎖骨が上がる大きな要因となっています。長時間のデスクワークでは、パソコンの画面を見るために頭が前に出て、肩が内側に巻き込みやすくなります。

スマートフォンの使用も見逃せません。下を向いて操作する時間が長いと、首の前側の筋肉が短縮し、後ろ側の筋肉が引き伸ばされた状態が続きます。この姿勢を繰り返すことで、肩甲骨の位置が変わり、鎖骨にも影響が及ぶのです。

運動不足も関係しています。適度な運動習慣がないと、筋肉の柔軟性が低下し、関節の可動域も狭くなりがちです。特に肩甲骨周辺の動きが悪くなると、鎖骨の正常な位置を保つことがむずかしくなるかもしれません。

引用元:https://www.tv-tokyo.co.jp/plus/lifestyle/entry/2019/019478.html

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放置すると危険?鎖骨が上がることで起こる体の不調

肩こり・首こり・頭痛の慢性化

鎖骨が上がった状態を放置していると、まず最初に現れるのが肩こりや首こりの慢性化です。僧帽筋上部が常に緊張した状態になるため、血流が悪くなって筋肉に疲労物質が蓄積しやすくなります。

この状態が続くと、首から頭部にかけての筋肉にも負担がかかるようになります。特に後頭部から首筋にかけてのコリが強くなると、緊張型頭痛を引き起こす可能性があるといわれています。

頭痛が慢性化すると日常生活に支障をきたすケースも少なくありません。朝起きたときから頭が重い、夕方になると頭痛が強くなるといった症状は、鎖骨の位置異常と関連している場合があります。早めの対処が重要になるでしょう。

呼吸が浅くなる影響と自律神経への関係

鎖骨が上がって肩が前に巻き込んだ状態では、胸郭の動きが制限されてしまいます。その結果、深い呼吸がしづらくなり、浅い呼吸が習慣になってしまう可能性があります。

呼吸が浅くなると、体内の酸素供給が十分でなくなり、疲労感や集中力低下につながることがあります。さらに、呼吸と自律神経は密接に関係しているため、浅い呼吸が続くと交感神経が優位になりやすく、リラックスしづらい状態が続く場合があります。

自律神経のバランスが崩れると、睡眠の質が低下したり、イライラしやすくなったりする症状が現れることもあります。体の姿勢が精神面にまで影響を与えるということを理解しておくことが大切です。

斜角筋症候群など神経圧迫のリスク

鎖骨の位置異常は、神経や血管への圧迫を引き起こすリスクもあります。特に注意すべきなのが斜角筋症候群で、首から腕にかけてしびれや痛みが現れる可能性があるといわれています。

斜角筋は首の前外側にある筋肉群で、この部分を通る神経や血管が圧迫されると、腕や手指にしびれを感じることがあります。朝起きたときに手がしびれている、パソコン作業中に腕がだるくなるといった症状は、神経圧迫のサインかもしれません。

胸郭出口症候群という状態になると、より広範囲にわたって症状が現れることもあります。重いものを持ったときや腕を上げたときに症状が強くなる場合は、専門家への相談をおすすめします。

美容面への影響(デコルテライン、姿勢の非対称)

鎖骨が上がった状態は、見た目にも大きな影響を与えます。まず、美しいデコルテラインが失われてしまい、首から胸元にかけてのラインが不自然に見えることがあります。

左右の肩の高さが違って見えたり、写真を撮ったときに姿勢の非対称が目立ったりすることも多くあります。特に女性の場合、ドレスや襟の開いた服を着たときに、鎖骨のラインの美しさが失われてしまう可能性があります。

さらに、猫背や巻き肩も併発すると、全体的に老けて見えたり、自信がなさそうな印象を与えたりすることもあるでしょう。美容面での影響は自己肯定感にもつながるため、健康面だけでなく心理面からも改善の必要性があるといえます。

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効果的な改善ストレッチと筋トレ方法

僧帽筋上部・中部・下部別のアプローチ

鎖骨が上がった状態を改善するには、僧帽筋を部位別に適切にアプローチすることが重要です。僧帽筋上部は緊張しやすい部分なので、ストレッチで緩めることから始めましょう。

頭を片側に倒して、反対側の手で軽く押さえながら首の横を伸ばすストレッチが効果的です。15~30秒キープして、反対側も同様に行ってください。僧帽筋上部の緊張が和らぐと、肩の位置も自然に下がりやすくなります。

僧帽筋中部は肩甲骨を寄せる働きがあるため、適度に活性化させることが大切です。壁に手をついて胸を開くストレッチと組み合わせると、より効果的でしょう。僧帽筋下部については後述の筋力トレーニングで強化していきます。

肩甲骨の動きを改善するストレッチ

肩甲骨の可動性を高めることで、鎖骨の位置も正常に近づける可能性があります。まずは肩甲骨を大きく回す動的ストレッチから始めてみましょう。

  • 両手を肩に置いて肘で大きな円を描く(前回し・後回し各10回)
  • 両腕を上に伸ばして万歳の姿勢から肘を下ろす動作
  • 四つ這いでのキャット&ドッグポーズ
  • 肩甲骨寄せ運動(壁押し腕立て伏せの要領)
  • タオルを使った肩甲骨ストレッチ

四つ這いになって行うキャット&ドッグのポーズも、肩甲骨周辺の筋肉をほぐすのに適しています。背中を丸めたり反らしたりする動作を、呼吸と合わせてゆっくり繰り返してみてください。

胸の筋肉(小胸筋)をほぐす方法

巻き肩を伴う鎖骨の上がりには、胸の筋肉のストレッチが欠かせません。特に小胸筋が硬くなると、肩甲骨が前に引っ張られて鎖骨の位置にも影響します。

壁コーナーストレッチがおすすめです。壁の角に向かって立ち、両手を壁につけて体を前に押し出すように胸を伸ばします。肘の高さを変えることで、胸の異なる部分をストレッチできるでしょう。

テニスボールを使った小胸筋のセルフマッサージも効果的です。仰向けに寝て、胸と肩の境目あたりにボールを当て、体重をかけながらゆっくり動かしてみてください。

1分でできる鎖骨エクササイズ

忙しい日常でも続けられる簡単なエクササイズをご紹介します。鎖骨の下に指を当てて、鎖骨を軽く下に押しながら肩を後ろに回すエクササイズです。

まず鎖骨の中央部分を指で軽く押さえて、そのまま肩をゆっくり後ろに5回回します。次に鎖骨の外側部分も同様に行ってください。これだけで約1分程度のエクササイズになります。

深呼吸と組み合わせることで、より効果を高められる可能性があります。息を吸いながら肩を上げ、吐きながら力を抜いて下ろす動作も、鎖骨の位置調整に役立つでしょう。

筋力トレーニング(僧帽筋下部強化など)

鎖骨の位置を安定させるには、僧帽筋下部の筋力強化が重要です。うつ伏せになって、両腕をY字に広げて持ち上げるエクササイズから始めましょう。

エクササイズ名実施方法回数・時間効果
スキャプラーダウン立位で肩甲骨を下に引き下げる5秒×5セット僧帽筋下部強化
Y字エクササイズうつ伏せで両腕をY字に上げる10回×2セット肩甲骨安定化
逆ショルダーシュラッグ肩甲骨を下に引く意識で行う10回×3セット僧帽筋下部活性化

ショルダーシュラッグの逆バージョンも取り入れてみましょう。肩をすくめるのではなく、肩甲骨を下に引き下げる意識で行う筋力トレーニングです。継続することで、僧帽筋下部の働きが改善される可能性があります。

引用元:https://kenko.sawai.co.jp/body-care/202002.html

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日常生活での予防法と姿勢改善のコツ

デスクワーク時の正しい姿勢とポイント

デスクワークでの姿勢は、鎖骨の位置に大きな影響を与えるため、正しいポイントを押さえることが重要です。まず、モニターの高さを目線の少し下に設定して、顎を軽く引いた状態を保ちましょう。

椅子の座り方も見直してみてください。背もたれにもたれかかるのではなく、坐骨でしっかり座って背筋を伸ばします。足裏全体が床につくよう椅子の高さを調整し、膝が90度程度になるようにセッティングするのがポイントです。

肘は体の横に自然に下ろし、キーボードを打つときも肩に力が入らないよう注意しましょう。30分に一度は立ち上がって、肩を回したり軽くストレッチしたりする習慣をつけることをおすすめします。

カバンの持ち方や寝姿勢の見直し

日常のカバンの持ち方を変えるだけでも、鎖骨の位置改善につながる可能性があります。重いバッグを片側の肩にかけ続けると、そちら側の僧帽筋が緊張してバランスが崩れてしまいます。

リュックサックやウエストポーチなど、体の中心で荷重を支えるタイプのバッグに変更してみるのはいかがでしょうか。どうしても手提げバッグを使う場合は、左右交互に持ち替える習慣をつけることが大切です。

寝姿勢についても見直しが必要です。枕の高さは首のカーブを自然に保てる程度に調整し、横向きで寝る際は肩が内側に入り込まないよう抱き枕を活用してみてください。うつ伏せ寝は首に負担がかかりやすいため、なるべく避けた方がよいでしょう。

ストレス管理と肩の力を抜く習慣づくり

精神的なストレスは筋肉の緊張と密接な関係があります。仕事中や緊張する場面で、無意識に肩が上がってしまう方は多いのではないでしょうか。

深呼吸を意識的に行う習慣をつけてみましょう。息を吸いながら肩を軽く上げて、吐きながらストンと力を抜く動作を繰り返すと、肩の緊張がほぐれやすくなります。

入浴時間を活用するのも効果的です。湯船にゆっくり浸かりながら首や肩を回したり、温めることで筋肉の緊張を和らげることができるでしょう。アロマオイルなど、リラックス効果のあるアイテムを取り入れるのもおすすめです。

継続的な改善のための生活習慣

鎖骨の位置を正常に保つには、継続的な取り組みが欠かせません。毎日の習慣として、朝起きたときと夜寝る前に簡単なストレッチを取り入れてみてください。

スマートフォンの使用時間を見直すことも重要です。下を向いて操作する時間が長いと、首や肩に負担がかかります。画面を目線の高さに上げるよう意識したり、使用時間をセーブしたりする工夫が必要でしょう。

適度な運動習慣も大切な要素です。ウォーキングや水泳など、肩甲骨周辺の筋肉をバランスよく使える運動を週に2~3回程度取り入れることをおすすめします。

専門家に相談すべきタイミング

セルフケアを続けても改善が見られない場合や、症状が悪化している場合は、専門家への相談を検討しましょう。特に腕や手にしびれが出ている、頭痛が頻繁に起こるといった症状がある場合は注意が必要です。

左右の肩の高さに明らかな差がある、鎖骨周辺に痛みを感じるといった場合も、早めの対応が望ましいでしょう。また、日常生活に支障をきたすほどの肩こりや首こりが続いている場合は、根本的な原因を見つけるためにも専


院長:高木

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