テニス肘

テニス肘とは

テニス肘とは、正式には「上腕骨外側上顆炎」と呼ばれる肘の病気です。肘の外側にある骨の出っ張り部分に炎症が起こり、手首を使う動作や物を持つ動作で痛みが生じます。

テニスという名前がついていますが、実際にはテニス以外の日常動作や仕事での繰り返し動作が原因となることが多く、中年以降の方に頻繁に見られる症状です。厚生労働省の平成26年度患者調査によると、テニス肘の総患者数は推定18,000人程度とされています。

しかし、軽症の場合は医療機関を受診せずに様子を見る方が多いため、実際の有症者数はこの数字を大きく上回ると考えられます。人口の1～3％が生涯においてかかるとされており、特に30歳代後半から50歳代の方に多く発症する傾向があります。

テニス肘を放置すると、初期の軽い違和感から徐々に痛みが強くなり、慢性化してしまいます。安静時にも痛みを感じるようになり、日常生活の様々な動作に支障をきたします。

朝起きたときの肘のこわばりがひどくなり、重い物を持つことができなくなります。パソコン作業や家事などの日常動作でも痛みを感じるため、仕事や生活の質が大幅に低下してしまいます。

最悪の場合、保存療法では改善が見込めなくなり、腱の修復や再建を目的とした手術が必要となる可能性があります。手術が必要になるケースは約10％以下とされていますが、入院や長期間の制限が必要となり、仕事や家事に大きな影響を与えることになります。

テニス肘の原因

当院にはこれまで多くのテニス肘の方が来院しています。臨床実績から断言できるのは、テニス肘の原因は一つではなく、いくつかの原因が複合しているということです。

当院の考えるテニス肘の原因としては次のものが挙げられます。

テニスやゴルフなどのスポーツ、パソコン作業、重い物を持つ作業など、手首や前腕に繰り返し負担がかかる動作により、肘の腱に微細な傷が蓄積されます。年齢とともに腱の柔軟性が失われ、修復能力が低下することで、同じ動作でも傷つきやすくなります。

特に45歳頃から発症者が急増します。また、肘の外側上顆部に異常な血管が増えることで、神経線維も一緒に増殖し、痛みの原因となると考えられています。前腕の筋肉のバランスが崩れることで、特定の腱に過度な負担がかかりやすくなります。

テニス肘を改善するためにはこんがらがった糸をほどいていくように、これらの原因に対してひとつひとつ丁寧に対応していくことが重要になります。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。テニス肘でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

病院で行う主な治療は以下の通りです。

安静と負担軽減

日常生活や仕事で完全な安静を保つことは困難で、症状の改善に時間がかかることがあります。また、安静にしすぎることで筋力低下や関節の可動域制限を招く可能性もあります。

装具療法

根本的な解決にはならず、装具に依存してしまう可能性があります。長期間の使用により筋力低下を招いたり、装具を外すと症状が再発することも多いです。

薬物療法

テニス肘の主体は炎症ではないため、抗炎症薬の効果は限定的です。長期間の服用により胃腸障害などの副作用のリスクもあり、根本的な治療にはなりません。

注射療法

一時的な効果はありますが、筋肉や皮下組織の委縮を招くリスクがあり、根本的な治療にはなりません。繰り返し注射を行うことで組織の変性を引き起こす可能性もあります。

リハビリテーション

継続的な取り組みが必要で、適切な指導なしに行うと症状が悪化する可能性があります。効果を実感するまでに時間がかかるため、途中で挫折してしまうケースも多いです。

テニス肘を改善するために

まずはあなたのテニス肘の原因を明らかにします。医療業界では検査9割、施術1割と言われているように、改善できるかは真の原因を見つけられるかどうかにかかっています。

当院は、一般的な病院や治療院では行っていない独自の検査でテニス肘の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

当院では国家資格を持つ先生が責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院ではメタトロンやAI姿勢分析ソフトなどの最先端機器で身体の状態を数値化し、視覚的にわかりやすく説明します。また、医療機関と提携し血液検査の実施や栄養状態の解析を行い、生活習慣のアドバイスをしています。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果を感じられなかった方も諦めずに私たちにご相談ください。

テニス肘のQ＆A

テニス肘は自然に治りますか？

軽症であれば保存的治療で1～2ヶ月で改善することが多いですが、半年間治療しても改善しない場合は自然軽快は困難とされています。適切な治療を受けることが重要です。

テニス肘の人がやってはいけないことは？

重い物を持つ、タオルを絞る、ドアノブを強く回すなど、肘の外側に負担をかける動作は避けるべきです。また、痛みを我慢して無理に動かすことも症状を悪化させる原因となります。

テニス肘と五十肩の違いは何ですか？

テニス肘は肘の外側の痛みが特徴で、五十肩は肩関節の可動域制限と痛みが主な症状です。発症部位と症状が異なるため、適切な診断と治療が必要です。

テニス肘の痛みはどのくらい続きますか？

個人差がありますが、適切な治療を行えば数週間から数ヶ月で改善します。放置すると慢性化し、年単位で続くこともあるため、早期の治療開始が重要です。

テニス肘は完治しますか？

適切な治療により完治は可能です。ただし根本原因を改善しなければ再発のリスクがあるため、生活習慣の見直しも含めた総合的な治療が必要です。

テニス肘の手術は必要ですか？

約90％以上の方は保存的治療で改善するため、手術が必要になるケースは限定的です。当院では手術を避けたい方の治療も積極的に行っています。

テニス肘で悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けてこのような変化がありました。

テニス肘は決して珍しい病気ではなく、誰にでも起こりうるものです。症状に悩んでいるのはあなただけではありません。私自身も小児喘息で苦しんだ経験から、健康の大切さを痛感しています。

当院の施術とテニス肘は非常に相性がよく、これまで何年も悩んでいた症状が劇的に改善するケースも見られます。

テニス肘は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。あなたが本来の笑顔を取り戻し、充実した日々を送れるよう全力を尽くします。