セーバー病

セーバー病とは

セーバー病とは、正式には踵骨骨端症と呼ばれる成長期の子どもに起こるかかとの痛みです。8歳から12歳頃の男の子に多く見られ、アキレス腱がかかとの骨に付着している部分に炎症が起こることで痛みが生じます。

成長期の骨はまだ完全に固まっておらず、運動による繰り返しの負荷によって骨の弱い部分に傷がつき、痛みや腫れを引き起こします。全国の小学生約640万人のうち、スポーツを行っている男児の約5-10%がセーバー病を経験するとされており、推定で約15-30万人の子どもが悩んでいると考えられます。

セーバー病を放置すると、成長軟骨に深刻な影響を与える可能性があります。特に注意すべきは、炎症が続くことで成長軟骨板が損傷し、将来的に足の成長に障害が生じることです。また、骨が変形して突出し、大人になってからも靴を履く際に痛みが続く後遺症が残る場合があります。

さらに、痛みをかばって歩くことで他の部位である膝や腰に負担がかかり、二次的な障害を引き起こすリスクも高まります。最悪の場合、成長期の大切な時期にスポーツを完全に諦めなければならない状況に陥る可能性もあります。

症状が長引くことで症状固定と呼ばれる状態になり、治療しても回復に時間がかかることもあります。早めに私たちにご相談ください。

セーバー病の原因

当院にはこれまで多くのセーバー病のお子様が来院しています。臨床実績から断言できるのは、セーバー病の原因は一つではなく、いくつかの原因が複合しているということです。

当院の考えるセーバー病の原因としては次のものが挙げられます。

これらの原因でアキレス腱の付着部への過度な負荷や成長軟骨への繰り返しストレスが発生し、セーバー病が発症しやすくなります。また、成長期の骨は成長軟骨と骨端核に分かれており、大人の骨と比べて非常にもろい構造になっているため、負荷に対して脆弱です。

セーバー病は他の病気とは違って病院の画像診断や血液検査などではわかりません。当院ではメタトロンという機械を用いて検査を行いますが、セーバー病のお子様の測定結果には特徴的な傾向があることを発見し、上記の原因が複数存在していることが分かりました。

セーバー病を改善するためにはこんがらがった糸をほどいていくように、これらの原因に対してひとつひとつ丁寧に対応していくことが重要になります。

これまで様々なセーバー病の治療をして改善しなかったとしても諦める必要はありません。セーバー病は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

病院で行う主な治療は以下の通りです。

安静・運動制限

成長期の子どもにとって長期間の運動制限は精神的ストレスが大きく、チームメイトとの差が生じることで競技復帰への不安が増大します。また、筋力低下や体力低下も懸念されます。

湿布・消炎鎮痛剤

一時的な症状緩和にとどまり、根本的な原因解決には至りません。長期使用による副作用のリスクもあります。

物理療法

効果に個人差があり、症状の改善に時間がかかる場合があります。また、通院の負担も大きくなります。

足底挿板（インソール）

対症療法的な側面が強く、根本的な身体の使い方の改善には限界があります。成長に伴い定期的な調整が必要です。

ストレッチ指導

継続的な実施が必要で、子どもが一人で正しく行うのは困難な場合があります。効果が現れるまで時間がかかることもあります。

セーバー病を改善するために

まずはお子様のセーバー病の原因を明らかにします。医療業界では検査9割、施術1割と言われているように、改善できるかは真の原因を見つけられるかどうかにかかっています。

当院は、一般的な病院や治療院では行っていない独自の検査でセーバー病の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

当院では国家資格を持つ先生が責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院ではメタトロンやAI姿勢分析ソフトなどの最先端機器で身体の状態を数値化し、視覚的にわかりやすく説明します。また、医療機関と提携し血液検査の実施や栄養状態の解析を行い、生活習慣のアドバイスをしています。

湿布や痛み止めで効果を感じられなかった方、整体やマッサージで改善しなかった方も諦めずに私たちにご相談ください。

セーバー病のQ＆A

セーバー病は自然に治りますか？

適切な治療を行えば改善しますが、放置すると成長障害や変形のリスクがあるため、早期の専門的な治療が重要です。

セーバー病の人がやってはいけないことは？

痛みを我慢しての運動継続、硬い地面での激しい運動、不適切な靴での活動は避けるべきです。

どのくらいの期間で治りますか？

症状の程度により異なりますが、適切な治療により3ヶ月程度で改善することが多いです。

運動はいつから再開できますか？

痛みが軽減し、専門家の判断のもとで段階的に運動強度を上げていくことが安全です。

両足に症状が出ることはありますか？

はい、片足だけでなく両足に症状が現れることも珍しくありません。

大人になっても後遺症は残りますか？

適切な治療を受ければ後遺症のリスクは低くなりますが、放置すると変形や痛みが残る可能性があります。

予防方法はありますか？

適切な靴選び、運動前後のストレッチ、練習量の段階的な増加が効果的な予防法です。

他の病気との見分け方は？

アキレス腱炎とは痛みの場所が異なり、セーバー病はかかとの骨の部分に痛みが集中します。

手術が必要になることはありますか？

セーバー病で手術が必要になることは極めて稀で、保存療法で改善することがほとんどです。

成長に影響はありませんか？

適切な治療を行えば成長への影響は最小限に抑えられますが、放置すると成長障害のリスクがあります。

セーバー病で悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けてこのような変化がありました。

セーバー病は成長期の子どもに起こりやすい症状で、決して珍しいものではありません。症状に悩んでいるのはお子様だけではありません。私自身も小児喘息で苦しんだ経験から、健康の大切さを痛感しています。

当院の施術とセーバー病は非常に相性がよく、これまで何年も悩んでいた症状が劇的に改善するケースも見られます。

セーバー病は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。お子様が本来の笑顔を取り戻し、充実した成長期を送れるよう全力を尽くします。