タナ障害

タナ障害の症例報告

タナ障害とは

膝関節内部にあるタナと呼ばれる滑膜ヒダが炎症を起こしたり、他の組織と擦れたりすることで痛みや不快感を引き起こす膝の障害です。膝の曲げ伸ばしを繰り返すことでこのタナが膝のお皿と太ももの骨の間に挟まったり、こすれて炎症を起こし腫れや痛みが出る症状です。

膝を曲げると内側に痛みや引っかかり感があり、特に階段の上り下りやしゃがむ動作で痛みが強く出ます。レントゲン検査では骨に異常がないため異常なしと診断されることも多く、適切な治療を受けられずに悩んでいる方が少なくありません。

日本人の約50%に滑膜ヒダが残っていると言われており、特に12〜18歳の運動を盛んに行う中高生に発症することが多いとされています。正確な患者数の統計はありませんが、膝関節疾患の中でも比較的一般的な症状であり、特にスポーツ選手に多く見られます。

タナ障害を放置すると炎症が慢性化し、安静にしている時でさえも違和感が出たり痛みが続くようになります。階段の上り下りや長時間の歩行など日常生活での膝の使用に支障をきたします。特にスポーツ選手の場合パフォーマンスが著しく低下し、最悪の場合は競技を続けることができなくなります。

さらに、大腿骨との摩擦によって関節面の軟骨にも負担がかかると炎症が長引きます。それによって周囲の筋肉にも負担がかかり太ももの筋力低下や膝関節の不安定性を引き起こし、他の膝関節疾患を併発するリスクも高まるため我慢せず早めに私たちにご相談ください。

タナ障害の原因

当院にはこれまで多くのタナ障害の方が来院しています。臨床実績から断言できるのは、タナ障害の原因は一つではく、いくつかの原因が複合しているということです。

当院の考えるタナ障害の原因としては次のものが挙げられます。

タナ障害はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには詳細な検査が何より重要になります。

膝だけでなく骨盤や足首のアライメント不良、筋肉バランスの崩れも原因となります。そのためただ背骨や骨盤の歪みを整えたり、硬くなった膝まわりの筋肉をほぐせばいいといった単純なものではありません。当院では膝だけでなく全身のバランスを整える施術を行い、根本的な改善を目指しています。

タナ障害を改善するためにはこんがらがった糸をほどいていくように、これらの原因に対してひとつひとつ丁寧に対応していくことが重要になります。

これまで様々なタナ障害の治療をして改善しなかったとしても諦める必要はありません。タナ障害は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

病院で行う主な治療は以下の通りです。

保存療法

効果が現れるまで時間がかかり、症状によっては完全に改善しないことがあります。また、一時的な痛みの軽減にとどまり、根本的な原因に対処できないケースが多いです。

温熱・冷却療法

温熱療法は皮膚の熱感やヒリヒリ感を引き起こすことがあり、冷却療法は同様に、施術部位の赤みや腫れ、内出血などの副作用が生じることがあります。逆を行うと症状を悪化させる可能性もあるため、専門家の指導のもとで行うことが重要です。

注射療法

一時的な効果であり長期的な解決にはならないことが多いです。また、頻回の注射は組織の脆弱化を招くリスクがあります。

手術療法

リハビリ期間が長く、完全回復までに数カ月から1年以上かかる可能性があります。また、手術後も再発するケースがあります。

タナ障害を改善するために

まずはあなたのタナ障害の原因を明らかにします。医療業界では検査9割、施術1割と言われているように、改善できるかは真の原因を見つけられるかどうかにかかっています。

当院は、一般的な病院や治療院では行っていない独自の検査でタナ障害の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

当院では国家資格を持つ先生が責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院ではメタトロンやAI姿勢分析ソフトなどの最先端機器で身体の状態を数値化し、視覚的にわかりやすく説明します。また、医療機関と提携し血液検査の実施や栄養状態の解析を行い、生活習慣のアドバイスをしています。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果を感じられなかった方も諦めずに私たちにご相談ください。

当院でタナ障害が改善する理由

当院ではタナ障害の改善に向けて、まず詳細な検査を行います。問診・メタトロン測定・AI姿勢分析を通じて、症状の原因を多角的に分析します。膝だけでなく、骨盤や足首のアライメントも確認し、全身のバランスを考慮した施術計画を立てます。

タナ障害の施術では、膝関節周辺の筋肉の緊張を緩和し、関節の可動域を改善することを目指します。特に大腿四頭筋や腸脛靭帯の緊張を和らげ、膝蓋骨の動きをスムーズにする施術を行います。また、骨盤や足首のアライメントを整えることで、膝への負担を軽減します。

施術と並行して、自宅でできるストレッチや生活習慣の改善点もアドバイスします。特に食事面では、炎症を抑える効果のある食品の摂取を推奨し、炎症を悪化させる食品を控えるよう指導します。定期的な再検査を行い、症状の改善度を数値化して進捗を確認します。

タナ障害のQ＆A

タナ障害は自然に治りますか？

症状の程度によりますが、自然治癒は稀です。適切な治療を行うことで改善が期待できます。タナ障害では骨盤・股関節・膝関節・足関節を中心に施術を行います。

タナ障害の人がやってはいけないことはありますか？

走る・跳ぶなど激しい動作はもちろん、しゃがむ・正座など膝に負担がかかる動きはなるべく避けるようにしましょう。

タナ障害の治療期間はどのくらいですか？

軽度から中等度の場合は数週間から数ヶ月で改善が期待できます。重度であれば長期に及ぶ場合があります。当院のデータでは計画通りに通院した場合、1ヶ月前後で効果を実感していただけることが多いです。

運動をしながらタナ障害を治すことはできますか？

運動中の痛みが軽度であれば、構いません。運動後に痛みが増してしまう場合や運動中の痛みが強い場合は、中止してください。

タナ障害は手術しないと完治しないのですか？

タナ障害のほとんどは保存療法で改善します。保存療法で改善が見られない場合は手術を行うことがあります。

タナ障害の再発を防ぐ方法はありますか？

運動前のウォーミングアップや運動後のクーリングダウンを行うほか、偏った体の使い方を改善することで再発のリスクを最小限に抑えることができます。

タナ障害に良い筋トレはありますか？

実際に指導する必要はありますが、タナ障害の多くは大腿四頭筋という太ももの前面についている筋肉が使いすぎにより硬くなっていることがあります。そのため、太もも後ろについているハムストリングスやお尻の筋肉である大殿筋、上半身の背筋を中心に筋トレすると筋肉のバランスが整い症状改善が期待できます。

タナ障害と他の膝の痛みの違いは何ですか？

タナ障害の特徴は膝の内側の痛みと引っかかり感です。他の膝痛との違いは、膝を曲げ伸ばしする際の引っかかる感じやクリック音の有無で判断します。

タナ障害で悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けてこのような変化がありました。

タナ障害による痛みや不快感から解放されると日常生活やスポーツ活動を思う存分楽しめるようになります。特にスポーツ選手の方は、競技パフォーマンスの向上も期待できます。膝の痛みによる活動制限がなくなることで精神的なストレスも軽減し、生活の質が大きく向上します。

当院の施術とタナ障害は非常に相性がよく、これまで何年も悩んでいた症状が劇的に改善するケースも見られます。

タナ障害は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。

陸上競技に復帰できました！