リトルリーガーズショルダー（上腕骨近位骨端線離開）

リトルリーガーズショルダーとは

リトルリーガーズショルダーとは、成長期の野球選手に多く見られる肩の障害です。正式には上腕骨近位骨端線離開と呼ばれています。

成長途中の子どもの腕の骨には「骨端線」という骨が伸びるための成長線があります。繰り返しの投球動作によってこの部分に負担がかかり、損傷や炎症を起こす状態がリトルリーガーズショルダーです。主に10歳から15歳の野球選手に発症し、投球時の肩の痛みが特徴的な症状として現れます。

リトルリーガーズショルダーを放置すると、骨端線の損傷が拡大し、骨の変形や成長障害を引き起こす可能性があります。特に注意すべきは、腕の長さに左右差が生じたり、肩関節の可動域が永続的に制限されることです。最悪の場合、将来的に慢性的な肩の痛みに悩まされることになります。

また、痛みをかばった投球フォームが定着することで、野球肘などの他の障害を併発するリスクも高まります。適切な治療を受けずに競技を続けると、野球を諦めざるを得ない状況に陥る可能性もあります。

成長期の大切な時期だからこそ、早期の適切な対処が重要です。お子様の将来のためにも、症状を軽視せずに私たちにご相談ください。

リトルリーガーズショルダーの原因

臨床実績から断言できるのは、リトルリーガーズショルダーの原因は一つではなく、いくつかの原因が複合しているということです。

当院の考えるリトルリーガーズショルダーの原因としては次のものが挙げられます。

これらの原因で成長期の未熟な骨端線に負担が蓄積し、肩関節の不安定性が生じることで発症しやすくなります。また、成長期特有の身体の変化により、筋力と骨の成長バランスが崩れることも要因の一つです。

リトルリーガーズショルダーを改善するためにはこんがらがった糸をほどいていくように、これらの原因に対してひとつひとつ丁寧に対応していくことが重要になります。

これまで様々なリトルリーガーズショルダーの治療をして改善しなかったとしても諦める必要はありません。リトルリーガーズショルダーは豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

病院で行う主な治療は以下の通りです。

投球禁止（安静療法）

長期間の投球中止により、技術面での遅れや競技レベルの低下、チーム内での立場への影響が生じる可能性があります。また、成長期の貴重な時期に練習ができないことで、将来への不安やストレスを抱えることも少なくありません。

画像診断

レントゲン検査では被曝のリスクがあり、MRI検査は費用が高額で検査時間も長くなります。また、画像診断では骨端線の状態は確認できても、根本的な原因である身体の使い方や筋力バランスの問題は把握できません。

理学療法

継続的な通院が必要で、効果を実感するまでに時間がかかり、専門的な指導者の確保が困難な場合があります。また、成長期の身体の特徴を理解した専門的なアプローチが必要ですが、一般的な理学療法では対応が難しい場合があります。

投球動作指導

個人の身体特性に合わせた指導が難しく、画一的なアプローチでは根本的な改善に至らない場合があります。また、投球フォームの修正には時間がかかり、一時的にパフォーマンスが低下することもあります。

消炎鎮痛処置

対症療法のため根本的な解決にはならず、薬物に頼る治療では副作用のリスクも考慮する必要があります。成長期の子どもには特に慎重な判断が求められ、長期使用による影響も懸念されます。

リトルリーガーズショルダーを改善するために

まずはお子様のリトルリーガーズショルダーの原因を明らかにします。医療業界では検査9割、施術1割と言われているように、改善できるかは真の原因を見つけられるかどうかにかかっています。

当院は、一般的な病院や治療院では行っていない独自の検査でリトルリーガーズショルダーの原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

当院では国家資格を持つ先生が責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院ではメタトロンやAI姿勢分析ソフトなどの最先端機器で身体の状態を数値化し、視覚的にわかりやすく説明します。成長期の身体に配慮した優しい刺激で、骨端線への負担を軽減しながら全身のバランスを整えます。

また、栄養指導や生活習慣の改善アドバイスも行い、身体の内側から回復力を高めます。お子様一人ひとりの状態に合わせた最適な治療計画を立て、安全で効果的な改善を目指します。

リトルリーガーズショルダーのQ＆A

リトルリーガーズショルダーは自然に治りますか？

適切な安静期間を設けることで自然治癒が期待できます。ただし、根本的な原因である投球フォームや身体の使い方を改善しなければ再発のリスクが高くなります。

リトルリーガーズショルダーの人がやってはいけないことは？

痛みがある状態での投球は絶対に避けてください。また、重いものを持つ動作や鉄棒にぶら下がるなど、肩に負担をかける動作も控える必要があります。

どのくらいの期間で投球復帰できますか？

一般的に4-6週間の投球禁止期間を経て、段階的に復帰していきます。完全復帰までには3-6ヶ月程度かかることが多く、個人差があります。

手術が必要になることはありますか？

リトルリーガーズショルダーは基本的に保存療法で治癒するため、手術が必要になることはほとんどありません。適切な治療により自然治癒が期待できます。

再発を防ぐにはどうすればよいですか？

正しい投球フォームの習得、適切な投球数の管理、全身の柔軟性向上、筋力バランスの改善が重要です。定期的な身体のメンテナンスも効果的です。

他のスポーツは続けても大丈夫ですか？

投球動作を伴わないスポーツであれば、痛みがない範囲で続けることができます。ただし、肩に負担をかける動作は避ける必要があります。

将来プロ野球選手になれますか？

適切な治療と再発予防により、将来への影響を最小限に抑えることができます。多くの選手が完全復帰を果たし、高いレベルで競技を続けています。

左右の肩で症状に差はありますか？

投球側の肩に発症することがほとんどで、利き腕による差があります。両肩に同時に発症することは稀ですが、フォームの問題で反対側にも影響が出る場合があります。

予防するための日常的なケア方法は？

肩甲骨周りのストレッチ、体幹トレーニング、下半身の柔軟性向上を日常的に行うことが効果的です。また、投球数の管理と十分な休息も重要です。

リトルリーガーズショルダーで悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けてこのような変化がありました。

リトルリーガーズショルダーは決して珍しい障害ではなく、成長期の野球選手なら誰にでも起こりうるものです。

当院の施術とリトルリーガーズショルダーは非常に相性がよく、これまで何ヶ月も悩んでいた症状が劇的に改善するケースも見られます。

リトルリーガーズショルダーは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。お子様が本来の笑顔を取り戻し、野球を心から楽しめるよう全力を尽くします。