SLAP損傷

SLAP損傷とは

SLAP損傷とは、肩関節の安定性を保つ「関節唇」という軟骨の上部が、上腕二頭筋の付け根部分で剥がれたり裂けたりする症状です。単なる肩の痛みとは異なり、肩関節の深部構造に問題が生じている状態です。

野球の投球やバレーボールのスパイクなど、腕を頭上に振り上げる動作を繰り返すことで発症することが多く、肩の奥の痛みや不安定感、動作時の異音が特徴的な症状として現れます。特にスポーツ選手に多く見られる症状で、日常生活にも大きな影響を与えることがあります。

SLAP損傷をそのままにしておくと肩関節の不安定性が徐々に進行し、関節唇の損傷範囲が拡大していきます。特に注意すべきは、初期の軽い痛みから始まり、やがて日常生活での腕の挙上動作さえ困難になることです。競技復帰が困難になるケースも多く、深刻な問題となります。

最悪の場合、肩関節の慢性的な脱臼や亜脱臼を繰り返すようになり、肩周辺の筋肉や腱にも二次的な損傷が生じます。こうなると手術でも完全な機能回復が困難になることがあり、競技復帰が不可能になるケースも少なくありません。

痛みを我慢して競技を続けられる、自分は大丈夫と思わずに早めに私たちにご相談ください。

SLAP損傷の原因

当院にはこれまで多くのSLAP損傷の方が来院しています。臨床実績から断言できるのは、SLAP損傷の原因は一つではなく、いくつかの原因が複合しているということです。

当院の考えるSLAP損傷の原因としては次のものが挙げられます。

これらの原因で関節唇への負荷が増大し、損傷が発生しやすくなります。また、家族にSLAP損傷の方がいる場合は発症リスクが高まります。完璧主義で練習熱心、痛みを我慢してしまう性格の方も要注意です。

SLAP損傷は他の病気とは違って病院の画像診断だけでは詳細な原因がわかりません。当院ではメタトロンという機械を用いて検査を行いますが、SLAP損傷の方の測定結果には特徴的な傾向があることを発見し、上記の原因が複数存在していることが分かりました。

SLAP損傷を改善するためにはこんがらがった糸をほどいていくように、これらの原因に対してひとつひとつ丁寧に対応していくことが重要になります。

これまで様々なSLAP損傷の治療をして改善しなかったとしても諦める必要はありません。SLAP損傷は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

病院で行う主な治療は以下の通りです。

安静・運動制限

長期間の競技休止により、筋力低下や技術的な感覚の鈍化が生じ、復帰時のパフォーマンス低下や再発リスクが高まる可能性があります。また、競技から離れることによる精神的なストレスも大きく、モチベーションの維持が困難になることがあります。

薬物療法

痛みの一時的な軽減は期待できますが、根本的な原因の解決にはならず、長期使用による胃腸障害などの副作用のリスクがあります。薬ですので当然副作用があり胃・肝臓・腎臓などに負担がかかったり、眠気・ふらつき・頭痛などを引き起こす場合があります。

注射療法

効果の持続期間が限定的で、繰り返し注射が必要になることがあり、感染リスクや軟骨への悪影響の可能性があります。また、注射による一時的な痛みの軽減により、根本的な問題が見過ごされることもあります。

理学療法・リハビリテーション

改善まで数か月を要し、継続的な通院が必要で、指導者の技術レベルにより効果に差が生じることがあります。患者さん自身が主体的に取り組む必要があるため、モチベーションの維持や継続的な通院が必要になります。

手術療法

手術による合併症のリスクがあり、術後の回復期間が長く、完全な機能回復が保証されない場合があります。また、手術後も再発のリスクがあり、競技レベルでの復帰が困難になるケースも少なくありません。

SLAP損傷を改善するために

まずはあなたのSLAP損傷の原因を明らかにします。医療業界では検査9割、施術1割と言われているように、改善できるかは真の原因を見つけられるかどうかにかかっています。

当院は、一般的な病院や治療院では行っていない独自の検査でSLAP損傷の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

当院では国家資格を持つ先生が責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院ではメタトロンやAI姿勢分析ソフトなどの最先端機器で身体の状態を数値化し、視覚的にわかりやすく説明します。また、医療機関と提携し血液検査の実施や栄養状態の解析を行い、生活習慣のアドバイスをしています。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果を感じられなかった方も諦めずに私たちにご相談ください。

SLAP損傷のQ＆A

SLAP損傷は自然に治りますか？

SLAP損傷は自然治癒が期待できない症状です。関節唇は血流が乏しい組織のため、一度損傷すると自然に修復されることは困難で、適切な治療が必要です。

SLAP損傷の人がやってはいけないことは？

オーバーヘッド動作、重い物を持ち上げる動作、肩を無理に動かすストレッチは避けるべきです。また、痛みを我慢してスポーツを続けることは症状悪化の原因となります。

SLAP損傷と他の肩の病気との違いは何ですか？

SLAP損傷は関節唇の特定部位の損傷で、投球時の痛みや異音が特徴的です。肩関節周囲炎（五十肩）は関節包の炎症で、SLAP損傷とは痛みの部位や症状が異なります。

SLAP損傷の手術をしないで治す方法はありますか？

軽度の場合は保存療法で改善可能です。適切な理学療法、投球フォームの改善、体幹機能の向上により、手術を避けて競技復帰できるケースも多くあります。

SLAP損傷になったらスポーツは一生できなくなりますか？

適切な治療を受ければ、多くの場合スポーツ復帰は可能です。ただし、復帰時期や競技レベルは損傷の程度や治療方法により個人差があります。

SLAP損傷の痛みはどのくらいの期間続きますか？

適切な治療を行えば、保存療法で2-3か月、手術療法で6か月程度での改善が期待できます。ただし、治療開始が遅れると回復期間が長くなる傾向があります。

SLAP損傷の診断にはどのような検査が必要ですか？

MRI検査が最も有効で、関節唇の損傷状態を詳細に確認できます。また、特殊な理学検査により症状の特徴を評価し、総合的に診断します。

SLAP損傷は再発しやすい病気ですか？

根本的な原因（投球フォーム、筋力バランス、柔軟性）を改善しないと再発リスクが高くなります。適切な予防策を継続することで再発は防げます。

SLAP損傷で悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けてこのような変化がありました。

SLAP損傷は決して珍しい症状ではなく、スポーツ選手なら誰にでも起こりうるものです。症状に悩んでいるのはあなただけではありません。私自身も小児喘息で苦しんだ経験から、健康の大切さを痛感しています。

当院の施術とSLAP損傷は非常に相性がよく、これまで何年も悩んでいた症状が劇的に改善するケースも見られます。

SLAP損傷は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。あなたが本来のパフォーマンスを取り戻し、充実した競技生活を送れるよう全力を尽くします。