【ぎっくり腰】ゴルフで痛めた腰痛がカイロプラクティックで改善

湘南カイロ茅ヶ崎整体院です。

急性腰痛で来院されたS.T 様＜男性/50代/会社員＞の改善事例をご紹介します。

主訴（来院時の症状）

ゴルフでのプレーをきっかけに、左腰の背骨に近い部分に強い痛みがおきた。体を屈める動きが全くできず、寝ているときも寝返りをすると痛みで目が覚めてしまうほどであった。

来院に至るまでの経緯

趣味であるゴルフの練習をしているときに、腰に違和感がではじめた。その時は、違和感だけだったため、大丈夫だろうと、翌日釣りにでかけた。

テトラポッドの上に立って釣りをしている最中、最初は平気だったが徐々に腰が痛み出てきて、段々と痛みが増してきた。

特に、車の乗り降りや寝返りで、強い痛みを感じるようになり、ここまで症状が強い腰痛は初めてだったため、『このまま歩けなくなるのでは？』と不安がよぎったため、来院を決めた。

検査と所見

来院当初は、歩くだけでも痛みが出ていたため、静的検査のみ行った。

左腸骨（骨盤）が後傾位、腰椎（腰の背骨）の前弯（反り）が強く、筋性防御といって無意識に腰椎周りの、脊柱起立筋や多裂筋に力が入ってしまっている状態だった。

仰向けの状態でも、痛みで膝が伸び切らないほどに股関節周りが硬直して強張っていた。本人も動かすときに痛みが出るのではないかと、怖さを感じていた。

ピークアボディ（姿勢検査）

専用のカメラで姿勢の写真を撮り、機械に搭載されているAIにより姿勢分析を行った。

正面から撮影した写真では、左右バランスの差がほとんどなく、乱れがない状態であった。横から撮った写真を見ると、黄色い中心の線があり、この線の上に耳たぶ・肩関節・股関節（大転子）・膝関節中央・足部シール部分が通っていることが理想的であるが、頭部が前方へと出ており、全体的に前傾姿勢だった。

建物などの構造物が斜めに傾くと、崩れてしまうということは容易にイメージできるが、人間は少し傾いたぐらいでは倒れない。それは、筋肉が倒れないように体を支えているからである。

しかし、この傾いた状態で日常生活の動作を繰り返し行うと、倒れないように耐える機会が多いため、腰や背中に負荷が蓄積していく。そうすると、ゴルフや釣りなどを行うことで、強い痛みを起こしてしまう。

メタトロン

体を構成する細胞から発せられる電気をこめかみから、専用の磁気インダクターを介して周波数を測定して調べることができるのがロシアの医療機器「メタトロン」である。今回の検査結果は、『腰椎椎間板』の周波数に乱れがあった。

施術とエクササイズ

施術

主に行った施術は、硬くなった腰方形筋や多裂筋、脊柱起立筋の筋緊張をとること。また、神経系の活性化を目的に、反って動きがなかった腰椎を反対方向である屈曲へと動きを出した。

椅子からの立ち上がりや座り動作において、腰の筋肉やお尻の筋肉が硬くなっていたため、腰を固めながら不自然な動きをしていた。腰回りの筋肉を緩めていくことで、腰の可動範囲が広がり、徐々に怖さを感じず、動ける状態になった。

エクササイズ

当院では、癖がついた間違った体の使い方を改善するために、必要な方にはエクササイズを行っている。

S.T 様は頭部が前方に傾いて、全体的に前傾姿勢であったため、背筋やお尻の筋肉を上手く使えていなかった。そのため、バンザイをするようなエクササイズや様々な格好で行うスクワットを用いて改善をはかった。

後方へと重心を移動させようとしたときに、意識して後ろに体を傾けようとしても、苦手な方向へと動かそうとするため、余計な力みが入り、スムーズに行うことが出来ないため、主にスクワットで後方への重心移動を促した。

エクササイズでのポイントは、意識をしなくても出来なかった動きが出来るようにエクササイズを組み立てることである。今回のような症状では、動作改善を行うことで、症状改善はもちろん、再発予防にも効果が期待できる。

経過

施術を始めて2週間で、コルセットを外して生活ができるようになり、1ヶ月後には軽く走れるようになった。そのため、ぎっくり腰から約1ヶ月半後に行われた1人1km走るリレー形式のマラソン大会に出ることができた。

痛みのきっかけとなったゴルフに関しては、施術を開始して約2ヶ月が経った頃に出来るようなった。

姿勢の写真においては、初回から3ヶ月経過した頃と比べて、正面の写真ではそこまでの左右差の変化はなかったが、横から撮った写真では、初回は頭部が前方へと傾いていたが、3ヶ月後の写真では黄色い中心線に耳が近づいて、重心が後方へと下がったことがわかる。

今では腰の痛みはなくなり動作改善も行ったおかげか、ゴルフの飛距離が伸びたと腰を痛める前よりもパフォーマンスが上がった。月1〜2回のペースでコースに行きゴルフを楽しんでいる。

また、強い腰痛をきっかけに、『もう二度と同じ痛みを味わいたくない』ということで、メンテナンスで継続して通院中。

以下ご本人のメッセージ

大好きなゴルフで腰を痛めてしまい歩くこともできない状態になってしまいました。整形外科で電気療法などもしましたが一向に良くならずカイロプラクティック？という半信半疑の状態で通わせていただきました。

痛めた経緯や箇所、身体の状態を時間をかけて確認していただき最初の施術にはいりました。もちろん初回から痛みはとれませんが、3回目の施術で痛みが和らぎ5回目くらいから徐々に歩けるようになってきました。

専門的なことは分かりませんが確実に良くなっているという実感をもてるようになり、それ以降も通わせていただき3か月でゴルフクラブを振れるまで回復しました。痛みで気分も落ち込み仕事にも支障がでていましたが今では明るさを取り戻しゴルフにも参加できるようになりました。更に施術で腰の可動域が広がっているのか飛距離も伸びて自分でも驚いています。

いつも熱心に施術をしていただきありがとうございます。この場を借りてお礼申し上げます。引き続き通わせていただきますので今後とも宜しくお願い申し上げます。