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【有痛性外脛骨】足首の捻挫後から続く足の痛み
湘南カイロ茅ヶ崎整体院です。
有痛性外脛骨で来院されたN・M 様<女性/20代/大学生>の改善事例をご紹介します。

主訴(来院時の症状)
剣道の稽古中、右足を踏み込んだ際に、右足内側に強い痛みが走り稽古を中断した。
痛めた直後は右足に体重がかけられなかったが、普通には歩けるようになった。いつも行っている接骨院に行き、施術をしたが痛みが変わらず当院に来られた。
来院に至るまでの経緯
小学6年生の頃に、階段から落ちて右足関節を捻挫した際に、足の内側に痛みが残り、病院を受診したところ外脛骨障害と診断された。
それ以降、家の近くの接骨院で施術を受けて痛みを抑えていた。
高校を卒業して、剣道をする機会が減っていたため足の痛みは出ていなかったが、昇段試験を受けるために練習を再開。
練習中、足を踏み込んだ際に、痛めていた右足に同じような痛みを感じたため、いつもの接骨院に行った。当時担当していた先生ではなく、別の先生が施術をしてくれたが、電気療法のみを行って終了した。痛みが変わらなかったので、インターネットで当院を見つけて、受診に至った。
検査と所見
病院では有痛性外脛骨障害との診断が出ていたため、舟状骨に付着している外脛骨の圧痛を確認したところ、外脛骨自体の圧痛はなく、舟状骨の底面に圧痛が見られた。
母趾(足の親指)が左足に比べて曲がらなかったため、舟状骨の動きを確認したところ、左足に比べて、足裏側に舟状骨が落ち込んでいることがわかった。
足首を伸ばすように動かしながら舟状骨を上方へと指で押し上げたところ、母趾の曲がりが改善したため、舟状骨の歪みが原因であることがわかった。したがって、足部の関節に対するアプローチを選択した。
AI姿勢検査


正面から見ると、重心が右に偏っていることがわかる。わかりにくいが、股関節と手首の間に大きくスペースがあいている。触診でも確認したが、肩の筋肉に力が入りすぎてしまっているため、腕が外に開いたと考えられる。
本来は、立っている姿勢でもリラックスしていることが理想だが、肩に力が入ってしまうと全身が強ばり、筋疲労につながったり、剣道など瞬発的な競技では、思うように力が発揮できないことにもつながる。
横から見た写真だと、黄色い線よりも体全体が前に位置していることがわかる。スポーツをしている人に多く見られ、走ったり、飛んだりする競技は特に、つま先で踏み切るため、前方へ傾いていることが多い。
施術内容と経過
足の痛みに関して、足部を構成する足根骨の一つである舟状骨の足裏側への落ち込みが見られたため、手で上方へと押し上げるようにアプローチをして母趾(親指)が曲がるように改善をはかった。
また、カイロプラクティックでは、腰、骨盤の歪みや硬さが、膝、足首に強く関係すると言われているため、主に、反って固まった腰椎を曲がりやすくするために背骨へのアプローチを行った。それによって、膝、足首の動きが改善し、より母趾が曲がりやすくなった。

前傾姿勢になってしまっている要因は、剣道をしているので、前への移動が多いからである。
つま先にばかりに体重をかけていると、患部である舟状骨への負担が高まることで痛みが出やすくなる。竹刀を後ろに振りかぶれなくなり、力強く打てないということにもつながる。
立ち姿勢では踵に体重を乗せて立つことが理想的で、踵で立つことで、骨に重心がのり筋肉への負荷が最小限になり、後ろにためを作れるので、力強く竹刀を振ることができる。
後方重心への修正を目的としたエクササイズを下写真のように行なった。

大股に足を開いて、スクワットのようにお尻を下に落としながら、両手を股の下から踵へと伸ばしタッチをする。
大股で行う理由は、X脚のため足を広げた方が安定性が増し、お尻を落として重心を下げたときに踵に体重をかけられるため。

片足立ちをした状態で、もう片方の足を後ろへと伸ばす。できるだけ遠くへと足を伸ばすことで、軸足側のお尻の筋肉に刺激が入り、片足立ちでの安定性が得られる。
踵に重心の軸をおくことで、患部である舟状骨への荷重負荷が減り、剣道においても竹刀を強く振り抜くことができるようになり、パフォーマンスアップにつながる。

施術とエクササイズを組み合わせることで改善が早まります!
1~6回目/週3回
日常生活の歩く痛みは軽減
長時間歩くと痛みがでる
7~16回目/週1回
方向転換するときに怖さがある
日常生活では痛みがないことが多い
17~20回目/2週に1回
剣道で思いっきり踏み込んでも痛くない
右足母趾自動屈曲制限がなくなった
21回目~現在/月1回
歩きすぎても痛みがでることはなくなった
違和感もなく完治した感じ

初回は痛みをかばい、痛みがでている右足内側への荷重を避け、右足の外側に体重を乗せている感じだったが、5ヶ月後には黄色い線から右膝の距離が近くなっていることから、内側にも体重がかけられるようになっていた。

横から見た写真では、初回と大きな変化はみられないが、肩に力が入って過度な反り腰によりつま先に重心が傾いていた状態から、5ヶ月後の写真では、背中に丸みが出て、肩の力も抜けているように見える。まだ、重心がつま先にかかっている傾向にはあるが、以前よりリラックスして立てている。
以下ご本人のメッセージ
足の外脛骨障害にて予約させていただきました。幼少期から剣道を習い続けているのですが、右足の内くるぶしを中心に強い痛みを生じることがあり、整形外科にて外脛骨障害と診断。その後痛みが生じる度に接骨院などで治療してきました。
大学生になってからは剣道をする機会も減り、足への負担も少なくなって痛みが生じることもなかったのですが、段審査前に稽古の回数を増やしたところ再発。
接骨院で1ヶ月ほど施術したものの一時痛みが取れるのみで稽古を再開することは出来ず、学生のうちに根本的に改善したいと思い、こちらの整体院を予約しました。
初回で体調面の細かいカウンセリングや姿勢の検査、足の状態も丁寧に検査していただいて、とても安心しました。2週間程度で軽い稽古を再開、1か月後にはほぼ通常の稽古をすることが出来ました。
施術と同時に行うエクササイズもどういった動きをすると足に負担がかかるのか、体をどう使うといいかを教えていただいてとても参考になりました。
足の状態も良くなったのですが、副産物としてストレートネック気味だったのが改善したり(以前は右側が振り向きにくかった)気になっていた反り腰が姿勢の検査の撮影で目に見えて改善していたのが嬉しかったです。
足だけでなく体全体のバランスを見て施術していただけるので、通うたびに変化していることを実感出来ました。本当にありがとうございます。
先生からのコメント
貴重なご感想をありがとうございました!
丁寧に書いていただき、とても励みになります。剣道で、足を思いっきり踏み込めないのはとても辛く、不安が大きかったと思います。
症状の増悪には、稽古の頻度や時間、ブランクなどの要因もありますが、関節や筋肉、体の使い方の問題もとても影響していきます。当院では日常生活でのアドバイスはもちろん、どのようにしたら改善できるかをしっかり検査をして、その結果を元に施術やエクササイズをご提供しているので、効果を実感していただけると思っております。
今回も、早期に剣道への復帰ができたということで、私たちも嬉しく思います。私も学生時代、スポーツをしていて怪我に悩まされてきました。
常に不安を抱えながらプレーしていることが多かったので、一人でも多くの怪我でスポーツを制限されている人のためになればと思いながら毎日施術にあたっています。
全身の施術を行なっているので、可動域制限や姿勢などお困りの症状以外の変化も出ることがあります。これからは良い状態をキープできるように引き続きサポートさせていただきますのでよろしくお願いいたします。
有痛性外脛骨でお悩みなら…
有痛性外脛骨について解説しているこちらのページもお読みください。



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根本改善を目指す当院では、原因特定のために初回の多くの時間を問診と検査に費やしています。
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