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アトピー性皮膚炎のほとんどは遺伝が原因!?

投稿日:2024年2月8日 更新日:

湘南カイロ茅ヶ崎整体院です。
今回は『アトピー性皮膚炎のほとんどは遺伝が原因!?』についてお話ししていきます。

顔や全身の湿疹とかゆみを繰り返すアトピー性皮膚炎でお悩みの方は多くいらっしゃると思います。
そのような方に、改善のきっかけとなる情報をお伝えしていきます。

アトピー性皮膚炎の特徴

慢性的な皮膚症状がでる病気で、主に強いかゆみによって皮膚をかいてしまい、湿疹や皮膚のただれやひび割れが起きるのが特徴です。

特に、顔や首、ひざ裏や肘などの皮膚が密着するような関節部位に多く発生します。
一般の人よりも肌のバリア機能が低下しているため、何度も繰り返してしまいます。

アトピー性皮膚炎の原因

アトピー性皮膚炎の原因は、いまだにわかっていないことが多いため、特定するのは難しいとされています。

しかし、最近では研究が進み遺伝子異常が原因でアトピー性皮膚炎になってしまう割合が多いことがわかってきました。

フィラグリン遺伝子異常

フィラグリンとは皮膚のバリアに関わるタンパクで、父親と母親のどちらか片方の染色体に遺伝子異常が起きると、産まれてくる子どもはフィラグリンがうまく作れないため、バリア機能が弱く乾燥肌になりやすい肌質になってしまいます。

乾燥した状態で生活をしていると、花粉やハウスダスト、大気の汚染物質などから炎症を起こし、アトピー性皮膚炎を発症してしまいます。

アレルギーを起こしやすい遺伝子異常

アレルギーとは、花粉やハウスダスト・カビなどのアレルゲンが皮膚や粘膜・呼吸器に入り込んだ際に起きる異常な免疫反応を指します。

本来アレルゲンをやっつけるためにでてくるIgE抗体ですが、アレルギーの遺伝子異常により必要以上に作られることで、アレルゲンだけでなく体までも攻撃してしまいます。

これによりくしゃみや鼻水、咳、皮膚に起きる湿疹やかぶれ、かゆみなどのアレルギー症状があらわれます。

アトピー性皮膚炎では、上記の理由からバリア機能が低下しているので湿疹やかぶれが発生しやすくなっており、皮膚についている黄色ブドウ球菌の毒素によって炎症が広がってしまいます。

アトピー性皮膚炎の一般的な治療法

アトピー性皮膚炎は、以前に比べて研究が進み原因がわかってきましたが、いまだにわかっていないことばかりです。

そのため、最近では処方される薬の種類も増えて、選択肢の幅が広がっています。

ステロイド外用薬

1950年代から行われていたアトピー性皮膚炎の治療方法は第一次選択からステロイドが入った塗り薬を患部に塗って、強制的に炎症を鎮めていました。

しかし、ステロイドは皮膚のバリア機能を保つ常在菌にまで作用してしまうため、常用しているとバリア機能が低下してしまい、何度も炎症を繰り返してしまいます。

現在のガイドラインでは、皮膚に紅斑以上の炎症が見られる場合に、低容量のステロイドから使用するとされております。

塗り薬の種類も増えているため、症状の程度や部位によって適切なステロイド量の塗り薬が、以前に比べて選択できるようになりました。

経口薬

外用薬では改善しなかった重度のアトピー性皮膚炎に対して、『経口免疫抑制剤』『経口ステロイド』を使用して治療する方法があります。

アトピー性皮膚炎は強いかゆみにより、かきむしりによる皮膚の炎症が起きてしまうため、症状が全身に及び外用薬でも改善しない場合は経口薬が選択されます。免疫力が著しく低下するため、他の感染症のリスクがあります。

経口ステロイドは炎症は落ち着きますが体のダメージが大きいので、その点を踏まえてご使用する必要があります。

デュピクセント治療(生物学的製剤)

アトピー性皮膚炎の痒みは、乾燥によって掻きむしったことが原因で、免疫細胞の働きが活性化してしまい、炎症性サイトカインというかゆみの発生要因であるインターロイキン4とインターロイキン13が増えることで起こります。

デュピクセントはこのインターロイキン4とインターロイキン13だけに対して働きかけて炎症が起きないようにする薬です。

外用薬で改善しなかった重度のアトピー性皮膚炎に対して用いられ、ステロイドのような副作用が少ないがないため安心して使われています。

また、肌のバリア機能に働くフィラグリンの産生が高まる効果があるので、皮膚の細菌感染やウイルス感染が抑えられると言われています。

JAK阻害薬

JAKとは、サイトカインの受容体についている酵素(JAK)のことを指します。この酵素が炎症やかゆみに関する信号を細胞内に流して、皮膚の炎症やかゆみを引き起こします。

このJAK阻害薬を服用することで、炎症やかゆみに関する信号を出さないようにブロックをして症状が出ないようにします。

炎症やかゆみは抑えることができますが、全てのサイトカインに作用してしまうため、免疫機能が低下して感染症のリスクが高まります。

リスクが大きいため、事前に体の状態を検査する必要があります。

湘南カイロが考えるアトピー性皮膚炎の考え方と対策

アトピー性皮膚炎の遺伝的な要素であるバリア機能の低下に関しては、皮膚に問題がない人と同じようにはなりませんが、カイロプラクティックを行うことで、神経機能が高まり、炎症やかゆみが出にくい状態にすることは可能です。

当院の考え

記事の冒頭で、アトピー性皮膚炎の原因の多くは遺伝異常によるものとお伝えしました。

当院では遺伝的な要素がある場合とそうでない場合があると考えます。

たとえ、遺伝的な要素がある場合であっても、『食事・睡眠・運動・保湿』カイロプラクティックによる自律神経系へのアプローチを併せて行うことで限りなく完治に近い状態にすることは可能です。

①食事

肌はたんぱく質が元となって作られています。そのため、肌の材料であるたんぱく質を日々の食事の中心に考えて取り入れる必要があります。

具体的には、1日に体重の1~1.5gのたんぱく質を摂らなければなりません。体重が50kgの方であれば1日に50g〜75gのたんぱく質が必要です。

例えば、カツ丼に入っているたんぱく質量は約30gなので、2食で必要量は摂取できます。しかし、1回の食事で吸収できるたんぱく質の量が約20g〜30gと限られているので、3食に分けて摂取することをおすすめします。

②睡眠

人間は睡眠中に細胞の修復を行います。成長ホルモンの働きにより肌のバリア機能やターンオーバー(新陳代謝)を促します。

成長ホルモンの分泌は22時〜2時がピークとされているので、なるべく22時あたりに入眠できると良いとされております。

③運動

アトピー性皮膚炎は汗に反応して引き起こされることが多いですが、これは、汗をかいたあとに、入浴や保湿をして乾燥を予防をすれば最小限に抑えることができます。

最近の研究では、適度な有酸素運動は炎症性サイトカインの抑制に働き、フィラグリンの産生を促進するという報告も出てきています。

副交感神経が優位に働いて起きているアトピー性皮膚炎では、運動を行うことで交感神経に刺激が入り、自律神経系のバランスがコントロールされて、炎症症状が改善されます。

④保湿

アトピー性皮膚炎は乾燥肌がかゆみを引き起こすため、保湿はとても重要です。

人によって保湿剤の相性が良いものと悪いものが異なりますので、一概にこれを使いましょうというものはありませんが、肌のバリア機能の修復に働く成分である『セラミドEOP』が入っている保湿クリームは良いとされております。

夕方から夜にかけて副交感神経が優位になり肌がかさつき始めるので、こまめに保湿をして乾燥する隙を与えないことを意識しましょう。

プラスα

遺伝的な要素とそうでないアトピー性皮膚炎に共通していることが、『自律神経系の乱れ』です。

特に、副交感神経が優位に働いてしまうと、アトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎、喘息などといった炎症疾患にかかりやすくなります。

花粉やハウスダスト、合成界面活性剤などの刺激を受けても、炎症が起きるかどうかは自律神経の働きが大きく関わってきます。

炎症に関わる副交感神経は、主にリラックスしているときに優位になるため、多くはストレスを受けない環境で生活していると高まります。

ストレスとは精神的にも身体的にも辛いと感じる刺激のことを指します。(身体的には気候や花粉、ハウスダストなどの環境要因も含まれます。)

逆に、毎日強いストレスを感じる生活を送ることで、優位に働いた交感神経を抑えるために副交感神経が優位に働くこともあります。

上記のような自律神経系の乱れにより、炎症症状が発生しやすくなります。
アトピー性皮膚炎に関しては、副交感神経が優位に働く夕方から夜にかけて、皮膚温度が高くなり、水分が蒸発をするので乾燥肌を誘発します。

肌が乾燥することでかゆみが起こり、無意識に掻きむしってしまうので、炎症が広がってしまいます。炎症は火事と同様、冷やしたり薬で抑えてしまえば鎮火します。しかし、体質が変わらなければ、再発を繰り返します。

副交感神経が正常の働くには、カイロプラクティックで硬く動きが悪くなった頚椎(首の関節)に対してにアプローチをすることで改善が期待できます。

首の施術は、『ボキッと』関節を鳴らされないか心配だという声が多いです。当院では、ソフトに素早い刺激で行うので、赤ちゃんからご高齢者の方まで安心して受けていただけます。

自律神経系の施術をしていくと、一時的にかゆみが引くなどの良い変化と、逆にかゆみが増してしまう悪い変化を繰り返します。

この反応の浮き沈みは、アトピー性皮膚炎が改善する過程で起こり得ることなので、諦めずに頑張りましょう。
体質が完全に入れ替わるのにおよそ3〜4年、長くても4〜5年かかると言われています。根本的に改善していくには長期的スパンで取り組む必要があります。

まとめ

アトピー性皮膚炎の多くは遺伝的な問題で引き起こされるとされておりますが、日々の食事、栄養、お肌の保湿ケアを十分に行い、それにプラスして、カイロプラクティックで自律神経系へのアプローチをすることで、炎症症状が起こりにくくすることは可能です。

炎症症状が強い時期は薬物療法が必要なケースもありますが、数年(4〜5年)かけて体質改善を行なっていけば、完治に近い状態にまで改善が期待できます。

アトピー性皮膚炎でお悩みの方がいましたら、我々がお力になれるかもしれません。その際は、遠慮なくご相談ください。

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根本改善していくための当院の施術法

検査結果を元に最短で改善するための施術を組み合わせて提供します。

湘南カイロ独自の施術法『ファインフォースナチュロパシー(FFN)』

スキャンメソッドで見つけた問題を1つずつ丁寧に正常な状態に戻していく当院独自の施術法で、ボキボキと背骨を動かしたりグリグリと筋肉を揉みほぐすような強い刺激では調整できない繊細な調整法です。

カイロプラクティック

バランスの悪くなった姿勢を解決します。

人間の中枢は脳ですが、脳からでた神経は背骨の中を通り背骨の間から1本ずつ枝分かれして、筋肉や内臓に繋がっています。 背骨や骨盤の関節が正常に動いていると脳からの命令を神経が各部位に伝えられるので健康な状態を保つことが出来ます。

メタセラピー

「メタスキャン」の測定結果を基に、働きすぎているまたは働きの悪い組織を正常な働きに戻します。 メタトロンはもとは医師が同行出来ない宇宙飛行士のヘルスケアを行うために開発されました。

医師からの推薦状

野口基礎医療クリニック・院長の野口勇人先生より推薦文をいただいております。

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湘南カイロ茅ヶ崎整体院の院長、高木聖司先生の施術を実際に体験し、意思疎通を図れば図るほど、この一言が私の脳裏をよぎる。 なぜなら、高木聖司先生の施術や助言は、ただ症状を軽減するのではなく、症状の源をできる限り科学的な手法で分析し、その源を自分で処理できるような知識と状態をもたらしてくれるからである。

整体院というと、とにかく症状を楽にしてくれるところであって、その症状を自分で処理できるようになるところだなんて決して思わないかもしれないし、治療を施す側も、とにかく症状を楽にしてあげればそれで良いと思っている場合が多いのかもしれない。 だがしかし、高木聖司先生は明らかにそうではない。 先生は、自分の状態が「どの段階にあるか?」を知ることで、自分で自身のことを段階的に助けることができる術について、先生の主観ではなく、客観的な検査と施術を通して示してくださった。 それは「先生に言われたからやる」といったような、治療を施す側に依存する示し方ではなく、「自分で決めてやる」ことができるようになるためのセルフ・ケアに関する知識である。つまり、自分の状態に対して「受け身的な立場から主体的な立場へ」と導いてくださるのだ。 そのために、自分の状態を「見える化」できるメタトロンと呼ばれる波動測定器を用いたり、血液データの解析を提携医療機関へ依頼していたりする高木聖司先生の熱意には脱帽である。

私は、血液データを栄養や免疫の視点から解析することで「セルフ・ケアできる人と環境を取り戻す」活動に従事している医師ゆえ、高木聖司先生は正しく私の理念の体現者だろう。 場当たり的な施術ではなく、自分で自身を助けることができるようになるのを科学的な手法で助けているスペシャリスト「湘南カイロ茅ヶ崎整体院」の院長、高木聖司先生に敬意を表し、心を込めて推薦する。

 

当院が選ばれる理由

昭和62年開業、湘南カイログループで連携を取り臨床実績が豊富

湘南カイロ創業者の父が茅ヶ崎市で昭和62年に開業してから、現在は私が茅ヶ崎整体院・弟2人がそれぞれ鎌倉整体院・平塚整体院の院長を務め、4院展開しています。各院の症例を共有しているので、圧倒的な症例実績を誇っています。

施術スタッフは全員医療系国家資格を取得

スタッフは全員、柔道整復師・はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師・理学療法士・看護師など医療系国家資格を取得しています。 整体やカイロプラクティックは日本では国家資格ではないので、一定水準がなく医学知識や技術はまちまちですが、当院の施術家は国家試験を合格しているので安心です。

6つの医学を融合した、包括的な検査・施術

現在の病気や症状の原因の多くは複合的なため、1つの治療や検査で対応するのは難しくなってきています。 当院は医師と連携を取りながら、また多角的に検査・治療をするため、一般的な治療院では対応できない症状にも対応でき、全国から患者さんが来院してます。

本の出版や多数メディアに掲載

湘南カイロの独自の施術法・検査法・セルフケアは大手出版社にも注目され、本の出版や健康雑誌などで取り上げられています。 遠方で湘南カイロに通院できない方からも問い合わせがあり、セルフケアを実践したところ症状が改善したなど、嬉しい感想を頂いています。

プライバシーを守るため施術室は個室

当院の施術室は接骨院やマッサージチェーン店のようにベッドが並べられているのではなく、壁で仕切られた個室になっているのでプライバシーが守られます。 カウンセリングルームもあるので、納得いくまで質問をしたり説明を受けることができます。

院長からのメッセージ

症状を改善させるのに大事なことは原因を特定することです。なので私は一番重要なのは検査の質だと考えており、検査力にはプライドを持っています。

当院の施術料は決して安いとは言えませんが、血液検査やメタトロンなど病院でも用いられている検査法とカイロプラクティックや湘南カイロ独自の検査法を融合させることによって病院の検査だけでは見落としてしまう原因を究明することができます

私たちは質の高い検査、湘南カイロ40年の臨床実績のある技術、国家資格を取得し一定水準の医学知識を身につけた施術スタッフがあなたを改善に導きます。

茅ヶ崎駅前に開業して18年、本気で改善したいとお考えでしたら多くの患者さんに支持されてきた当院に是非一度ご相談ください。

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